私には今年初の渋谷らくご(シブラク )。 3月に独演会に足を運んだ扇辰師匠がメインのお目当てだが、久しぶりに聴く志ら乃師匠、 若手落語家選手権の決勝で聴いた小ふねさん、そしてラジオも聞いている小痴楽師匠と充実の ラインナップだ。
先頭バッターの志ら乃師匠は枕で20分弱使うう。今月19日の大相撲中継の審判斜め奥は注目だ。
婚活中と言う小ふねさんの「鈴ヶ森」に続いては、小痴楽師匠が「崇徳院」。いつもながらのキレの良い語り口が耳に心地よい。枕が短めだったのは少し残念。陰謀論のお話とか聴きたかった。
そして、トリの扇辰師匠は「夢の酒」。偶然にも3日前に喬太郎師匠で聞いたばかり。夢の中の出来事が噺のメイン舞台なので春眠覚えるこの季節に多い演目なのかも。
驚いたのは、喬太郎師匠と話の運びや所作が似通っていたこと。屋号が違うし、当然師匠は違うはずなんだけど、同じ指導を受けたような芸風の相似だった。それでも女性・男性の表情などに個性が出てて面白かった。喬太郎師匠を聴いたときはさすがやなあと思ったが、扇辰師匠も流石である。
日曜日の夕刻、たっぷり笑って、とっても人少なくて意外な円山町を離れた。
渋谷らくご3日目
5月11日(日)17:00-19:00
「渋谷らくご」
立川志ら乃-君の四股名は
柳家小ふね-鈴ヶ森
柳亭小痴楽-崇徳院
入船亭扇辰-夢の酒