AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

ブランディングの維持と繁栄 Absolut Vodkaの場合(4)

2015-06-13 11:56:11 | ブランディー質で割ったらブランデイング



走るのはロボットのグレイハウンド。
操るのはSwedish House Mafiaの3人。舞台はボリビア・ウユニ湖のような塩砂漠。
仮装したブルジョアジーが集まり、ドッグレースで賭けをする。
凍てつくような白い地面を、ロボットのグレイハウンドが全速力で駆け抜ける。




果たしてトップになるのは…まるでSF映画のような映像 です。これは『ABSOLUT GREYHOUND』のプロモーションビデオです。ABSOLUT GREYHOUNDとは、アブソルートウォッカをピンクグレープフルーツジュースで割ったカクテル。
ビデオを最後まで観ますと、飲みたくなってしまう。ボトルに拘ると共に新しいメディアツールにも敏感です。AR(拡張現実)の表現も上手く利用しております。





ナイキにしてもAppleにしても、アブソルートウオッカにしても、時代を塗り替えていく企業と言うものは、常にビジョンを持ち「ワクワクしながら物を生み出す。」そこいらが、バブル崩壊後日本の企業が失っていったブランディングの妙なんだと思います。