道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

清洲会議

2014年01月30日 23時14分08秒 | 映画
Kiyosu三谷監督、続編作って!

思いがけず知人からチケットをいただいて、今日公開の最終日だったのでギリギリ見ることができた。
最初はコマーシャルで妻夫木聡の「い~よ!」というのが強烈な印象で、全編通してふざけた感じかと思っていて、今までの三谷幸喜作品のような作って作って考え過ぎられた笑いが続くのかと思っていたが、良い意味で裏切られた。

笑いを期待したら面白くない作品と映ったかもしれない。
戦国の時代だからといって、今までの大河ドラマのようなかしこまった人物ばかりだったはずはない。
信長のような個性的な人物もいたろうし、秀吉のようなキャラクターも、家康、正宗、信玄、謙信…強烈なカリスマ性があった人や、誰からも愛されるような殿様もいただろう。

映画の時代に登場する人物も多くが今までの大河ドラマや映画などでも知った名前、例えば黒田官兵衛や江が出てくるので予備知識がなくても結構関係性が分かるようでそれだけでも面白い。

滝川一益が会議に出席するために必死に野山をかけるシーンとか、たまにこれは要らないんじゃないの?なんて場面もあるのだけれど、清州会議の5日間をとても飽きさせず、重臣たちの駆け引きにとても引き込まれる。

織田家の後継者を決めるという一番の争点では、重臣たちそれぞれの思惑により最終的に信長の直系である三法師が後継者として決まるが、それを擁立し後継者として大名の前に現れた三法師を腕に抱く秀吉に頭を下げなければならなくなった、重臣たちの悔しさがとても面白く、これをきっかけに織田家を滅ぼそうと画策する秀吉の野望を感じた時鳥肌が立った。

キャストは三谷映画ではおなじみの顔ばかりというのが、ちょっと物足りなさというか新鮮さにかけるのだけれど、やはりみんな素晴らしい演技を観せてくれた。
鈴木京香は歳を感じるな~と思ったり、剛力ってやっぱり下手なの?とは感じたが、私としては三谷映画では一番面白いと思った。

これは徳川家康に敗れる豊臣家の姿も続編として見てみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKに苦情が6割?…アテにならんよ。

2014年01月30日 00時23分40秒 | 本と雑誌
新しくNHKの会長になった籾井氏は就任会見で個人的な意見として、慰安婦は「どこの国にもあった」と発言した直後、記者がこれは会長の就任会見では?との問にすぐに発言を撤回した。

しかし、やはりというかとても大事に発展し、北海道新聞朝刊では一面に取り上げられた。
北海道新聞はどちらかというと左寄りの新聞とは言われているらしいから、こういった問題に紙面を割くことが多い。

で、「どこの国にもあった」の発言がどう問題なのか。じゃどこの国にも無かったってこと?
発言はこれに続けてオランダには飾り窓と呼ばれる売春街が今でも存在すると言われたが、これは?嘘なの?嘘であれば大問題だけれど、事実なら何が悪いんだろう。オランダからまだ反論は来ていないと思う。
話は戻って戦中にあったのか、なかったのか?それ一点をハッキリさせて欲しい。

売春は外国じゃ当たり前のようにあるという認識だし、日本じゃソープランドと名前を変えた売春が堂々と営業しているだろうし、今はどうかしらないけれど、昔は買春ツアーなんて行ってた恥ずかしい日本のオヤジ連中もいたようだし。昔は赤線と呼ばれる合法的な売春街だって各地にあったのだから。

韓国では売春を取り締まる法律を作ったら売春婦がそれに反対するデモを起こしたという報道がネットに動画入りで配信され、今でも売春を行う女性は海外にまで仕事に行っているという。

これが嘘だったら国際問題だけれど、そんな話は聞かない。
新聞などマスコミが市民団体の声を増幅して報道するが、何が問題なのか一つ一つ検証してもらいたい、真偽を教えて貰いたいというのが私個人の気持ちだ。

民主党や社民党だけでなく自民党からも批判の声が上がっているらしいが、民主も社民もどちらも終わった政党としか多くの国民は見ていないんじゃないだろうか。
自民党も結局色んな意見がある者が集まった集団というのがよく分かる。

その翌日の北海道新聞朝刊では、NHKに視聴者3,000人から電話、メールで意見が寄せられ、籾井会長発言について、批判的意見が60%、肯定的意見が20%、残り20%が会見したのはいつか?という問い合わせだった。
6割とは、多くの人が否定的な見方をしているんだなと一瞬思ったが、考えてみると肯定的に感じた人がわざわざ電話やメールなんかしないだろう。あくまでNHKに意見を寄せたなかの6割なのだから。

こういう問題に即座に否定的に反応する人は限られているだろうから、もしかすると電話でも一人で何回も掛けたという事も考えられるし、組織的にメールすることだって可能だ。
未作為に意見を聞くなら兎も角一方的な意見が6割来たからといって、その数字を妄信的に信じる方がどうかしているし、信じさせようとする側のずる賢さも垣間見える。

こういう発言にすぐに否定意見を言う人達は、どうも戦前に生きて来た人を真っ向から否定するような考えをしているとしか思えない。
誰の話を信じられるか、意見を言っている人の背景をよく見極めた方が良い。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする