京都鴨川納涼床の夕暮れ。
川面に揺れるぼんぼりの灯も風情あり。
そんな中、も一つの名物、堤の、男女のつがいの、必殺ご列席等間隔の舞。
もしも素人が単身、列席者の中に迷い込み座ろうもんなら、女性専用車両に迷い込んだのと同等、いやむしろ、それ以上のおよよのれれれのれを感じるかもしれない。
しかし、この等間隔に座るというメカニズムは、見るものにはある種の洞察を呼ぶのであります。
ポイントは、最初のカップルの位置取りと、二組目と三組目の身体尺度に基づいた収まりどころが、間隔基準として、全体の最終的景観に微妙に影響するのではなかろうか。
暇が有り余れば、密着調査をしてみたいものだ。
密着してくれる人はいないだろうが。
題して、
「人の創る景観における密着と間隔の関係性およびプライバシーの考証」。