アブソルートウォッカの産みの親であるラーズ・オルソン・スミスにより1879年に誕生しました。1917年にはV&S社を設立。ブランド名も「アブソルート・レント・ブレンヴィン」と名を変えます。またこれ以後スウェーデンは酒類の製造販売は国営でおこなわれることとなります。1979年、スウェーデンで誕生100年を迎え、アメリカやその他各国への販売機会を得るのです。クリアな味わいを持ったこのウォッカは、世界各国での発売に際して、試薬品の瓶に似せた独特の形状をしたボトルでパッケージデザインを変えて販売されると、アブソルートの宣伝キャンペーンを担当した広告代理店、TBWAによる強力なキャンペーンにより、空前の人気を得ると共に、1985年にはアメリカで輸入ウォッカNO’1を記録。以後今日までその高い知名度を維持し続けているのです。(http://ja.m.wikipedia.org/wiki/アブソルート_(ウォッカ)Wikipediaより引用させて頂きました。)米国での売り上げと共にその斬新な広告戦略は世界を席巻していきました。
購入者にとって酒のボトルの意味合いってどんな感覚なんでしょうか?例えばサントリー角にオールド 、ニッカ ならブラックニッカにスーパーニッカ、山崎とか竹鶴や限定発売の九谷焼や有田焼 ウエッジウッドあたりだと大切に保存する愛飲家もいるとは思いますが、普通だったら捨ててしまうでしょう。そのくらいアブソルートウォッカはボトル作りに拘ってきたのです。古くからアーティストを起用したミニマルな広告戦略に定評があるABSOLUT VODKA。過去にKEITH HARINGやSPIKE JONESとのコラボレーションによるショートフィルムで話題になりアートへのアプローチは銘柄を持つ業界内ではずば抜けています。
1986年、アブソルートのためにアンディ ウオホールが初めて描いたボトルを立体で再現したデザインとなっています。表面は、彼が描いた鮮やかなカラーのロゴを配し、ウォーホルの手書き文字で商品の説明が記載し、ボトル上部にあるL.O.スミスのメダリオンも、ビビッドなカラーで再現したのです。背面は、ウォーホル風のラフでアーティスティックなタッチで黒く塗られており、ウォーホルの小さなポートレイトとサインが描かれています。このボトルに拘りぬいたアブソルートのボトル戦略は次々と斬新な形で展開されていくのです。