AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ただこそものの上手なれ

2015-12-27 11:24:22 | インタラクティブのattractive(魅惑)






TBSドラマ「下町ロケット」。最終回となった10話の視聴率は平均22・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、今年の民放連ドラマ1位となった。多くの人を引きつけた魅力は何なのか。その問いに「キャスト、スタッフ全員の高いプロ意識」を挙げる人は多い。( なんだか勧善懲悪の歌舞伎みたい、まあこれは半沢直樹からそうなんですけどね、、、。)

此処まで視聴率をアップさせたのは、阿部寛他俳優人達の切磋琢磨の演技力にも尽きますが、やはり無料 視聴アプリの力も大きいと思います。





NHKの「プロジェクトX」こう言う題材は、日本人誰もが憧れる人物像です。SNSの無料動画 要はタダの時代で番組を見損なった方々にアーカイブでインターネット配信 有料では伸びなかったと思います。民放が一緒になって各局話題のドラマを無料で配信する。これが上手くいった戦略と言っても良いと思います。





御存知のように米国のスーパーボールで流れるCM( カンヌ前哨戦と言われる)1回のオンエアでおよそ日本円で4億5千万です。これはおよそ1クール5000GRPくらいです。SNSとは違い、マスメディアの底力を無視は出来ません。「好きこそものの上手なれ」同様に無料でどう稼いでいくか?



特に各局各番組へのファン達に株主同様に参加出来れば、番組提供とは別に視聴者達が株主同様になるのです。そういう考え方もSNSに対抗出来る仕組みなんですが、、、、。なんだか上手く機能していないんですね。
以前ご紹介したプレデター シンキング(略罰思考)史上最高のコピーライターのひとりであるボブ・レヴンソンは言った。 「ほとんどの人は広告を無視する。広告がほとんどの人を無視するからだ」 広告同様にテレビも同じでしょう。テレビ局だけの争い 視聴率競争、仲間内だけでいくら競っても、視聴者に届かないと意味がない。
これは家電製品を生み出してきた企業にも言える事です。「如何に業界の殻を破れるか?」それが出来ずに、
砂上の楼閣のように崩れ去ったのです。




テレビの力は見縊るとエライことになります。まあ後は、「CM文化の質を何処まで戻せるのか?」ですね。


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