先日赤十字血液センターから献血フォーラムというものの参加案内が来て、東日本大震災における赤十字の活動報告の講演が次第にあったので行ってみた。
場所は大通西19丁目のWEST19の講堂。WEST19には夜間急病センターがあり、次男が小さい頃喘息が酷くて夜中に駆けつけたことがあって、他にも喘息の子が来ていてもっと重傷だったので気の毒に思った覚えがある。
この5階にある講堂というのが立派なもので、きっと医療関係の会議等に使われているんだろう。
あいさつに続いて献血推進ポスターの表彰式が行われて、ほとんどがデザイン専門学校の生徒が受賞していた。
震災後という事もあり人と人のつながりを意識した応募が多かったと話していたが、ハートを使ったものが多く、一見すると献血のポスターなのかコピーを読むまでちょっと分りづらいのでは?と思われるものが多かった。
その後日本赤十字北海道支部の推進課長さんから、震災での赤十字の救護活動について1時間ほどの講演があった。
全国から集まった赤十字の救護活動が既に震災直後から岩手、宮城、福島に入り、怪我人などの手当をして6名一組以上からなる救護班824班が、87794人の患者の救援に当たったという。
また、精神的な支えとてこころのケア、介護チーム、救援物資、復興のための支援などにも関わり、ポランティアは2680団体、80191人が参加した。
日本赤十字が全国で取りまとめた災害義援金は11月15日現在で、
3009億円(北海道内は57億円)に上り、それが被災者に渡っていないという事が言われていたが、もう既に9割が被災地へ送られているそうだ。
赤十字のスタッフが現地で活動する必要経費や、義援金を送られた方への領収書の事務、発送業務などは、義援金から支出している訳ではなく、日赤社費などからで、決して義援金から使っている訳ではないと言われていた。
でも残りの1割はどうしたかとちょっと気になった。1割といっても300億円だから、かなりの金額になる。
質疑応答の時にはすっかり忘れていたし、誰も質問しなかったので後から聞いときゃ良かったと後悔した。まだ送られていないか他にも費用がかかったんだろう、多分。
会場は赤十字のボランティアの方なのか、年配の女性が多かった。若い人はポスターの受賞に来た人くらいだったので、まだまだ献血者が少ないということなのかもしれない。
それでも北海道は全国の献血者550万人(4.2%)に比べると、28万人(5.2%)と比較的高い献血率だという。
終了は7時半を超えたので腹減ったな~と思っていたら、のり巻き、おはぎ、いなり寿司のお弁当が帰りに渡された。
サザエの弁当だったので帰ってから美味しくいただいた。
来年も行こう!(笑)