気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン2005(71~75)

2005-09-23 23:29:12 | 題詠マラソン2005
071:次元
水中と陸上 次元が違ふから人は意識を変へねばならぬ

072:インク
何もかも揃はぬと怒るパソコンがインクを買ひに行けと夜更けに

073:額
両の眼を飾る額縁つなぐため鼻梁を渡る飴色の橋

074:麻酔
麻酔より還るあなたを待つ夕べゆりの花びんをもとにもどそう

075;続
「継続は力」と信ずる夫の頭をななめうへから見てはならない

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75番の歌の三句目は「つまのづ」と読んで欲しいのだが「おっとのあたま」と読む人が多いだろう。
短歌特有の言葉使いは、わかりにくい。それなのに、こういう言葉を選んだとき「この世界に慣れてきたのね」という自己満足があったのかもしれない。
ところで、育毛促進剤は効くのか効かないのか?おそろしくて言えない。



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