札幌エルプラザでは月一回様々な映画の上映会を行っております。今回は地域再生のドキュメンタリーで、山形県肘折温泉にある小中学校が閉校することになり、それまでの一年間を追った映画でした。
たまたまというか、子育てネットワーク会議がバスセンタービルであり、それが終わってから観てきました。
札幌エルプラザ一階の情報センターという、書籍や映像ソフトを閲覧できる場所で、80インチほどのプロジェクターを使って椅子を並べて上映します。今回は10名くらいの人が観に来ていました。
「ひじおり」という珍しい地名で、以前は月山という霊山に登る人や湯治客で賑わった温泉です。
今では少子高齢化により湯治客も減り、とうとう小中学校が閉校する。その中閉校式に向けて東京からUターンして、実家の蕎麦屋を継いでいる青年団員が同じ世代の若者にブラスバンドをやろうと呼びかけた。
学校にあった楽器は学校のものではなくて、以前に村の人が子どものためにと買い揃えたもので、村の財産とも言えるものだった。青年たちも小学生の頃にその楽器でブラスバンドをした経験があり、仲間が集まり楽器を手に練習を始める。
閉校式に集まった村の人、学校の卒業生達の前で「星条旗よ永遠なれ」他、演奏を披露する。昔を懐かしみ涙ぐむ村人も。演奏に合わせて若い女性たちは学校で踊ったダンスだろうか一緒にステージで踊る。