
今重宝しているのがこれです。
長男が中学生の時に作った「でん電虫ラジオ」。
手回し充電式のラジオとLEDの懐中電灯がついています。
別売りで携帯電話の充電コード(250円)があるが、本体より送料(1000円)が高くて躊躇してしまう。
仕事をしながらテレビというのも手が止まってしまうので、これはテレビの音声もTBSとNHKが聞けて、ハンドルを1分も回せば十数分聞けるので便利です。
あちこちで乾電池の不足も起きていますが、家で乾電池を使っている製品は~? と考えるとリモコンとガスコンロの点火用くらいか。このガスコンロが結構電池の消耗が激しい。コンロがもう10年も経っているせいなの? 単1が4本も必要なんだ。
25年ほど前、原子力発電に反対して、広瀬隆氏の本を始め原発関連の本を何冊も読みました。
そんな本を押し入れから探していると見つけたのが、ジャブ70ホール著「JABB中毒~秘造り地獄編」。
帯にはおすぎとピーコが書評を書いている。
これは1983年、札幌の映画館/須貝興行を脱サラし自分たちの理想とする夢の映画館を作り上げる3人のおかしくも哀しい苦闘の記録であります。
いや、懐かしい。ジャブ70ホールは一度だけ、「フラッシュダンス」を見ただけで気が付くと閉館していた。
もっと行ってあげればとも思ったがどうしても大作、話題作を見てしまうとちょっと遠い名画座のジャブまでは手が出なかった。
ま、それはそれとして、目的の本じゃなくついこちらをめくっていると、あれ? 83年ってまだそんなだった? と思える記述がありました。
この本が作られたのは私が札幌に出てくる少し前なのですが、この本の主人公3人が映画館のオープンが決まり、正月二日に酒を酌み交わすところで、酒がなくなり近くの酒屋まで買いに行くのですが、お正月でどこの店もシャッターを閉ざしている。
「どこもやってないぜ!」
しかし街はシンカンとしている。
やっと開いていたのが、今はやっているのか「スーパーオクムラ」。
この場所が地下鉄南北線霊園前駅(現在の南平岸)のすぐそばだったというから驚きます。
今の札幌なら数百メートルも歩けば大抵コンビニの1軒や2軒ありそうなものだが、正月の三が日は多くの店が休みだったし、デパートの初売りも2日からだったでしょう。
今は随分便利になり、街は24時間明るく、いつでもどこでも物が買えるのが当たり前となりました。
しかし、その分大量のエネルギーが必要となり、原発を建設する大義名分が出来てしまいました。
原発賛成の方々の中には「原発に反対するヤツは電気を使うな!」とか、「原発反対を唱えてる奴は、原発を廃止して今までのように電気が使えない生活になっても文句言わねぇんだろうな?」なんて言う人もおりました。
今回の大規模な停電を招いたのは地震や津波のせいではなく、原子力発電に依存し過ぎたからではないでしょうか。
当然、原発賛成だった人は今回の停電に文句は言わないのでしょうね。