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南無煩悩大菩薩

今日是好日也

亭に臨む。

2007-06-10 | なんとなく落書。

縁側に開かれた外の世界。

さみだれが大粒になり色づき横殴りに過ぎ逝く。

雨か。花か。

風か。雲か。

静かに動き。激しく止まる。


臨むは萬願。


-無屋無山人-
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狸十八番。

2007-06-09 | なんとなく落書。

陰嚢おどし。

別名、天狗のまね。


人のふんどしで相撲を取ることばっかり考えている人にはよくお目にかかりますが、自分の大事なものを前面に押し出して勝負に出る狸は大物だ。

どこが大物かというとそれ自体。

狐は騙し、烏は欺く。とはいうものの、狸のおどしは、爽快である。

何度も言うようだが、一物に自信があるのである。


自信が無い私から見れば、おどされることに腹が立つどころではなく、ほれぼれとするのである。

いつかは、正々堂々と、恥じ入ることなく、自分の一物を磨き上げて、立派に勝負をしてみたいものである。


おどすことができる。ということは、正真正銘の凄みを増す必要がある。

怖いや恐い。という感覚とは別物であろう。

凄い。のである。

凄みは羨望に変わりうるものでなければならない。

要するに立派なのである。


狸十八番は。


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小径。

2007-06-07 | なんとなく落書。

歩いてきた道がまっすぐ。

荷物は身の丈。

重くも無ければ軽くも無い。

まだちょいと先はある。

この小径。
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黒達磨。

2007-06-05 | なんとなく落書。

茶碗の名物、曜変天目(ようへんてんもく)は漆黒の宇宙に青い星が輝くように見えると言う。

茶碗の価値が、戦国の一国よりも重いことさえあったという。

たかが茶碗。されど茶碗。



その価値などというものから、超越するところに本来の輝きは増し、信じられないような玄妙さを醸しはじめる。

本物とはそういうものかもしれない。



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朱鐘馗。

2007-06-04 | なんとなく落書。


陽が光り。風がそよぎ。山が香る。


萬願の気満つるとき。


鐘馗が朱に染まる。
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チェ・ゲバラ。

2007-06-03 | なんとなく落書。

いわずとしれた、キューバ革命もうひとりの立役者。


大国アメリカは、亡命キューバ人をもってCIAの潜行隊を組織しキューバ侵攻を行った。

侵攻を阻止し、捕虜とした彼らに向かって、彼はこう言ったという。

「わたし達を殺したら、プールで一緒に泳ごうとアメリカ人が君に約束したのか?彼らは水が汚れるといって黒人をプールに入れなかったが、君はそういう時代に戻って欲しいと思っているのか?今のキューバに人種差別はないし、白人専用のプールもないが、君はそういうものが欲しいのか?」

「君はいったい何をしに来たのだ。」


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愛と青春。

2007-06-02 | なんとなく落書。

類人は人類の夢を見る。

蟷螂は無心にその鎌手を休める。


思う術無く、知る由もない。

愛と青春の吐夢。

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念。

2007-06-01 | なんとなく落書。

むじょう じんしん びみょうほう

ひゃくせんまんごう なんそうぐう

が こん けんもん とくじゅうじ

がんげ にょらい 真実ぎ。






念じてみる。


ただただそれのみそこにあるなにか。


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見返りの図。

2007-05-31 | なんとなく落書。

葛飾北斎の美人画に、鏡面美人図というのがございます。

後姿の風情と、鏡に映る表情が美しい。


「待人の たよりや 夏の 夜みせ前」 -得器-

との、賛が入っています。



菱川師宣の見返り美人図も浮世絵として著名ですが、後姿の風情と、かいま見得た見返りとの間の空気、それは一幅の絵になる心情。ということではないかと思います。


風情に心情を映すところに、その個性や美しさが出てくるものだろうと思うのであります。




月やあらぬ はるやむかしの春ならぬ

わかみひとつは もとのみにして。

-藤原定家-


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如かず。

2007-05-30 | なんとなく落書。

逃げまするか。

に。逃げよう。


善は急げ。ほれほれ。

あ。おまちになって。あっしも。


なんてことをいってるわけじゃなくとも。


背に腹は変えられぬ。

生きておってこその物種。

ここは三十六計。逃げるに如かず。


ほいさっさ。


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烏図。

2007-05-29 | なんとなく落書。

枯木に烏。


群れを成しごみをあさる烏はあさましいけれども。

孤独に枯木にて休む烏は、背中で人生を語る。

んなわけはないが、みるものを反映してそこにいる。

奥ゆかしさを湛えれば、あさましきものなりとも黒光りするようだ。

若木よりも枯木がやはり似合う。

烏のせいだけでもないだろう。

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白虎竜。

2007-05-28 | なんとなく落書。

メラニン色素の変異する染色体の特異変質。

生きた化石とも言われる悠久の系統相続。

幾度となく再生可能な細胞再現性。

獰猛な瞬発力と変温の緩慢。

雲を呑み土を食らう。


夢か現か分からぬ不実不詳。

その名。


ホワイトタイガードラゴン。



落書きは楽描き恥掻き。

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五輪。

2007-05-26 | なんとなく落書。

空 風 火 水 地


生きとし生けるもののみならず、在りとし在るもので五輪ならざるものはないという。


密教の世界観であります。

かの宮本武蔵は、剣の奥義をこの五つに分けて書き残しました。五輪の書。

オリンピックの五輪とどういう関係なのか、存じ上げません。



ありとあらゆるものの成り立ちを五つの要素で考える。

3,5,7と言う数字は、要素の違いを分類する際によく使われます。
3択では大まかすぎ、七つでは焦点がぼやけてしまうこともままありまする。


五大。五輪。生活智としてもさることながら、人間智としても何かを秘めておるようでございます。


大日如来、釈迦如来、多宝如来、阿弥陀如来、薬師如来、の五大五輪。

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見果てぬ夢。

2007-05-25 | なんとなく落書。


どうだろう。


わしら夢かないますやろか。



滑稽といわれれば、そりゃまあそうです。




どうだろうねぇ。



未だならぬ、見果てることの無い大望。



ゆめみてみます?


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万葉の調。

2007-05-24 | なんとなく落書。

血が騒ぐ。とでもいうのだろうか。

この調べには、大和(やまと)の国のなにものかを呼びかけるなにかがあるのである。





籠(こ)もよ み籠持ち堀串(ふくし)もよ 

み堀串(ぶくし)持ち

この丘に 菜摘ます児(こ) 家聞かな

告(の)らさぬ そらみつ 大和の国は

おしなべて われこそ居(を)れ しきなべて われこそ座(ま)せ

われこそは 告(の)うめ

家をも名をも よい籠(かご)に 堀串を持って この丘に

菜をつむ乙女よ

おまえの名は。家は。

空見つ大和の国は このわたしが治め 住むところ。

さぁ お言い おまえの名は、家は・・・。


-雄略天皇「万葉集」-

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