気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

カレンダー

2008-02-01 01:03:15 | きょうの一首
こよひ剥ぐカレンダーより本分を完うしたるよき音の出づ
(竹山広 空の空)

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一月は行ってしまい、二月になった。
とうげ歌会第31回が終了。今回のお題は、暦だった。

きょうの一首は、竹山広の歌集を読んでいて見つけた歌。本分をまっとうしたカレンダーはめくるとき、よい音が出るというのは、根拠がないものの説得力がある。
そして役目を終えたカレンダーは、切られて裏の白紙は有効利用される…かな?

うるう年の余りひと日は金曜日春をさがして散歩に行かう
(近藤かすみ)