道草、より道、まち歩き。

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大切にしたい日本の手しごと展

2015年10月31日 19時03分18秒 | アート・文化

 

スイスデザインも素晴らしいのですが、じゃあ日本は? って事で、日本のデザインも見たいものだと思ったら、芸術の森の工芸館で「大切にしたい日本の手しごと展」というのをやっていました。

「伝統的工芸品の普及、需要拡大を活動の根幹とする伝産協会を紹介するとともに、伝統工芸青山スクウェアで取り扱う全国の逸品を展示・販売する。経済産業大臣によって指定された伝統工芸品は平成27年度現在222品を数えますが、本展ではそのうち63品目およそ300点を紹介します」(チラシより)

展示品はざっと輪島塗、京うちわ、江戸切子、大館曲げわっぱ、阿波和紙、大阪浪華錫器などなど、どれもうっとりさせられるほどの美しさ。

テレビ東京系、和風総本家でも見た事がある錫でできた急須も展示されていたり、先日のNHKでの超絶 凄技!で対決し、辛くもワイヤに破れはしたものの善戦したロープで、応用された組み紐などがあったりと、奥の深さも感じられる展示の数々でした。

それから、こけしは土産物として生産がされたとか、地域の活性化に始まった江戸時代から続く工芸品があったり、つくづく日本て凄いな~と思わされます。

スイスデザインにも全くひけをとらないどころか、独自の文化を再認識させられます。

しかし後継者不足などで苦境に立たされているものもあるようですし、全国でも数人しかその技術を受け継いでいないというものも。

展示されている品には価格も表示されていましたが、私にはとっても買えないような、0が一つ多いんじゃないの?という価格なのは、手しごとだからこそなのですが、もう少し価格を抑えて多くの人が買うことができるものが、できないのかとも考えてしまいます。

それとも、これらの物を買えるようにもっと自分の仕事を、頑張らなきゃいけないんだろうなとも反省しなければ。

また、経済産業大臣指定の222品目中、北海道の指定品は「二風谷アットゥシ」と「二風谷イタ」のアイヌ関連の二品だけというのはなんとも寂しい。

歴史の浅い北海道だから仕方ないとも言えるけれど、旭川の家具とか小樽のガラス工芸、伊達の日本刀(刃物)なんかも今後認められると良いんではないでしょうか。

本当に良い展示でした。こちらは11月15日まで、観覧無料。

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スイスデザイン展

2015年10月31日 17時57分50秒 | アート・文化

札幌芸術の森で開催されていスイスデザイン展を見に行きました。

スイスと言えば時計? って言うイメージですが、日本との関わりも深く、伊藤博文の欧州使節団で訪問もしているとの事でしたが、それ以降はイマイチどれほど密接な関係かはよく分かりませんでした。

しかしスイスインターナショナルエアライン、ビクトリノックスのナイフ、バッグなどのフライターグ、アルミボトルのシグ、スウォッチなどなどこれもスイス製だったのかと思うものも多く、シンプルで飽きのこないデザインや、機能性にも優れた製品が多く、欲しいな~思わされるものばかりでした。

スイスの高級時計といえばロレックスやオメガですが、その2社にはまったく触れておらず。

スウォッチが生まれたのは、アジアの時計メーカー(セイコー)がクォーツ時計を量販化、その上クォーツ時計の特許を公開したため、クォーツショックと呼ばれる欧米の時計メーカーに大打撃を与えました。

スイスの時計メーカーも当然のように機械式の時計が売れなくなり、対抗するために国の施策としてスウォッチの開発に取り組みました。

という事で、私企業の製品などは極力排除しているのかなと考えられました。

ビクトリノックスのナイフ、いわゆる10得ナイフと言うものですか。これもスイスだったとは。説明ではスイス陸軍に製品を認められ、急速に発展したとの事。

しかし実際にこれを使ってる人は日本では見た事ないし、あまり映画でも登場した事がないので、いつもあのナイフって切れるのかなあと疑問に思っています(笑)。

多分冗談で作ったのだろうと思われたジャイアントナイフは、片手では余るほどの長さがあり、85以上もの機能があるそうで、こんなの市販してないのだろうと思ったら、年間数百本も売れたと言うのだから分からないものです。

それにしても建築物、家具や生活用品も、こんな洗練されたデザインのもので囲まれたら楽しいだろうなと思いました。

コメント (2)
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