BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

パリ~ルーベのレジェンド

2012-04-26 03:21:00 | 自転車
この動画はスーパー長いので、暇なときか、何かしながら見るのが吉かと。しかしいつの間にyou tubeに50分もの長さのアップロードが可能になったのですか? 全然知りませんでした(汗)。

コッピ、バルタリ、メルクス、モゼール、ムセウ、ボベ、デュクロラサール……。すべて白黒ですが、結構近代のレース、選手も写っています。






このパリ~ルーベは「クラシックの女王「」北の地獄」という異名を持ち、ツールや世界選手権などに引けを取らないロードレース中のロードレースです。

現在とは機材も人もウェアもポジションもケイデンスも、そして石畳の距離もすべて異なりますが、石畳の振動、アシストがパンクしたエースにホイールを差し出す光景、老若男女が惜しげもなく送る拍手などはいささかも変わりません。やはり本場のレースフリークは本物のレースを知っているのです。

私も一度フランスの石畳を走ったことがありますが、あれは普通の人間が走れるところではありません。パワーを持ったライダーが、石畳の頂点を飛んでいくような速度を出せなければとうてい走りきることはできません。

優勝者には石が贈られます。それはパベから採取した石を加工したトロフィーです。これを夢見た人がどれほどいることか……。

ロードレースの本質がここにあると言っても過言ではないでしょう。

是非見に行きたいですなあ……。


ヌークプルーフ・スロープスタイルバイク、ルーク

2012-04-25 04:26:00 | 自転車
スロープスタイルといいつつも、バースピンなどをするアクション&トリックライドに重点を置いていそうです。

ヌークプルーフ・ルーク

最大の注目点は、油圧式ディスクブレーキに対応したジャイロシステムです。








http://www.mtb-forum.it/sea-otter-classic-2012-nukeproof-rook/

確か去年、トレックのブランドンも似たようなバイクを駆っていました。前後油圧ブレーキでジャイロを装備。ボトルゲージ付近にバーエンドシフターを備えていました。

このルークは各部にプロトタイプのような荒々しさはまったくなく、カラーコーディネートもばっちりでこのまま販売できそうな完成度です。

しかし、新生ヌークプルーフは良いですなあ。完成度が非常に高いです。それにどこかで見た感じのバイクではなく、なにかしたオリジナルのエッセンスと注入しているところが好印象です。そのわりにはお手頃という、ライダーの味方のようなメーカーです。

是非引き続き、がんばって欲しいですねえ。


ローター・3DFクランク登場

2012-04-25 04:09:00 | 自転車
今では少なくなった、サードパーティ製高級アルミクランクです。



http://www.veloderoute.com/information/5213/nouveaute-rotor-3df



ローターのクランクは鍛造アルミに縦方向から3本の穴を開けることで軽量化に成功しています(重量532グラム、シャフト付きですからねー、軽いですね)。縦方向であるが故に、金属の鍛流線を切断することなく切削できるので、非常に高い剛性を持ちます。シマノ以外一体成形で中空のアルミクランクを作ることはできていませんが、このクランクはそれに対抗できる数少ないモデルです。

基本的にほとんどのオーバーサイズBB規格に対応できるようです。

●BB30
●プレスフィット30
●BB86
●BBライト
●BB386EVO
●BSA
●イタリアン

……ん? ノーマルシャフト径(24ミリ)にも対応となっています。MTBでE13でしたか? カップを薄くすることでノーマルBBにも30ミリシャフトを通していましたから、その方法でしょうか?

長さは170、172.5、175ミリ。PCDは130と110ミリです。

個性を演出するのに、有力候補なクランクです。



トレック、カーボンリサイクルの初年の成果

2012-04-25 03:31:00 | 自転車

http://www.mtb-forum.it/il-programma-di-riciclaggio-di-trek-risparmia-alle-discariche-32-000-kg-di-carbonio/

トレックとスペシャライズドが始めたカーボンのリサイクル。

自転車にとってカーボンはもはや必須素材。しかし他の素材、スチール、アルミ、チタンなどに比べ、リサイクルという点では完全に後塵を拝していました。というかカーボンは繊維と樹脂を分けるのが非常に困難で、一部の熱可塑樹脂のcfrp以外は埋め立てるしかなかったのです。しかもカーボンやエポキシ樹脂は超安定素材であり、微生物などがほとんど分解することは不可能です。アメリカで竹の素材が流行っているのも道楽もありますが、エコロジーの面からということもあるのだそうです。

しかし昨年、アメリカの大手二社が相次いでリサイクルを宣言しました。ちょっと調べると、どうやら特殊なアルコールを使用して分離するのだとか。樹脂は溶かしてまた使えますし、カーボンファイバーはショートカーボン、またはカーボンチップとしてまた使用できるようになります。

そのカーボンのリサイクル事業が初年度に処理できたカーボンは、なんと32000キロ! 32トンものカーボンがリサイクルされたそうです。リプレースメントプログラムで交換した物だけでなく、不良生産品やもろもろが含まれた数字だそうですが、これまたすごい。ため込んでいたのもあったのかもしれません。

私は別にエコのために自転車に乗っているのではありません。しかし、自転車が環境に害を及ぼすこと著しくなれば存在を許されなくなっていくでしょう。こういうプログラムは是非業界全体で取り組んでほしいものです。

トレックは大手の義務を果たしていますね。まだ改良の余地はあるかもしれませんが、先陣を切って動き出したその姿勢に賞賛を送りたいと思います。