その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今はクラシック音楽、美術、映画、本などなどについての個人的覚書

富田 芳和『なぜ日本はフジタを捨てたのか?―藤田嗣治とフランク・シャーマン1945~1949』静人舎、2018

2018-11-16 07:30:00 | 



 1945~1949の4年間の画家・藤田嗣治と彼を陰で支えたアメリカGHQのフランク・シャーマンの交流を、これまで陽を見ることがなかった資料等を駆使して明らかにしたノン・フィクション。私自身は、藤田嗣治のことはいくつかの回顧展を見て知った程度だが、人間・藤田の一面を知ることができる貴重な一冊になっていると感じた。

 二人の交流から藤田の素顔に接近できるのが興味深い。戦時中に軍の要請に応え『アッツ島玉砕』などの戦争画を描いた藤田だが、彼がどのような思いで描いたのかなど、彼の芸術に向かう姿勢や考えがわかる。

 人の運命や縁の不思議さ、大切さを感じさせる一冊だ。 シャーマンのような人を呼び寄せた藤田の磁力も凄いし、藤田を活かし続けさせたことになったシャーマンの実行力も凄い。シャーマンがいなければ、藤田のニューヨーク行き、そしてその後のパリ行きも実現することはなかっただろう。彼のような人物がGHQに居て日本に派遣されたというのも、アメリカの占領政策やGHQの奥深さも伺い知れる。日本との懐の違いを様々と見せつけられる。

 タイトルは藤田が君代夫人へ言っていた言葉(「藤田が日本を捨てたのではなく、日本が藤田を捨てた」)から取ったものだが、必ずしも本の趣旨とあってない。副題の『藤田嗣治とフランク・シャーマン1945~1949』で十分だと思う。


【目次】
戦時下の闘争
フランク・シャーマン
GHQの戦争画収集
フジタはどこに
挑発
出会い
戦犯追及
フジタとの日々
シャーマンルーム
日展の抗争
二人の裸婦
妨害
ケネディ画廊の個展
作戦
京都遊興三昧
光明
フジタを探せ
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映画 『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)

2018-11-13 07:30:00 | 映画


 上映館が2館から口コミで評判となり大ヒットとなった映画。職場の映画通から勧められていたのだが、なかなか見に行く機会がなかったがやっと観れた。

 売れない映像監督が、ニッチな「ゾンビ」チャンネル向きにゾンビ映画を撮る話なのだが、90分強の上映時間、息をつかせず一気に見せる映画だ。最初の30数分がワンカットのシーンになっているが、映像のリアル感、迫力がすさまじい。登場人物の立ったキャラやそれを演じる俳優陣の熱演にも支えられ、かなり特異な映画だった。

 評判通り、一回は観ておいて損はしない映画である。

【公開日】2018年6月23日
【製作年】2017年
【製作国】日本
【上映時間】96分
【配給】ENBUゼミナール
【監督・脚本・編集】上田慎一郎
【撮影】曽根剛
【録音】古茂田耕吉
【助監督】中泉裕矢
【特殊造形・メイク】下畑和秀
【ヘアメイク】平林純子
【制作】吉田幸之助
【主題歌・メインテーマ】鈴木伸宏 / 伊藤翔磨
【音楽】永井カイル
【アソシエイトプロデューサー】児玉健太郎 / 牟田浩二
【プロデューサー】市橋浩治
【出演】
濱津隆之
真魚
しゅはまはるみ / 長屋和彰
細井学
市原洋
山崎俊太郎
大沢真一郎
竹原芳子
浅森咲希奈
吉田美紀
合田純奈
秋山ゆずき
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浅田次郎 『天子蒙塵 第一巻~第四巻』 講談社

2018-11-12 07:30:00 | 
   

 『蒼穹の昴』から始まった中国近現代を描く浅田版歴史大河小説シリーズの第五部。今回は清の最後の皇帝であり、北京を追われた溥儀が、日本の傀儡ではありながらも満州国皇帝に即位するまでの話が語られる。 蒙塵とは「天子が、変事のために難を避けて、都から逃げ出すこと。」(デジタル大辞泉より)

 相変わらず、作者のストーリー展開のうまさ、セリフの中に中国語を適度に混ぜることで生じるリズム感、感情移入を誘う心情描写などは感服する。ページをめくる手が止まらない。どこまでが史実で、どこからが物語なのかは区別がつかないが、時代の匂いも感じ取ることができる。

 登場人物がどれも個性と魅力に満ちている。張作霖の子・張学良、側妃・文繡、満州馬賊・馬占山、宦官・李春雲と馬賊の李春雷などなど。人間の多様さや奥深さにひかれる。

 ちょっと首をひねったのは、物語としては全4巻を通じての起承転結的な展開が乏しく、終盤に向けての高揚感が乏しいことぐらいか。これも第5部に向けての布石なのかもしれない。

 全4巻をあっという間に読んでしまったが、読み応えはたっぷりだった。
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2018年秋 山中湖の紅葉狩り

2018-11-07 07:30:00 | 旅行 日本
ここ数年、秋の恒例行事となっている山中湖紅葉ツアーに行ってきました。

今回はいきなりアクシデント。いつも道志みちと呼ばれる国道413号線を使って、高速道路を回避して山中湖入りするのですが、この日は津久井湖まで行ったところで、まさかの道志みち通行止めの案内板(10月の台風の影響だそうです)。仕方なく、相模湖まで北上して、中央道に入りましたが、文化の日ということもあり、下も上も道路は混み混みで結局4時間以上かけて山中湖に到着。行くだけで結構疲れてました。

天気の方も、週中の晴れ具合から抜けるような青空を期待していたのですが、土曜日は曇り、日曜も曇り時々小雨という冴えない天気で、2日間で富士山は全く見えず。ちょっと今回はついてなかった。

それでも、夜の紅葉のライトアップは相変わらず美しかったです。宿の主人によると「今年は夏が暑すぎたので、色ぐあいが心配された」とのことですしたが、時期的にややピークは過ぎたものの、美しい赤・黄に染まった葉を堪能しました。









翌日も、定例の朝の山中湖一周ジョギングで始まり、朝食後、再び紅葉狩り。夜はライトに導かれて鑑賞する紅葉も、昼は自由気ままに。見る角度によって表情を変える紅葉を楽しみました。日経新聞の日曜版のススキの名所として紹介されていたパノラマ台も訪問。富士山は雲に隠れたままでしたが、ススキ野原から湖を見下ろす雄大な風景を満喫しました。

《朝5:45からランニング開始》




《再び紅葉祭り会場へ》








《パノラマ台から》




決まって春・夏・秋に訪れる山中湖ですが、秋のさわやかな空気と色合いの華やかさは格別です。今回は天気が思わしくありませんでしたが、それでも十分リフレッシュして、東京に戻りました。

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「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」展 @サントリー美術館

2018-11-04 08:00:00 | 美術展(2012.8~)


昨年来、静かなマイ密教ブーム中。京都の醍醐寺(創建は貞観16年(874))は、秀吉の醍醐の花見ぐらいしか知らず、行ったことも無かったが、本展で真言密教の中でもかなり大事な位置づけにある寺であることを知った。

本展は醍醐寺の宝物を通じて、平安時代から近世にいたる醍醐寺の歴史を追う。仏像、仏画、書、書状が偏らずバランス良く展示されている。会期によって、展示が若干入れ替わるので全てを見れたわけではないが、Webサイトによると国宝36件、重要文化財60件が展示されるので、見るもの見るもの、ほとんどが国宝か重文という印象だ。

どれも凄いのだが、3次元で楽しめる仏像の存在感が好き。会場に入るといきなり展覧会ポスターの顔となっている重要文化財《如意輪観音坐像》が飛び込んでくる。思いのほか小さかったが、膝を立てて物思いに耽る様子が、可愛いと思うのと同時に、人の心を落ち着かせてくれるのが不思議だった。煩悩の塊のような六本木ミッドタウンから、瞑想の場にワープするような感覚を持たされる。そのあたりは計算づくの配置なのだろうか?

国宝《薬師如来および両脇侍像》も迫力満点。像自体2メートルほどの高さがあるにも関わらず台座も私の身長ぐらい高いので、見上げる形になるだが、その落ち着いた優しい表情に癒される。両脇侍像はちょっとセクシー度が足りなかったかな。

会期違いで、俵屋宗達の《扇面散図屛風》(重要文化財)を見られなかったのは残念だった。途中で醍醐寺のマップが掲示してあったが、随分と広い敷地に驚いた。是非、一度訪ねてみよう。会期は11月11日までなので、仏像好きの人は急ぐべし。


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碧海 寿広 『仏像と日本人-宗教と美の近現代』 (中公新書、2018)

2018-11-02 07:30:00 | 


 久しぶりに読み応えたっぷりの新書に遭遇。とかく物事を歴史的、社会的に見るのが好きな私には、近年ますます魅せられている仏像を対象として、日本人と仏像の関係性について歴史的、社会的に分析した本書は、私の好みが交差する「あたり」の一冊だった。

 近現代における日本人の仏像への接し方について、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんらの著作や発言等を引用しつつ、宗教心と美術鑑賞の軸で切り取っている。明治以降の信仰の対象であった仏像や仏画が、変化はあるものの、美術概念や文化財の思想に取り込まれていくプロセスが記述されている。

 自分自身の仏像鑑賞を客観化できる面白さもあった。私にとって仏像巡りは、どう考えても信仰ではなく鑑賞である。秘仏と称して一般公開されない仏像は、憤りの対象でしかなかったのだが、本書を読んで、仏像とはそもそも一般人の鑑賞のためにあるわけではなく、信者のためのものであるという、極めて当たり前のことに気づかせてくれた。

 仏像好きな人は、是非、手に取ってほしい。

目次
序章 仏像巡りの基層
第1章 日本美術史の構築と仏教―明治期
第2章 教養と古寺巡礼―大正期
第3章 戦時下の宗教復興―昭和戦前期
第4章 仏像写真の時代―昭和戦後期(1)
第5章 観光と宗教の交錯―昭和戦後期(2)
終章 仏像巡りの現在
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N響10月B定期/指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット/ベートーヴェン 交響曲 第6番 他

2018-10-29 07:30:00 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)


私のブロムシュテット祭り、最終回です。サントリーホールの定期演奏会を一回券でゲット。同じN響の定期演奏会でもサントリーホールの演奏会は私にとっては、アウェイ感満載です。

前半のベートーヴェン交響曲第6番は、期待通り優しく、暖かい「田園」で涙ものでした。ブロム翁が紡ぐ音楽はどうしてこうも純度が高く、清廉なのでしょう。N響も冒頭にオーボエのソロのずっこけはあったものの、指揮棒に応える音は福よかで切れもある。サントリーホールの中で、様々な音が溶けあい、聴衆に降りかかってきます(この感覚はNHKホールにはないですね)。実に幸福な時間で、終盤に入ると、このまま終わらないでくれ~と祈るような気持ちで聴いていました。

後半のステンハンマルは初めてでしたが、聴きやすく楽しめました。北欧的な雰囲気も取り入れた、構造がしっかりした印象の音楽でした。

終演後は相変わらずの大きな拍手。拍手したいのはやまやまなのですが、NHKホールに比べて狭く、出入口から指揮台までは数段の上り下りがあるステージで、何度もブロムシュテットさんを呼び戻すのもちょっと申し訳ない感じもしますし、段差につまずきはしないか気が気ではありませんでした。

ブロム翁には、10月に3つのプログラムで素晴らしい音楽と大きな感動をありがとうございましたと心から申し上げたい。来季の来日も楽しみにしていますので、是非、ご健康第一でお願いしますね!



第1896回 定期公演 Bプログラム
2018年10月24日(水) 7:00pm
サントリーホール

ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」
ステンハンマル/交響曲 第2番 ト短調 作品34
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

No.1896 Subscription (Program B)
Wednesday, October 24, 2018
Suntory Hall

Beethoven / Symphony No.6 F major op.68 “Pastorale”
Stenhammar / Symphony No.2 g minor op.34
Herbert Blomstedt, conductor
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N響10月C定期/指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット/マーラー 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」 他

2018-10-22 07:30:00 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)


先週末に引き続きのブロムシュテッドさん、N響の演奏会。今回はハイドンとマーラーの取り合わせ。今回は振替なのでどんな席になるかおっかなびっくりだったのですが,3階の指定席から丁度一列前の席。ラッキーです。

平日の夜のためか会場は満員にまで至りませんでしたが、9割は入っています。相変わらず、ブロム翁を迎える拍手は大きい。

やはり圧巻は後半のマーラー交響曲第一番。もう多くの人がツイートでコメントがアップされていましたが、若さに溢れた瑞々しい演奏でした。この曲、ここ数年で、パーヴォの就任前のお披露目会とも言えた中での歴史の残る熱い演奏やファビオ・ルイージによる劇的な陰影の濃い演奏があったのですが、更にそれらとは異なるアプローチでかつ過去の名演を上書きするような印象的な演奏となりました。

前半はかなりハイペースに聴こえました。テンポよくキビキビとして無駄がない。いつものことですが、音楽がありのまま、自然に鳴っているという感覚。91歳になったというブロム翁には、老練とか老成という言葉は全く無縁のようです。日本酒で言えば、お米を削りに削った大吟醸そのもの。

N響陣も金管、木管、弦それぞれが、ブロムシュテッドの棒に応えます。楽団員の皆さんの集中力が舞台から3階までビンビンに伝わってきて、聴いている私も背筋が伸びる。フィナーレの金管の咆哮には一週間の仕事のストレスが一気に飛び散りました。

前半のハイドンのロンドン交響曲も、古典的な美しい交響曲で、この種の音楽はN響の精緻なアンサンブルがフィットしますね。

この日も一般参賀つき。演奏の余韻に浸りながらホールを後にしましたが、夜の演奏会は代々木公園が静かなのが嬉しいですね。


《一般参賀》

第1895回 定期公演 Cプログラム
2018年10月19日(金)7:00pm
NHKホール

ハイドン/交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I‒104「ロンドン」
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット

No.1895 Subscription (Program C)
Friday, October 19, 2018 7:00p.m.
NHK Hall

Haydn / Symphony No.104 D major Hob.I-104 “Londoner”
Mahler / Symphony No.1 D major “Titan”

Herbert Blomstedt, conductor


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アルトゥール・レブランク弦楽四重奏団 Quatuor Arthur-Lablanc @東京文化会館小ホール

2018-10-21 08:00:00 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)


 知人のお誘いで、カナダの本拠を置くアルトゥール・レブランク弦楽四重奏団の来日公演に足を運びました。アルトゥール・レブランクというカナダで活躍したヴァイオリニストの名を継いで1988年に結成された楽団で、今年は30周年にあたるとのこと。カナダをベースに活動されている小林響さんがリーダーを務めてらっしゃるようです。

 演目は凝ったもので、私にはどれも初めて聴く曲でした。いずれも力の籠った演奏で、弦楽四重奏の丁々発止のやり取りが楽しめます。私には、特に後半のピアノ(植田克己さん)も加えたフランクのピアノ五重奏曲が迫力、厚みがある音楽が良かった。スケール大きく、複雑に展開する音楽はオケのピアノ協奏曲を聴いているかのようでした。

 普段なかなか弦楽四重奏とかは聴く機会がないのですが、こじんまりしたホールでアットホームな雰囲気で聴く演奏会も良さを認識しました。

2018.10/20(土)14:00 東京文化会館(小)
アルトゥール・レブランク弦楽四重奏団 Quatuor Arthur-Lablanc

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 作品95『セリオーソ』
モラヴェッツ:弦楽四重奏曲 第5番(1991)『W.A.モーツァルトへの礼賛』
フランク:ピアノ五重奏曲 ヘ短調

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N響10月A定期 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット /ブルックナー 交響曲 第9番 ニ短調

2018-10-18 07:30:00 | 演奏会・オペラ・バレエ・演劇(2012.8~)

《少しずつ葉の色が変化してきました》

4月に振ったばかりのブロム翁が登壇。今の日本で、指揮者を迎える拍手の大きさと暖かさにおいて彼の右出る人を私は知りません。

後半のブルックナーの9番は圧巻の演奏でした。ブロムシュテッドさんが紡ぐ音楽は瑞々しく明瞭。メッセージとか技巧とは無縁で、締まった筋肉質の音楽は、ただただ音楽の持つ美しさを引き出してくれます。とりわけ、第3楽章のアダージョでは、人の悲しみを全て引き受けてしまったような音楽に強く胸打たれ、涙が出そうになりました。クロージング部分では、フライング拍手が一旦は起こりつつも、もう一度沈黙の時間に引き戻して終わり。このブルックナー9番は、私のブル9歴の中(そんなに聴き込んでるわけではありませんが)では特に記憶に残る演奏となりそうです。

演奏後の鳴りやまない拍手により一般参賀までついた聴衆の反応に、皆の思いが込められていると思います。

前半のモーツァルト交響曲第38番「プラハ」はモーツァルトの長調の音楽らしい華やかで暖かい演奏でした。シンプルではあるけど芳醇な香りがする音楽です。N響メンバーの管と弦のコントラストや掛け合いの楽しさもあります。プログラムでは28分のはずなのですが、40分近くかけた演奏としたところは、繰り返しにやや冗長な印象はありましたが、こんなに美しいモーツァルトの交響曲を聴ける身の幸せをつくづく感じさせてくれる時間でした。

今月はA,B,Cプロにフル参加予定です。


《一般参賀に応えるブロム翁》


第1894回 定期公演 Aプログラム
2018年10月14日(日)
開場 2:00pm 開演 3:00pm
NHKホール

モーツァルト/交響曲 第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
ブルックナー/交響曲 第9番 ニ短調(コールス校訂版)

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット



No.1894 Subscription (Program A)
Sunday, October 14, 2018
3:00p.m. (doors open at 2:00p.m.)
NHK Hall

Mozart / Symphony No.38 D major K.504 “Prague”
Bruckner / Symphony No.9 d minor (Ed. by Cohrs)

Herbert Blomstedt, conductor
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