気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

水仙

2006-09-01 22:00:28 | つれづれ
水仙をたばねてかざるひとところかぎりなく死に近き香りす

鬼ヤンマゆらりと影を地におとしむかしの夏へかえりゆきたり

(朝生風子 短歌人9月号)

想い出のひとつひとつに櫂があり駆け抜けてゆく夏の少年

次の葉を摑みそこねている風の飛沫に君の足音濡れる

(江國凛 短歌人9月号)

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短歌人9月号会員2欄から、心に残った歌。
作者にはお会いしたことがないが、それぞれ名前に魅力がある。


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-09-02 12:13:13
こんにちは、近藤さん。



少し涼しくなってきましたね。まだまだ夏の歌を読みたいものですが。 



ところで、短歌の先輩である近藤さんに相談があります。



短歌を作り初めて、もうすぐ半年。

作歌にも自信が出てきて、歌誌や新聞に投稿することも増えました。

インターネットで偶然このブログを見つけて、近藤さんや春畑さんが結社の話をしているのを、楽しく読んでていました。



近藤さんのブログを読んでいるうちに、僕も短歌結社に入会したくなってきたのですが、いまひとつ、そこまで自信が持てません。



できれば一度、近藤さんに僕の作品を読んでもらえませんか?

自分の実力を確かめたいので。
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Unknown (かすみ)
2006-09-02 14:49:22
どなたか存知ませんが・・・

短歌結社は、いろいろあって、短歌総合誌に広告が載っています。ネット上にもHPが公開されているので、ご覧になったらいかがでしょう。見本誌を取り寄せることが出来ます。私は小池光さんから、見本誌を送ってもらったことがきっかけで短歌人会に入りました。また、ネット上で短歌を見てもらえるところとしては、奥村晃作短歌ワールドのボランティア短歌塾や、新アララギの作品投稿欄があります。短歌研究のうたう☆クラブもあります。
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