その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

「麒麟がくる」の岐阜へGo to トラベル(その3)~高橋尚子ロードを走る~

2020-10-30 07:30:08 | 旅行 日本

前夜に元同僚と痛飲した翌朝、法事迄は多少時間があるので、酔い覚ましに市内をランニング。お目当ては、長良川沿いのランニングコース。岐阜出身のオリンピック金メダルランナー高橋尚子さん(Qちゃん)が高校時代にここで練習していたということで、高橋尚子ロードとしてランナーの聖地となっている。

ホテルから長良川までの途中、古い町並みが残る川原町を通り抜け(まだ7:00前なので、店は閉じたまま)、長良橋へ出る。長良川は日本三大急流に数えられるが、むしろ雄大な印象だ。


<川原町の街並み>


<家の軒先には長良川の鵜飼いをデザインした提灯がかかっている>

スタートポイントとなる長良川公園には高橋選手のシューズと足型のモニュメントがある。初秋の朝の空気を吸いながらの川沿いのランニングは実に気持ちが良い。多くのランナーが走っている。朝日に照らされる金華山、稲葉山城も美しい。旅先ならではの、ジョギングを暫し楽しんだ。


〈高橋尚子さんのモニュメント>


<金華山とその頂上に小さく稲葉山城>


<コースは幅広で走りやすい>


<長良橋から下流に2.5キロ下った忠節橋から見る金華山>

ランナーの方は、岐阜にお立ち寄りの際は、是非、長良川沿いを走ってみてはいかがだろうか。

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演劇 シェイクスピア「リチャード二世」(演出:鵜山仁)@新国立劇場 中劇場

2020-10-26 08:00:23 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)

8か月ぶりの演劇は、シェイクスピアの『リチャード二世』。シェイクスピアの喜劇、悲劇はそこそこ観ているのですが、歴史劇は初めて。事前に小田嶋訳で読んでおきましたが、長台詞が続くリチャード二世を岡本健一さんがどう演じるのかとっても楽しみでした。

公演は役者さんたちの熱量がほとばしる素晴らしいもので、上演時間3時間15分を全く感じないものでした。岡本さんが演じるリチャード二世は、王というより人間的で、驕り、迷い、悩み、諦め、悲しみ、あらゆる感情を自然に表出させており、自分とは全く違う人物ながら感情移入してしまいます。脇役陣も重厚な演技で、舞台がとっても安定していました。

舞台演出も派手過ぎず、簡素過ぎずで、物語の世界を忠実かつ美しく表現してあり、役者や台本の素晴らしさを最大限活かすものだと思いました。

支配者の栄枯盛衰、権力から落ちた人間の無力さや孤独を余すことなく伝えるシェイクスピアの原作も流石です。

硬派の歴史劇にも関わらず、観客の8割ぐらいが女性だったように見えたのは、岡本さん、浦井さんお目当てなのですかね?いずれにせよ、満足感一杯で劇場を後にしました。

こんなのを見てしまうと、他の歴史劇も見たくなってしまいますね。ただ残念ながら、本作品は、新国立劇場で足かけ12年かけて上演されたシェイクスピアの最終上演とのこと。過去作品の「ヘンリー六世」と「リチャード三世」を映像上映してくれるようですが、ちょっとスケジュール的に無理そうで残念です。気長に他の上演を待つことにしたいと思います。

2020/2021シーズン
演劇『リチャード二世』
Richard II
中劇場

予定上演時間:3時間15分(1幕:90分 休憩:20分 2幕:85分)

スタッフ
作 ウィリアム・シェイクスピア
翻訳 小田島雄志
演出 鵜山 仁

キャスト
岡本健一 浦井健治 中嶋朋子 立川三貴 横田栄司 勝部演之 
吉村 直 木下浩之 田代隆秀 一柳みる 大滝 寛 浅野雅博 
那須佐代子 小長谷勝彦 下総源太朗 原 嘉孝 櫻井章喜 石橋徹郎 清原達之 
鍛治直人 川辺邦弘 ⻲田佳明 松角洋平 内藤裕志 椎名一浩 宮崎隼人

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「麒麟がくる」の岐阜へGo to トラベル(その2)~寺社仏閣巡り~

2020-10-23 07:30:00 | 旅行 日本

岐阜は城下町だけあって、歩いているとやたらお寺や神社が目に入る。天空の城、稲葉山城から俗界に降りてきて、市街地に向かってブラ歩きをしている中、次々と素晴らしい寺社に遭遇した。

【正法寺 大仏殿】
 稲葉山のふもとにあったのと、手元のネット観光案内でも紹介されていたので、立ち寄ったのだが、これがなかなかのものだった。



江戸時代の天保3年に完成したという大仏は、奈良、鎌倉に次ぐ日本三大大仏ということなのだが、その真偽はともかく、寺に入ると像高13.63mの威容に打たれる。大イチョウを真柱として、骨格は木材で組み、外部を竹材にて編み、紙(お経)などを張り、その上に漆を施し、金箔をおいたものであるという。なので籠大仏とも言われるらしいが、乾漆仏としては日本一の大きさとのこと。表情はとても優しい。この微笑に接すると、包まれているような安心感がある。

 


〈正面とはまた違った表情に見える〉

【妙照寺】
 正法寺から100メートル程のところにある古寺。岐阜の観光協会のHPによると、「旧竹中半兵衛屋敷跡であったと伝えられており、松尾芭蕉と縁があり、貞享五年(1688)六月に来訪し、約一ヶ月滞在した」とある。
どこにでもありそうな、これと云った特徴があるわけではない小さな寺なのだが、その佇まいに不思議な落ち着きがある。松尾芭蕉の句碑もたっている。

【岐阜 善光寺】
妙照寺から1キロ弱程、歩いたところで見つけた。武田信玄が信州の善光寺から善光寺如来様を甲斐の国に持ち出したのを、信長が今度は岐阜にお迎えしたのが起こりらしい。本堂内には県の重要文化財指定されている釈迦如来座像があるらしいが、中には入れず。残念。

【伊奈波神社】
 善光寺の奥に、伊奈波神社という神社があった。山を背にして、敷地はかなり広い。入口には美濃国の三ノ宮との表記がある。

 中に入っていくと、敷地内に漂う不思議な「気」を感じる。寺で感じた、落ち着きとか、安らぎとかとは、むしろ正反対の感覚だ。何か、全身にエネルギーが満ち溢れていくようである。拝殿まで上がって、合掌すると、奥の本殿から冷ややかだが気持ちの良い風が吹いてきて、頬をかすめ過ぎていく。私のような、全く「気」とか「霊」とかは縁が無いタイプの人間でも、何かピシピシと電流のようなものをその風から感じるのである。

実に不思議な感覚だった。夕刻に近づいている神社境内は人は数えるほどだが、それでも熱心に何かを祈っている人もいる。確かに、何かがある神社である。ここは、強くお勧めしたい。


〈逆光で写ってないが、岐阜の市街を見下ろせる〉

【金神社】
秋は陽があっという間に落ちる。市街に戻って来た時には既に真っ暗。ホテルにチェックインする前に、ホテル近くの金神社(こがねじんじゃ)に立ち寄る。名前は超ストレートだが、神社の色も品が無いのではと思うほどに朱色。ただ、ライトアップされた神社は実に美しいものだった。

今日訪れたのは、岐阜市内の寺社の中でもほんの一握り。寺社だけで丸1日は優に過ごせる。

2020年10月2日

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N響10月公演、鈴木雅明指揮/モーツァルト交響曲第39番他

2020-10-19 07:23:29 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)

 10月のN響演奏会に足を運んだ。2月以来のNHKホールである。毎月、NHKホールに向かう途中で、代々木公園の木々を見て季節を感じている私には、春・夏をすっ飛ばしていきなり秋を迎えたような気にさせられる。

 

 10月は3つのプログラムが鈴木雅明氏の指揮で用意された。BCJで世界的な名声を確立している鈴木氏による3つの演奏会なんて、コロナ禍ならではの瓢箪から駒と言うか、不幸中の幸いである。

 

 この日のプログラムは、ハイドン交響曲101番、モーツァルトの交響曲第39番といずれも、代表的古典派の作曲家の後期の交響曲で、プログラムもなかなか通常期には味わえない。

 

 バッハの大家である雅明氏なので、バッハとの連続性を意識させるような演奏になるのかと思っていたのだけど、全くの反対でその後のベートーヴェン等に続いていく交響曲のあけぼのを感じるスケール感のある演奏だった。彫が深く、切れが良いN響のアンサンブルは実に小気味よい。感染防止の観点から座席も両隣を開けての配席なので、人が少なくホールの響きもNHKホールとは思えないほどよく響く。満席のNHKホールが懐かしむ気持ちはあるが、こういうゆったりした空間で、余裕をもって古典派の音楽を味わうというのも、とっても贅沢だ。

 

 2曲で1時間余りの演奏会だが、終わった際はとても充実感を感じるものだった。来週のシューベルトのプログラムも楽しみである。

 

NHK交響楽団 10⽉公演

20201018日(日)3:00pm

NHKホール

 

指揮:鈴木雅明
 

ハイドン/交響曲 第101番 ニ長調 Hob. I-101「時計」

モーツァルト/交響曲 第39番 変ホ長調 K. 543

 

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「麒麟がくる」の岐阜へGo to Travel(1)~稲葉山(岐阜)城~

2020-10-17 07:30:00 | 旅行 日本

親戚の法事で岐阜に行く用事が出来たので、ここぞとばかりに前泊して今年の大河ドラマの舞台・岐阜を観光した。

岐阜駅に到着すると、駅ロータリーにはマスク着用の黄金の織田信長像が立っていて笑った。ホテルに荷物を置き、商店街で見つけた天丼屋さんで道三丼で腹ごしらえ。観光客目当てと思われるが、嬉しいネーミングである。所狭しとばかり具が盛られた天丼はとっても美味。幸先、良し。エネルギーを十分充填して、稲葉山(岐阜)城へ。


〈マスク着用の黄金の織田信長像〉


<道三丼 穴子の大きさが半端ない @柳ケ瀬天ぷらクラブ> 

街を睨むように金華山にそびえ立つ城。通りから見上げると、この町のシンボルであることが良く分かる。ふもとにある岐阜市歴史博物館では、大河ドラマにちなんで、ドラマにフォーカスした〈大河ドラマ館〉と関連した戦国時代の史料を展示する〈NHK大河ドラマ特別展「麒麟がくる」〉が開催中。大河ドラマ館は数年前に信州上田で見た「真田丸」のドラマ館と比較するとややスケールが小さかったが、特別展の方は、細川家に伝わる戦国武将たちの直筆の手紙の展示など、非常に興味深いものだった。


〈金華山の頂上にそびえるお城〉


〈2階が〈大河ドラマ館〉で1階が〈NHK大河ドラマ特別展「麒麟がくる」〉展。金曜日ということもあってか、観光客はほとんどいなかった〉

山頂の城へは徒歩で上る方法もあるけど、軟弱な私はロープウエイで山頂へ。ロープウエイの頂上駅から城までは大した距離ではないのだが、上り路で思いのほかしんどい。近くで見る稲葉山城は思いのほか小ぶりだった。石垣等はそれらしきものが残っているものの、城はコンクリート製の模造もの。だいたい、本当にここにこんな天守のある城が建ってたのかも怪しい。この敷地面積では入れる兵士の数も限られるだろうし、戦闘能力も大してあるようには思えない。更に、城内は博物館のように展示物が掲示されていて、国宝の彦根城とかに比べると、リアリティには欠けるもので、ややがっかり。

ただ、天守に登った際の風景の爽快感は、そうした小さな違和感を一掃するものだった。東南は名古屋駅、北は飛騨、信州の山々、山のふもとには長良川。こんな爽快な風景はなかなか味わえない。訪れる人もさほど多くなかったので、じっくりと絶景を満喫した。この風景を体験するだけでも、来る価値ある。

再びロープウエイで下る。ふもとの公園に銅像が立っていたので、誰かと思ったら自由民権運動の父、板垣退助だった。ここが板垣が暴漢に襲われた遭難の地だそうである。


〈ロープウェイからの景観も迫力ある〉


〈板垣退助の像〉

夜は、大垣に住む元同僚と落合い、一献。ホテルで貰ったGo to Travelの地元利用としてのクーポン券は、残念ながらお店の準備整っていないとのことで使えずじまいだったが、久しぶりの再会を祝った。

本当に久しぶりの観光らしい観光ができて、うれしさ一杯のひとときだった。

2020年10月2日

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新国立劇場オペラ/指揮・飯森範親/ブリテン「夏の夜の夢」

2020-10-12 07:30:00 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)

2月の「セビリアの理髪師」以来のオペラ鑑賞。

このコロナ禍の中、予定されていた外国人出演者ら抜きで、日本人メンバーでチームを再編して公演を実現させた関係者の皆様の努力に敬意を表し、感謝したい。公演はその努力が滲み出た素晴らしいものだった。

「夏の夜の夢」はシェイクスピア喜劇の中でも大好きな作品だ。森の中の不思議な世界観に引かれるし、妖精たち、職人たち、貴族たちと言ったそれぞれのグループのやり取りが楽しい。オペラ公演は以前、イングリッシュ・ナショナル・オペラで1度だけ見ているが、舞台を深夜の学校に読み替えたかなり奇抜な演出に肝を抜かれ、舞台の印象が強く、音楽はあまり印象に残ってない。

本公演はその残像を完全に上書きしてくれた。歌手、合唱、オケがバランスよくまとまった公演で安心して舞台に投入できた。中でも、東京FM少年合唱団の合唱が素晴らしく、耳に優しく聴き入ってしまう。歌手陣には歌唱だけでなく、演技力がかなり求められる作品だと思うのだが、パックの河野鉄平さんの溌溂とした演技を初めとして、芝居としても楽しめるものだった。

特に、第3幕が圧巻。冒頭の2組のカップルの重唱、職人たちの劇中劇、そして妖精たちのクロージング、夢の世界をたっぷりと楽しませてもらった。

舞台はとっても美しいものではあったが、野外と屋敷の部屋を組み合わせたような設定は、私が持つ原作の「森」のイメージと異なった。プログラムを買ってないので、演出の意図するところは分からずじまいに終わった。

コロナ禍での鑑賞マナーで、ブラボーは禁止だが、終演後の劇場は聴衆からの大きな拍手に包まれた。やっぱり、観劇はいい。

2020/2021シーズン
オペラ『夏の夜の夢』/ベンジャミン・ブリテン
A Midsummer Night's Dream / Benjamin BRITTEN
全3幕〈英語上演/日本語及び英語字幕付〉
ニューノーマル時代の新演出版
New Production in the time of "A New Normal"

オペラパレス

指揮:飯森範親
演出・ムーヴメント:レア・ハウスマン(デイヴィッド・マクヴィカーの演出に基づく)
美術・衣裳:レイ・スミス
美術・衣裳補:ウィリアム・フリッカー
照明:ベン・ピッカースギル(ポール・コンスタブルによるオリジナルデザインに基づく)
舞台監督:髙橋尚史

オーベロン:藤木大地
タイターニア:平井香織
パック:河野鉄平
シーシアス:大塚博章
ヒポリタ:小林由佳
ライサンダー:村上公太
ディミートリアス:近藤 圭
ハーミア:但馬由香
ヘレナ:大隅智佳子
ボトム:高橋正尚
クインス:妻屋秀和
フルート:岸浪愛学
スナッグ:志村文彦
スナウト:青地英幸
スターヴリング:吉川健一

児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

New Production in the time of "A New Normal"
Music by Benjamin BRITTEN
Opera in 3 Acts
Sung in English with English and Japanese surtitles

Original Production of La Monnaie – De Munt in Brussels

OPERA PALACE

CREATIVE TEAM
Conductor: IIMORI Norichika
Stage Director and Movement: Leah HAUSMAN
Based on on the production of David McVICAR
Set and Costume Design: Rae SMITH
Associate Set and Costume Design: William FRICKER
Lighting Design: Ben PICKERSGILL
Based on the original designs of Paule CONSTABLE
Stage Manager: TAKAHASHI Naohito

CAST
Oberon: FUJIKI Daichi
Tytania: HIRAI Kaori
Puck: KONO Teppei
Theseus: OTSUSKA Hiroaki
Hyppolita: KOBAYASHI Yuka
Lysander: MURAKAMI Kota
Demetrius: KONDO Kei
Hermia: TAJIMA Yuka
Helena: OHSUMI Chikako
Bottom: TAKAHASHI Masanao
Quince: TSUMAYA Hidekazu
Flute: KISHINAMI Aigaku
Snug: SHIMURA Fumihiko
Snout: AOCHI Hideyuki
Starveling: YOSHIKAWA Kenichi

Children's Chorus: TOKYO FM Boys Chor
Orchestra: Tokyo Philharmonic Orchestra

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10ヶ月ぶりの出張! @大阪

2020-10-09 07:30:43 | 日記 (2012.8~)

 昨年12月の以来10ヶ月ぶりの出張で、大阪入りしました。新幹線はbeforeコロナほどでないですが、それでも5割以上の席は埋まっていて、ビジネス客も多くいました。皆さん、感染防止に十分気を付けつつも、少しずつ以前の状況に戻りつつあるようです。

 夜遅めに到着だったので、大阪で食い倒れというわけにはいかず、夜食をホテル近くを徘徊して見つけた居酒屋うどん屋さんで一杯。東京にはない、かすうどんというあまり東京では見ない種類のうどんでしたが、いわゆる関西風のうどん汁にホルモンのかすがマッチしてとっても美味でした。

 ホテルも通常料金よりぐっとお安くなってました。国内出張では、ホテルの窓から隣のビルの壁こそ見えても、風景が楽しめるようなとこには泊まった記憶はありませんが、会社の規定内の費用で数段グレードアップ。

 普段の職場(最近は自宅がメイン)から離れて、現場に出かけて、現地現物を見るというのはいいですね。


〈ホテルの窓から〉

 


〈かすうどん〉

2020年10月8日

 

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一度は訪れたい 山梨県立美術館

2020-10-05 07:30:00 | 美術展(2012.8~)

もう2カ月近く前のことなのですが、備忘を兼ねてアップします。

8月下旬に所用で山梨を訪れた際に、ミレーのコレクションで有名な山梨県立美術館に立ち寄りました。学生時代に訪れて以来、うん十年ぶり、2回目の訪問です。


〈美術館入口〉

コロナの感染対策で、入口ではマスク装着確認・検温はもちろんのこと、住所・氏名までの記入を求められました。カンカンに太陽が照り付ける甲府盆地でしたが、流石に、美術館の中はひんやりで汗があっという間に引いていきます。

ミレー館というミレーの作品を中心にあつめた部屋があるのですが、10を超えるミレーの力作が並んでおり見ごたえたっぷりです。久しぶりに見る《種をまく人》は驚くほど躍動感に溢れた力強い絵で、その迫力に打たれます。オルセーで《晩鐘》を見た時も感じたのですが、ミレーは実物と画集の違いが如実に出る画家のひとりだと思います。立ちすくむように見入ってしまいました。


〈展示室は撮影禁止・・・〉

残念ながら、《落ち穂拾い、夏》は海外の美術館に貸出し中ということで鑑賞できませんでしたが、≪夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い≫、≪ダフニスとクロエ≫らの絵も実に雄弁です。部屋には私の他には、中年ご夫婦1組のみで、どう見ても美術館の係の人の方が多い。絵を独り占めしているような、贅沢な感覚もたまりません。

美術館には、ミレーの他にもバルビゾン派の画家や、コロー、ライスダール、ターナーらの風景画や山梨県出身の画家の絵も展示してありました。

時間の関係で1時間とちょっとの滞在でしたが、実り多い時間でした。美術好きの方には、この美術館のためだけに甲府を訪れる十分な価値があると、お勧めします。


〈館内の廊下から〉

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日本JR最高駅 野辺山駅

2020-10-02 07:30:39 | 旅行 日本

9月の4連休、所要で山梨を訪れました。観光目的ではないのですが、せっかくなのでJR日本最高駅である小海線野辺山駅に立ち寄りました。記念のスナップをアップ致します。


〈素朴な駅舎〉


〈標高1345mってかなり高い。ただ、列車に乗ってないので高さは実感できず〉


〈小海線には社会人なりたての頃、小淵沢~小諸を乗ったけど、久しくご無沙汰してます〉


〈駅前は緑地公園(銀河公園)になっていて、スーパーで買ったお寿司で一服しました〉


〈昔は小海線を走っていたらしい〉

文庫本など持って、一日過ごしたいような爽やかな公園でした。

ただ、余談ですが、この日、この後、東京に帰るのに、人生でも殆ど経験のないような大渋滞で、甲府~八王子が5時間半かかったという大惨事に襲われ、最悪の1日となりました。

 

2020年9月21日

 

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