その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ポートベロー・マーケット

2010-01-31 08:23:48 | ロンドン日記 (日常)
 今日は日中は自宅付近でゆっくり。朝遅めに起きて、ベーグルサンドウイッチを食べて、10キロちょっとジョギング。ビールといっしょに昼食を取った後は、昼寝。起きたら、夕方まで、近くの図書館で本を漁り、併設のCafeでバナナケーキとコーヒー。う~ん、なんか、村上春樹になれるかも・・・。

 今朝は久しぶりの青空で、ジョギングがとても楽しいものでした。足の向くまま、走り始めたら、足はノッティングヒル・ゲートにあるポートベロー・マーケットに向かいました。ここはロンドンでも有数のアンティークマーケットがあるのですが、前にここまで走った時は、時間が早すぎて、お店が全く開いてなかったので、今日は天気もいいし、その雰囲気が楽しめるのではと思ったわけです。

 土曜日の午前中だというのに、最寄駅のノッティングヒル・ゲート駅からは、日本の花火大会の時のように、駅から人があふれ出てきます。丁度、混み始める時間帯だったようです。

 いろんなお店が並び、とっても楽しい雰囲気です。以前出かけたカムデン・ロック・マーケットも大きかったですが、カムデンが古着などの衣類が中心だったのに対し、こちらは、アクセサリー、陶器、食器、絵などなど、とにかくいろんな小物系のお店や出店が出店。これは覗いているだけで楽しいです。




 これは中古ミシン屋さん。


 文字通り、ストリート・ミュージシャンもいます。おやじバンドがビートルズをやってました。


 チリソースの煮込み。なんか、良くわからないけど、美味しそう。


 ジャージ姿は私ぐらいなので、人が多すぎて走るわけにはいきませんでしたが、早歩きで通りにけました。でも、優に2キロ近くは所狭しとお店が並んでました。今度は、人を誘って、ゆっくり見物したいと思います。

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吉田都さん

2010-01-30 07:18:20 | ロンドン日記 (日常)
(写真は吉田都ホームページより)

 ミーハーな話で恐縮ですが、先日、さるPartyに上司のお供で行ったのですが、なんとそこで吉田都さんにお会いしました。お会いしたといっても、その晩餐会に居たというだけで別に話をしたわけではないのですが、すごいオーラにびっくり。

 吉田さんと言えば、長年ロイヤルバレエのプリンシパルとして長年活躍されたバレリーナですが、今度の4月の公演をもってロイヤルバレエを退団されるとのことで、当地のメディアにもしばしば取り上げられています。吉田さんの評判と言うのは本当にすばらしいもので、たとえば、昨年末の公演「くるみ割り人形」では、タイム紙は「このバレリーナを失うことはロイヤルバレエの大きな損失」とか書いてました。

 この日は着物をお召しになっていましたが、その着物の華やかさもさることながら、その身のこなしの美しさが素晴らしい。ほっそりした体型に、背丈はお見かけしたところ160センチぐらいだと思うのですが、その着物姿がはまっていること。体全体で「和」を発出していました。バレエというバリバリの西洋文化の世界の中で長年第一人者として勤めてこられた方に、これほどまでに「和」を感じること自体に、思いっきり感動しました。

 4月の公演は2公演しかないので、売り切れ必至でしょう。私はまだ吉田さんの舞台を見に行ったことが無いので、是非、チケット取りにチャレンジしたいと思います。でも、取れるだろうか?
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コーチングを受けるということ

2010-01-29 08:57:03 | ロンドン日記 (日常)
(写真はイメージです)

 昨年、あまりにも自分の仕事ぶりが不安なため、ビジネス・コーチングなるものを6月から受け始めたことは、以前ご紹介しました。

(過去のコーチング関連の記事はこちら)
 ※コーチングを受ける 
 ※360度フィードバック 外国人部下からの評価
 ※360度フィードバック

 
 先日、6月以降、1回60分、10回にわたるセッションが終了しました。正直、少なからずの懐を痛めて試してみた価値は十分にあったと思います。会話の中から、自分がとった行動について振り返り、いろいろな教訓を得ることができました。

 しかし、10回終わってみて、しみじみ感じたこと。「理解者を持つということは、いかに人間を安定させるか」ということです。

 すごく醒めた言い方をすると、コーチというのは「お金で雇う自分の理解者」なのです。ただ。経済的な関係といえども、自分の行動、考え方を理解してくれ、業務上のとある局面における取るべき行動や取るべきだった行動について、自分に沿って考えてくれる人が居るということの有難さは、経験してみて初めて分かったことでした。

 そこからさらに思ったこと。家族、両親、兄弟、親友、恋人というのはまさに、お金の関係を伴わない「自分の理解者」であるということでした。こんな、当たり前と言えば当たり前のことに、今更のように気付いた自分が少し恥ずかしいです。ただ、人間にとって、この「理解者」が居るということがどんなに大切で、価値のあることか!

 コーチングを受けることを通じて、自分を理解してくれる、または理解しようとしてくれる人が居ることに深く感謝し、少しでも自分が多くの人の理解者になることの大切さに、気付かされました。

 今回で当初の契約は終了しましたが、もう少し延長することにしました。

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ミラノ ブレア絵画館

2010-01-28 08:26:19 | 旅行 イギリス外
 もうひとつミラノで訪れた美術館をご紹介します。

 ブレア絵画館という15-18世紀の北イタリアの美術品を中心に収集した美術館です。美術館のHPはこちらから

 同じ建物内に美術大学があるらしく、最初、入り口がわからず建物内をウロウロしていたら、学生さんらしき人が教室で試験を受けるところに出くわしたりしました。




 美術館は想像以上に充実したものでした。9割が宗教画です。正直、あまり自分の趣味ではないのですが、これだけの量を集中して見ると、その良さに気づかされるのがおもしろいです。普段、美術館に行っても見るのは近代美術系ばかりで、それ以外は飛ばしてしまっているけど、なかなか良いものだと思いました。

 有名どころでは、「死せるキリスト」(モンテーニャ)、「エマオの晩餐」(カラヴァッジョ)、「マリアの結婚」(ラファエロ)らがあります。
  

 まだ朝早かったこともあって、館内は人もまばらで、落ち着いてゆっくり鑑賞できるのがうれしいです。


 私的に一番良かったのはラファエロの「マリアの結婚」でした。描かれている人間が皆、優しく暖かく描かれているのが良いです。丁度、対面で解説のビデオをやっていたいたので、なんとなく見ていたら、自分が見ているようで見ていない細部までが拡大で映し出されるなどとても興味深いものでした。

 これからは、この当たりの絵も、真面目に見てみることにします。

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LPO, Osmo Vanska

2010-01-28 07:38:27 | コンサート (in 欧州)

 初めての曲ばかりだったが、とってもエネルギーに溢れる演奏で感動した。この日から始まったVanskaとLPOによるシベリウス・チクルス。Vanskaはシベリウスの第一人者とのこと。

 強烈に引っ張る指揮ぶりが印象的。LPOも良く応えていた。

 初めて聴く曲なので比較はできないが、とても、深みのある演奏だったと思う。

Royal Festival Hall

London Philharmonic Orchestra
Resident at Southbank Centre
Wednesday 27 January 2010

Jean Sibelius: The Wood Nymph, Op.15
Jean Sibelius: 6 Humoresques for violin & orchestra
Interval
Jean Sibelius: Symphony No.1

Osmo Vanska conductor
Henning Kraggerud violin


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ミラノで「最後の晩餐」を見る

2010-01-27 08:02:38 | 旅行 イギリス外
 ミラノでは、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ「最後の晩餐」を見に行きました。


 「最後の晩餐」は実は2回目で、1度目は1997年の冬に出張のついでに立ち寄りました。その時は、丁度、修復作業に入る前だったので、とっても色がくすんでいて、建物内の薄暗さも手伝い、殆ど何がなんだかわからなかった記憶があります。その後、大修復作業を経て、ずいぶんきれいになったという話しを聞いていたし、「ダビンチ・コード」を読んでもう一度見てみたいと思っていたので、今回はオペラと並んでとても楽しみにしていたイベントです。

 「最後の晩餐」を見るには事前予約が必要です。2日前に電話で予約したところ(日本人のオペレーターがいてびっくりしました)、英語のガイドツアーが空いているということで、英語ガイドツアーを予約(入場料込みで€11)しました(季節によっては数週間前に予約しないと取れないとの情報も一部あります)。ガイド付きといっても、一こま15分で、イタリアとは思えない厳格なタイムマネジメントで管理された見学です。

 13年ぶりに再会した「最後の晩餐」は、たしかにとても綺麗になっていました。誰がどこにいるかはっきりわかります。ガイドさんは、それぞれの登場人物が誰で何をしているのかを解説してくれます。話を聞きながら、絵をぼんやり見ていると、まるで一人ひとりが動き出し、あたかも今ここで晩餐が行われているのを目撃しているような錯覚に陥ります。教会内部の暗さと、天井近くの高いところにある小さな窓からもれる光が、絵の神秘性を更に高めるような気にもなります。理屈抜きに、打たれます。すごい絵だと思います。

 15分はあっという間で、問答無用で追い出されてしまうのが、何とも残念。1時間でも2時間でも居れば、あの描かれた人物の誰かと話ができるような気がするのに・・・・


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トリノ王立歌劇場で「イドメネオ」を観る

2010-01-26 08:37:08 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 ミラノからトリノへ移動し(距離にして150キロ、電車で2時間、€9)、トリノ王立歌劇場でモーツアルトの『イドメネオ』を観ました。(イドメネオについてのWiki解説はこちら

 トリノ王立歌劇場は外面は昔のオペラハウスさながらの古いものですが、内部は近代的なオペラハウスです。球体を基調としたホールデザインや赤の色調でまとめた色具合など、イタリアらしい個性あふれる魅力的な劇場です。




 過去を遡るとプッチーニの『ラボエーム』や『マレンレスコー』の初演を行い、トスカーニが音楽監督も勤めた歴史的な劇場です。現在の音楽監督はジャナンドレア・ノセダ。たしか、N響でも振っていたような気がします。パンフレットを見ていたら、2月の公演はなんとベンジャミン・ブリテンの『ペーター グリムス』を佐渡裕が振ることになっていました。今年、日本公演を行う予定のようです。

 聴衆の皆さんは、スカラ座と違い、殆どの方が地元の方にお見受けされました。東洋人や写真をとってる人は私ぐらいのもので、他には誰も見かけませんでした。クロークに毛皮のコートを着たおば様達がたくさんいらしたのでちょっと引きましたが、土曜日のせいか男性のスーツ・タイ着用率は昨夜より低く7割ぐらいといったところでしょうか?ロビーやホワイエのスペースがふんだんにとってあるので、ゆったりとした空間で、皆さんおしゃべりに花を咲かせています。とっても賑やかで、華やかなな雰囲気で一杯です。


 この日も席は一等席。ただ値段のほうは昨夜のスカラ座に比べると何と3分の一です。なんでこうも違うのだろう???

 さて、公演のほうはどうだったかというと、昨夜と逆で、期待以上にレベルの高いものでとっても楽しめました。

 歌手陣はイダマンテ役のLucia Cirillo、イリア役のYolanda Auyanetが出色の出来でした。ともに非常に通りの良い、清らかな声でホールの隅々までに響き渡る声で、かつ表現豊かな歌を聴かせてくれました。演技のほうもとっても上手です。イダマンテのLucia Cirilloは細身の小柄な人ですが良くあれだけの声がでるものと感心します。


Yolanda Auyanetの外見は役柄とはちょっとイメージが違うものの、風格を感じさせる歌唱と演技でした。タイトルロールのJosé Ferreroのテノールは、やや低めの安定感のあるテノールで私は好みでした。歌唱はとってもよかったものの、演技はちょっと一本調子だったかなあという感じでした。エレットラのソプラノ、アルバーチョのテノールはとびきり印象的というほどではありませんでしたが、安定した出来だったと思います。


 あと、オーケストラもとっても良かったです。指揮のTomáš Netopilは見たところとっても若い人でしたが、モーツアルトの美しいハーモニーを聴かせてくれました。ホールの響きの素晴らしさとあいまって、うっとりする音楽つくりだったと思います。


 面白かったのは、演出です。ボローニャの歌劇場との共同制作の新演出とのことですが、舞台を現代に置き換え、所々映像も交えたプロダクションはとっても楽しめました。

 会場の反応は、私が期待したほどの熱烈大拍手ではありませんでした。好意的な拍手だったとは思うのですが、意外と大人しい印象です。イタリアだからといって、なんでもブラボー連続というわけではないようですね。

 夜8時から始まった公演が終わったのは11時10分過ぎ。吐く息が白い夜の寒さの中、大満足で会場を後にしました。


Teatro Regio, 23 Gennaio 2010

Locandina
Dramma per musica in tre atti
Libretto di Giambattista Varesco
dall'omonima tragédie lyrique di Antoine Danchet

Musica di Wolfgang Amadeus Mozart

Personaggi Interpreti

Idomeneo tenore José Ferrero
Idamante mezzosoprano Lucia Cirillo
Ilia soprano Yolanda Auyanet
Elettra soprano Patrizia Biccirè
Arbace tenore Alessandro Liberatore
Il Gran Sacerdote di Nettuno tenore Dominic Armstrong
La voce basso Lucas Harbour
Prima Cretese soprano Lourdes Rodrigues Martins
Seconda Cretese contralto Daniela Valdenassi
Primo Troiano tenore Sabino Gaita
Secondo Troiano basso Vladimir Jurlin

Maestro al fortepiano Carlo Caputo

Direttore d’orchestra Tomáš Netopil
Regia Davide Livermore
Scene Santi Centineo
Costumi Giusi Giustino
Luci Andrea Anfossi
Assistente alla regia Alessandra Premoli
Assistente alle scene Monica Manganelli
Assistente ai costumi Clara Mennon
Altro assistente alla regia Gualtiero Ristori
Maestro del coro Roberto Gabbiani

Orchestra e Coro del Teatro Regio

Nuovo allestimento
in coproduzione con Teatro Comunale di Bologna
e Teatro Carlo Felice di Genova

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スカラ座で「リゴレット」を観る

2010-01-25 05:48:41 | オペラ、バレエ (in 欧州)
 オペラの殿堂ミラノ・スカラ座で「リゴレット」を見ました。お話はこちら




 中に入った途端、その華やかな雰囲気にのまれました。シャンデリアがきらめくホワイエ。そこに目一杯着飾った女性達に目が奪われます。ドレスアップ度という点ではロイヤル・オペラ・ハウスもかないませんね。男性も9割5分はジャケットにタイ。夏のザルツブルグで恥ずかしい思いをしたので、今回はきちんとジャケットとタイを持参したので、良かったです。オペラは祝典といいますが、会場に足を運んだ人たちの表情はまさに、お祭りに来たワクワク感で一杯であることが、滲み出ています。まさに、ハレの日なのですね。開演前は劇場内で記念撮影をして居る人がたくさん居ました。 どのくらいかはわかりませんが、私のような観光客もたくさん混じっている感じです。


 劇場は写真では何度も目にしていますが、実物は更にきらびやかなものでした。赤と金色を基調にした色合い、2階以上は全てボックス席という作り、まさにキング・オブ・オペラハウスですね。ボックス席で聴くのがスカラ座を感じるのには一番いいのかもしれません。私は今日は平土間で。ROHでは安い席専門なので、今日のこの日は私もハレの日ということで奮発させてもらいました。




 さて、開演前からすっかり気分が舞い上がっていましたが、実際の公演のほうはどうだったかというと、正直言うとちょっと期待外れでした。もちろん、決して悪い出来ではありません。ただ、顧客満足度は絶対的な品質ではなく、期待値との差分で決まりますので、期待値が滅茶苦茶高かったのに比べると、「?」だったのは事実です。ROHの方がいい時はずっといいんですが・・・と、思ってしまいました。

 歌手陣では、リゴレットのAlberto Gazaleは良かったです。歌も良かったし、演技もリゴレットの道化と娘思いの真面目さをうまく演じ分けていたと思います。


 ただ、私の大好きなイルダ役がもう一歩。Elena Mosucの歌は良かったですが、演技がちょっと硬い感じがして、ちょっと不満が残りました。あと、Mantua伯爵のGianluca Terranovaがちょっとねえ~。パンチ不足でした。その他の脇役陣や合唱陣はとても上手に脇を固め、さすがスカラ座と思わせただけに、準主役級がもう一歩だったのはとっても残念でした。正直、昨年2月に見たROHの方が歌手陣は良かったと思いました。


 演奏はさすがスカラ座管弦楽団のヴェルディでした、完全に歌ってましたね~。James Conlonも堂々たる指揮ぶりです。


 演出はROHとは違いましたが、オーソドックスなものだと思います。第一幕冒頭のパーティの場や第2幕の領主の家の華やかな舞台セットとリゴレットの家や殺し屋スパラフチーネの旅籠の暗さとの対比が際立っていて、楽しめます。ROHの演出では、第1幕のPartyシーンはやばいぐらいにエロチックだったのですが、こちらは普通でした。

 公演中や後のお客さんの反応も楽しみにしていました。となりのおじさん(奥さんとイタリア語で話してましたからきっとイタリア人)は、ブラボー連続。良いアリアの時は毎回ブラボーと叫び、そのうち2、3曲は自分で鼻唄交じりにブツブツ歌うので、ちょっと気が散ります。でもなんか楽しそうで、グッドです。終演後も大拍手を送っていました。ただ、会場全体の拍手は期待したほどではありませんでした。これは公演の出来のせいなのか、いつもこんなものなのかは良くわかりません。

 やっとスカラ座で、それもヴェルディが見れたという満足感と今日はスカラ座としてはもう一歩なのでは?という気持ちが交錯する複雑な気分で、ホテルへの帰路を歩きました。

22 Janurary 2010/ 20:00

Conductor James Conlon
Staging Gilbert Deflo
Choreographic revival Lorenza Cantini
Sets Ezio Frigerio
Costumes Franca Squarciapino

Characters
Cast
Duke of Mantua: Gianluca Terranova
Rigoletto Alberto Gazale
Gilda: Elena Mosuc
Sparafucile: Marco Spotti
Maddalena:Mariana Pentcheva
Giovanna:Sofio Janelidze
Monterone:Ernesto Panariello
Marullo:Marco Camastra
Matteo:Borsa Luca
Casalin Count of CepranoFrancesco
Musinu Countess: Nicoletta Zanini
An Usher: Filippo PolinelliA
PageboyShi Young Jung
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新春 オペラつまみ食いの旅

2010-01-24 08:03:46 | 旅行 イギリス外
(写真はグーグル イメージ検索より)

クリスマスシーズンに殆ど休みを取らなかったので、今週末は金曜日にお休みを頂いて、イタリアまで飛びました。一度は訪れたいと常々思っていたミラノ・スカラ座でオペラを聴きに行くためです。加えて、ミラノの近場でオペラのスケジュールが合うところということで、トリノまで足を伸ばしました。トリノには、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリほど超有名ではありませんがレージョ劇場という有名な劇場があります。

詳しくは戻り次第、報告しますが、予想外の寒さに少し閉口しています。ロンドンよりずっと寒い。トレノは冬季オリンピックをやったぐらいのところだから、ある程度は覚悟していたものの、ミラノも氷点下前後の寒さでした。天気もずーっと曇り空で、「ロンドンのどんより天気を抜け出し、イタリアへ」と勇んで来たものの、ちょっとあてが外れました。寒いと、街を散策しても体が縮こまる分疲れやすくなるし、トイレは近くなるはで、街歩きを楽しむ気分にはなれないので残念です。

でも、やっぱりイタリアはイギリスとは全く雰囲気が違うので面白いです。寒さのせいか?いわゆるイタリア的な能天気な明るさにはあんまり触れる機会が今のところありませんが、イギリスとは異なる歴史、文化を感じます。

それでは、また。

トリノの狭いビジネスホテルの一室にて

2010年1月23日

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転職 in UK

2010-01-22 06:51:27 | ロンドン日記 (日常)
(写真はイメージです)

 とっても残念なことなのですが、ローカル社員の部下が転職することとなりました。
とっても優秀な人材だったので、是非、今後とも弊社で活躍して欲しかったのですが、本人の意思は固いもので翻意には至りませんでした。

 その彼と何回か話していて、モノの本とかでは良く言われることですが、欧米と日本の仕事やキャリアについての価値観の違いについて改めて実体験として感じさせられました。もちろん、今は日本でもキャリアや会社に対する意識というのは凄く変化しているのですが、比較的旧日本的な価値観の組織で働いていると、意外と実感として感じる機会は少ないのです。

 彼と話していて印象的だった発言をいくつかピックアップすると・・・

■「今の仕事は楽しく、やりがいもある。しかし、常にチャレンジが必要と思い決めた。長くその組織にい過ぎると、自分の市場価値が逆に落ちていく」

 10年近く弊社に貢献してくれましたし、責任や役職もそれなりにアップしてきたはずなのですが、社内ではなく社外の物差しで計ると、社内の昇進があっても、逆に長く会社にいること自体が自分のキャリアにとってリスクと考えるという発想は、私には無いものでした。


■「この決断は自分にとって、とっても難しかった。でも、キャリアは自分で作っていかなければならないから・・・」
 
 もちろん、過去に日本人の部下でこう言って転職した人はいるのですが、改めて会社主導のキャリア形成に身を任せてきた自分と、個人主導で切り開いていく彼との違いを感じました。決して、優劣の問題ではないですが・・・


■「将来はどこかの会社のCEO、COOをやりたいと思ってやっている。ここで同じやり方、見方に固まりたくない。」

この明確な目的意識もいいですね。振り返るとちょっと、自分が恥ずかしくなります。常に社外を見て、自分をポジショニングしているところが、勉強になります。


 辞められるほうは、正直、その後任探しやら、後任が見つかるまでのスムーズな引継ぎをどうするか、てんてこ舞いなのですが、ある程度、こうした社員の離職は常に折り込んだ上で、チーム運営を考えねばならぬというも欧米の会社の難しさですね。
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フィードバック面談

2010-01-21 09:09:50 | ロンドン日記 (日常)
 今日はチームメンバーに対する2009年度評価のフィードバックを1日かけてやりました。

 チームメンバーは全欧州に広がっているので、対面でやるのは半分で、半分は電話会議。日本と同じで、評価を返すだけでなく、本人の今後のモチベーションアップにつながるように話をしなくてはいけない。日本語だって難しいのに、私のタドタドシイ英語でやるのだから本当に疲れます。(相手はもっと分けわかんない可能性大ですが・・・)

 特に、余り良い評価をつけられなかった人、それも電話で伝えなくてはいけない人は、顔が見えないので、どう受け止めてもらったかも分からず、大変不安です。

 また今期も頑張ろうという気持ちになってくれただろうか?????

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Pub in Dartford (Wat Tyler PH, B & B)

2010-01-20 07:31:09 | レストラン・パブ (in 欧州)
 いつものようにレース後は、列車の時間合わせに駅近くのパブで一人乾杯。

 今日はハイストリートのパブですが、歴史を感じさせるなかなか雰囲気の良いパブでした。


 お店のいわれです。


 日曜日のまだ朝11時半なのに、結構賑わっています。


 このビターは美味かった!!!BRAINSというウエールズのビールだそうです。酵母が生きてました!ホント!
 

 それにしても、日曜日のまだ朝11時半なのに、こんなにお客さんが居て、皆でビールをちびちび飲んでいるというのは、どういう国だろうか?仲間と話している人、ビールを飲みながら一人新聞を読んでいる人、いろんな人がいます。正直、ちょっとうらやましい感じも・・・・。こんなゆとりが欲しいなあ~。

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新春走り初め 10マイルレース@Dartford

2010-01-19 07:20:29 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
 昨年のアムステルダムマラソン以来、ちょっと走る方は気が抜けていたので、年明けに5月のエジンバラマラソンに申し込み。これから5か月かけて、自己ベストを求めて少しずつ調整を始めることにしました。

 まず、今年の走り初めとして10マイル(16k)のレースに出場。場所はロンドンブリッジ駅から列車で40分程南東に向かったKent州のDartfordという町です。今までロードレースで訪れたロンドン以外の町の中では一番、にぎやか。駅前には大型スーパーのWaitoroseもありました。ハイストリート近くには、古い教会もあり、昔からある町であることを感じさせました。


 この日は何よりも天気が素晴らしい。今年に入ってからは雪や雨続きだったので、今日のレースはどうなることやと、毎日のように大会のHPを覗いては、雪により中止とかになっていないかチェックしていました。今日は雲ひとつない、日本でいうところの正月晴れ。間違いなく今年に入って一番の天気でした。

 会場はDartfordのサッカースタジアム。駅から歩いて15分程です。1月早々のレースというのに、ロンドンから近いこともあってか、かなりのランナーが集まっていました。4月のロンドンマラソンに向けたトレーニングレースとして活用する市民ランナーも多いとの話を耳にしました。スタート前の雰囲気です。


 コースは適度のアップダウンがありますが、とても走りやすくて、年の初めに走るコースとしては丁度よいものでした。最初の1マイルぐらいまでは住宅街。


 住宅街を抜けると牧草地帯やただのフィールドが広がったところのフットパス(散策、ウオーキング用の道)を走ります。今回でイングランドの田舎コースを走るのは4回目ですが、風景自体の雰囲気はどこも似ています。日本でい言えば、北海道とか東北の野原のイメージです。落ち着いた田舎の雰囲気(とはいっても東京でいえば八王子ぐらいの距離ですが)が、私はとても好きで、こうしたなかを走っているとわざわざコッツフォルズとかに出かけていく必要はないと思います。






 時間は手元の時計で1時間27分56秒。2マイルごとのラップタイムが17.09、35.21(18.11)、52.31(17.10)、1.09.36(17.05)、1.27.56(18.19)。3マイルぐらいでいきなり左膝下に違和感を感じたので、ちょっとひやっとしましたが、ちょっと止まって屈伸運動等をしたところ特に悪化することなく、私なりに順調に走ることができました。ただ、あんまり走っていないので最後の2マイルでラップがかなり落ちたのは反省。去年5月の10マイルレースより4分ばかりタイムも悪いし。これから、少しずつ距離を増やしていかないと・・・

 参加賞は肩掛けバック。参加メダルがなかったのは少しがっかりです。


 あと、実は今日のレースは非常に大きな意味がありました。先週のおニュー・ランニングシューズの購入に伴い、現在のAsics NewYorkは今日のレースを持って、現役引退。今後は練習専門のシューズとして余生を送ってもらうこととなりました。思い起こせば、2008年の東京マラソン用に購入して以来、フルマラソン2回、ハーフマラソン4回、10マイルレース2回、10kレース2回と足かけ2年計10回の大会をまさに足元から支えてくれました。このシューズを履いて以来、途中棄権や途中歩きは全くありません。本当に心から「お疲れ様。ありがとう。」と言いたいです。


1月17日 日曜日

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LPO ユロフスキ指揮 シュスターコビッチ交響曲第4番 他 

2010-01-18 02:29:43 | コンサート (in 欧州)
 昨年来ユロフスキがすっかり好きになり、昨日もロンドン・フィルハーモニック・オーケストラのコンサートを聴きにロイヤルフェスティバルホールへ出かけてきました。この日のプログラムは全て私にとっては初ものばかりだったので、シュスターコビッチの交響曲第4番だけは地元の図書館でCDを借りて俄か勉強。この曲は作曲された1936年から初演の1961年までに25年がかかっているという曰くつきの作品です。
 その4番は、「硬と軟」、「剛と柔」、「動と静」、「強と弱」がミックスされた素晴らしい演奏でした。もう第一楽章の冒頭から体がしびれっぱなし。120人近くの大編成オーケストラに、各楽器のソロや大合奏が散りばめられて、個の力とチームの力がそれぞれに発揮された感動的な演奏だっと思います。金管、木管、パーカッションそれぞれが出番満載の曲ですが、各プレイヤーがしっかり持ち場を果たし、かつ全体としてのバランスも非常に均整のとれたものでした。

 ユロフスキの指揮は、熱さの中にも冷静に計算された理知的なものを感じました。オーケストラをまとめ、音楽を引っ張る推進力を感じます。オケがフルに鳴らした時の大迫力サウンドと第3楽章最後の音が消えいく静けさのギャップは、CDを聴いていただけでは決して分からないものでした。今日はREAR STALL席でかなり後ろ(12ポンド席)でしたが、フル合奏はもちろんのこと、細かい小さなところも良く聴こえました。

 会場は万来の大拍手。プログラムから見てそんなに入らないのではないかと思っていたのですが、なんのなんの。超満員とまでいきませんでしたが、広いホールの9割は入っており、観客席も熱気あるものでした。いつもより聴衆の平均年齢も若いような気がしましたが、気のせいでしょうか?

 ちなみに、1曲目は同じ時期に同指揮者により作られた小品、2曲目はポーランドの作曲家カロル・シマノフスキのバイオリン協奏曲。いずれも、良かったと思います。

 当分、ユノフスキを出来る限り追いかけたいと思います。

 (今日はいつもより更に写真の出来が悪く、省略です)

Royal Festival Hall

London Philharmonic Orchestra
Resident at Southbank Centre
19:30 Saturday 16 January 2010

Dmitry Shostakovich: 5 Fragments for small orchestra, Op.42
Karol Szymanowski: Violin Concerto No.1
Dmitry Shostakovich: Symphony No.4 in C minor

Vladimir Jurowski conductor
Carolin Widmann violin
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おニュー

2010-01-17 07:35:48 | ロンドン日記 (日常)
 今日は朝から雨が降ったり、やんだりのあいにくの天気。今週も結構忙しかったので、朝走った以外は、家でゆっくり。これからの夜のコンサートに備えます。

 ただ、今日は先週買ったおニューの2足の靴がデビュー。

 まずは、ランニング・シューズ。ASICSのGEL‐KAYANO16。クッションがめちゃ効きで、足に羽が生えたように走れます。これなら、5月のエジンバラ・フルマラソンは相当期待できるかも。格好いいでしょう?!


 続いて、ウォーキングシューズ。いろんな靴を試した末にやっと買った一足。ClarksのACTIVE AIRという靴です。部屋の中で履いてみたら、試履きしたときよりもちょっと幅が広い印象なのがちょっと気になりますが、履きやすく、これまたいろいろ歩きたくなってしまいます。


 今から、これ履いて、LPOのコンサートに出かけてきます~。

 1月16日 18:00
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