道草、より道、まち歩き。

思いつくまま 気の向くまま、街をぶらぶら歩いています。
ブログの内容もゆるくて、道草、より道ばかり。

駆け込み寺

2009年01月28日 23時30分43秒 | 社会・経済
先日雇い止めや派遣切りなどでホームレスになった人にお寺や神社はなんかしたか? と記事にしたが連合北海道と本願寺札幌別院が、再就職を希望する労働者を支援するために札幌別院を臨時宿舎として提供する「さっぽろ駆け込み寺」を開設するという記事が新聞に載った。
地方出身者やUターン希望者の再就職を後押しする考えで、定員は20名程だが別院の広間で寝泊まりをさせてくれるという。食事や入浴・洗濯は自分でしなければならないが、今年はあまり寒くはないとはいえ最低気温は氷点下になる札幌で、ちゃんとした建物で布団で寝られ、就職するまでとは言え定住できる場所があるというのはどれだけ助かる事だろう。

貸布団代、光熱費は連合北海道が組合員のカンパで負担するということで、本願寺としては場所の提供という協力のようだが、光熱費だってポーンと出してあげれば良いのにと思う。
また仕事が決まった場合、公営住宅や雇用促進住宅への転居も支援するというが、その雇用促進住宅に公務員が転居要請をされているにも関わらず、居座っているケースが北海道にもあるという事で驚きだ。
子供が卒業するまでとか、近くに適当な場所がないなど個人的な理由で民間よりもずっと安い雇用促進住宅に住み続けているお恥ずかしい方々がいらっしゃる。

この冬の札幌市内でもホームレスが100人ほど確認されているという。また別な新聞記事では北大の学生会館などにホームレスの方が昼間休んで、夜は街を歩き回ったりして夜を過ごすという人もいるらしい。
とても自分個人ではそういった方々を助けてあげられないけれど、市にも道にも空いている建物くらいあるだろうに。道の天下り団体の会社が社屋を新築移転後、空いた場所を道が購入したという話しも出てきて、そんな金があるんなら100人くらいの人が寝泊まりできる場所くらい確保できそうなものだが。
幸いまだ凍死したというような話しは聞かないが、せめて寒さをしのげる場所をもっと提供してあげられないものか。

コメント (2)
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