AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と持続力 Think Different の場合(3)

2015-06-25 17:15:00 | ブランディー質で割ったらブランデイング







「Think Different 」を語る前に先ず語らなくてはいけないこと。それはMchintoshが生まれた「1984」です。此処でスティーブ ジョブズ氏はこう語っております。世に残る名作CM1984ですが、この名作はよく知られておりますが、此処で名プレゼンテーションもしています。Kokusaiさんのところでアップされておりましたので引用させて頂きます。(http://www.aoi-kokusaiblog.com/cm/9012)




「1984」は後にオバマ ヒラリー陣営でも作り直され選挙戦で流されたCMとしても有名ですね。
この「1984」の際表現の質の高さとジョブズ氏のプレゼンを聞けば、1984年後半、ジョブズ氏のマッキントッシュ需要予測がはずれ、アップルは初の赤字を計上。経営不振の原因はジョブズ氏であり、彼が社内を混乱させていると考えたスカリー氏は、1985年春、彼をアップルから追放しました。これが正しかったかどうか?知る由もないですが、Appleのイノベーションのタイムラインに影響した事だけは確かだと思います。このプレゼンテーションを観れば、ジョン スカーリー氏のジョブズ氏をAppleから追い出した事は「Appleのイノベーション」を遅らせた事は確かだと思っております。全てにおいて「完璧」を求めていくと「そのストイックなまでの商品への思い。」が社員にとっては堪らない恐怖心になるのも事実です。余談ですが、SONYの盛田氏、Panasonicの松下氏 彼等も「そのストイックなまでの商品への思い。」の経営者だと思います。それがいなくなってしまった事が日本の家電品企業の蟻地獄と化してしまった要因かとも思います。

“1958年。
IBMはゼログラフィを発明した小さな会社の買収を断り、その2年後、Zerox誕生。IBMはそれ以降今でも後悔している。

60年代後半。
Digital Equipment Corporation(DEC)がmini computerを開発。
IBMは、「それでは本格的なコンピューター機能ができない、IBMのビジネスには必要ない」と言った。
その後、DECは急速な成長を遂げ、ようやくIBMはmini computer市場に参入。

70年代後半。
Appleが史上始めて”Apple II”、パーソナルコンピューターを開発。
IBMは再び、「それでは本格的なコンピューター機能ができない、彼らのビジネスには必要ない」と言った。

1981年。
Apple II が世界一有名なコンピューターに成長、Appleもアメリカ史上一成長の早い企業に。
この年IBMがようやく、PCとして市場に参入。

そして今年、1984年。
IBMは業界全てを占領したがっている。
ディーラーは今ではIBMの言いなりで恐怖さえ憶えているようだ。
“ビッグブルー”はコンピューター業界、情報の時代を占領してしまうのか。
1984年について、ジョージ・オーウェルが言っている事は正しいのか?!” 
このCMは、ジョージ・オーウェルがスターリンの恐怖政治をテーマに書いた小説”1984″が元になってます。

「1月24日、Apple ComputerよりMachintosh発売。あなたは1984年が小説“1984”のようにはならないワケを知るでしょう」

CMの制作費は約70万ドルと言われていて、Jobsも撮影に立ち会ったとか。
監督はRidley Scott。グラディエーターとか、ハンニバルとかの監督です。


ブランディングの維持と持続力 Think Different の場合(2)

2015-06-25 01:40:55 | ブランディー質で割ったらブランデイング









今から20数年前にパソコンを教えてくれたのが、当時私のブレーンとなってくれたKさんでしたし、スティーブ ジョブズ氏のAppleコンピュータでした。当時はフリーズも多かったです。解らない事で朝を迎えた事もありました。翌日Kさんに聞きますと10分もかからない事だったのを思い出します。Newtonもアーリーアダプターの私は、第3世代まで使ってましたが、ジョブズさんがAppleを一時期去った事でNewtonは事業から消えていったのです。今思えばあの期間がなければ、iPodもiPhoneもiPadも、もっと早く世に出た事と思います。当時売れに売れたのが、iMac あのカラフルなカラーリングでパソコンも単なるパーソナルコンピュータから、自宅のインテリアの一部へとその地位を確立していったのです。/font>