気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

題詠マラソン(46~50)

2005-08-26 22:18:32 | 題詠マラソン2005
046:泥
泥のごと眠るふりしてその背中さらす男の膏薬はがす

047:大和
絶え間なく口にのぼせよ大和うた相聞は金諧謔は銀

048:袖
父さんの鞄に袖珍コンサイス英和辞典と仁丹ケース

049:ワイン
ワイングラス樫の戸棚に伏せられて三年前の空気を抱く

050:変
変な人あまた集ひて走りたる題詠マラソンいま折りかへす

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藤原龍一郎氏の日記を読むと「基本はたくさん読んで、たくさん作る」とおっしゃっている。これを実践したいが、短歌雑誌は読んでも読んでも終らない。
息抜きに、光文社新書『人生相談「ニッポン人の悩み」幸せはどこにある?』(池田知加)を読む。
今月は平泳ぎをかなりがんばったので、達成感あり。

出来ないと言へば出来ない平泳ぎプールの底に陽炎が見ゆ
(近藤かすみ)


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