これまで英国に関する本をいくつか読んできたので、もう少し視点を広げ、『欧州連合 統治の論理とゆくえ』(庄司 克弘、岩波新書、2007)を読んでみました。本書は、欧州連合の仕組み、特徴、課題等について、網羅的に解説してくれています。
やや初学者にとっては難しいところもありますが、構成がしっかりしているので、ついていくことができました。制度や政治的な仕組みを中心に書かれているのですが、具体的な事例が入っているので、無味乾燥な解説に終わっていません。
欧州連合の概要を知るのに、良い本です。
(★★★★☆)
(目次)
第1部 EUの実像―超国家的統治体の仕組み(EUを知るために―統治機構としてのEU
拡大するEU
変貌するEU―欧州憲法条約からの転換)
第2部 EUを動かす論理―国家主権を超えて(域内市場の論理
自由移動と各国文化
EU市民権の論理
単一通貨の論理―ユーロの仕組み)
第3部 EUの挑戦―国際的共生と対立(国際ルールの形成・発展とEU―法の支配・人権と環境
EUの安全保障戦略
EUは東アジアのモデルとなるか)
やや初学者にとっては難しいところもありますが、構成がしっかりしているので、ついていくことができました。制度や政治的な仕組みを中心に書かれているのですが、具体的な事例が入っているので、無味乾燥な解説に終わっていません。
欧州連合の概要を知るのに、良い本です。
(★★★★☆)
(目次)
第1部 EUの実像―超国家的統治体の仕組み(EUを知るために―統治機構としてのEU
拡大するEU
変貌するEU―欧州憲法条約からの転換)
第2部 EUを動かす論理―国家主権を超えて(域内市場の論理
自由移動と各国文化
EU市民権の論理
単一通貨の論理―ユーロの仕組み)
第3部 EUの挑戦―国際的共生と対立(国際ルールの形成・発展とEU―法の支配・人権と環境
EUの安全保障戦略
EUは東アジアのモデルとなるか)