咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

古本を整理・・・

2012-06-13 23:02:03 | 日記
 先日来、我が家で長らく眠っていた古本を整理した。文芸小説類、書道関係の本、刀剣の本、骨董品の本、美術品の本、囲碁の本など床一面に広げていた・・・その数100冊以上。

 古書としての価値があるものか、いろいろと調べるもさほど値打ちの物はないように思われる。この際、資源ごみですべてを出してしまうか・・・いえ、いえ、亡き両親が読んでいた物なので、これまでも捨てきれなかった本である。

 それで、市内の古本屋さんへ電話。

 「実は古い本などが数多くありますが、引き取り処分はしていただけないでしょうか・・・」と、勿論、お代は戴かない。

 すると、

 「うちでも最近、古本など引き取っていませんが、無料でお譲りならある方を知っていますので紹介しますよ」との返事があった。

 何でもいいから、本を引き取って大事にされるならと思い、その方を紹介してもらった・・・。

 夕方、その方から、連絡があり

 「私、○○古書店から紹介されました▲▲です。本をお譲りとか、明日にでも伺いますが・・・」と。

 翌日午前、その方が我が家にやって来た。この日は、資源ごみの回収日なので、これはいらないだろうと思われる物をまとめて自宅前の回収場所に出していた。

 残りの本などをその方に見せると、すべて持ち帰るとのこと。ヒモで絡んで車に積み込む・・・。さらに資源ごみで出していた本も持ち帰るとのことで、当方としては随分と安心した。

 ひと騒動が終わり、コーヒーを出していろいろとその方と話していると・・・これが実に面白い方であった。

 「あちらこちらから、本をたくさんもらっていますが、自分がひと通り読み終えたあと、先般も500冊くらいをまとめて被災地の福島県庁に送りました。非難生活されている人たちが喜んで読まれるようです」

 と、さらに

 「自分は、映画も好きでそれも結構昔の映画が好きです。また、最近では昔のテレビで放映されていた“てなもんや三度笠”にハマっています」

 と、さらに

 「自分の祖母が本が好きで、母が映画が好きだったもので、その影響を受けたものと思っています」とのこと。

 しばらく、映画談議に華が咲いた。こうして、いろいろ話していると当方ら団塊の世代に通じるような話ぶり、年齢は38歳とのことであったから・・・驚きである。祖父母との暮らしが長かったらしく、いまどき珍しい好青年である。

 尤も本を愛し、よく読む人間なら、先日の「自殺するのが怖いから、人を殺して死刑になりたい」との身勝手な無差別殺人を犯すような人間に育つことはない。現代の我が国は、どこで道を踏み外したものか、非人間性のものが余りにも多すぎる。

 そのような中、久々の好青年に会えたことに感謝したい

 我が家にも本好きの娘と息子がいるが、それらが読み漁っていた小説、漫画、子供時代の本など200冊以上が眠っている。これらもいずれ整理したいが、今はそれぞれに家庭を持っている二人、想い出に残る本なので置いといて・・・と。

 昨日は、いい出会いがあったといつまでも家内と話していた。

 この日は、新聞投稿を切っかけに見知らぬ方から電話があり、当方のブログを見たいとのこと。その方もブログを連日更新とのこと。早速、アドレスを交換した。

 素晴らしい、絵が描きこまれたブログである。(夫)







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コメント
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