運や縁に頼ってばかりで、商売は成り立たない。
運や縁を、信用や信頼に変えることができなければならない。
そうしない限り、運や縁は逃げていく。
運や縁は確かにある。誰にでも均等にある。
ただ、運命となるかどうかは本人次第。
運命と諦めてはいけない。命運を勝ち取るのだ。
信用と信頼を勝ち取るのである。
大事なことは。
うまくいくことと、うまくいかないことと、成功と失敗と、信用を勝ち取ることと、信頼を損なうことと、それぞれには、常に同等の可能性があるということ。
陽が差す限り影はよりそっている。
好転は難しいが、暗転は瞬く間に起きる。
繁盛に、カンフル剤はない。
地道な信用作りによる、信頼を得ることだ。
と。お狐さんの言いたいことはわかっている。
だから僕らは、手を合わせるのである。