咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

涙の池添謙一騎手・・・よかったね

2012-06-25 22:30:00 | スポーツ
 オルフェーヴルの復活走、当方も最高に気分がいい。忘れられない「宝塚記念(GI)」となった。

 この日は、その前の福島テレビオープンに出走していた“ミキノバンジョー”が、やっとオープンレースを制し、馬券の方も3レンタン(20点)を的中し気分も良くなっていた。この後のGIレースで、イチオシのオルフェーヴルの勝利にはさらに興奮・・・。こちらも、当日オルフェーヴル1着固定の3レンタンとウマタンを追加購入し的中なもので。

 なお、嬉しい“ミキノバンジョー”の勝利は、明日のブログにじっくりと書きたいと思っている。オーナーをはじめ関係者の皆さんおめでとうございます。

 さて、宝塚記念の行われる好天の阪神競馬場で、上半期最後のGIレースのファンファーレが鳴った。逃げ宣言のネコパンチが、最後にゲートイン・・・スタートした。

 大外から、宣言通りにネコパンチが先手を主張してスタンド前から1コーナーへ、番手には内からスマイルジャック、3、4番手にはビートブラック、アーネストリー、マウントシャスタなどが続いた。

 1番人気のオルフェーヴルは、中団から後方の馬群の中でじっとしている・・・これならいいね。ルーラーシップは、好位の6番手あたりから折り合って追走、3番人気のウインバリアシオンは内側から、オルフェーヴルを見ながら追走。

 後方2番手にショウナンマイティが、脚をためながら追走・・・。前半1000㍍の通過タイム、58秒4の速い流れとなっていた。追い込みや差し馬には、絶好の流れとなっている。

 5、6馬身離して逃げるネコパンチも3、4コーナーの中間どころで後続に捕まってしまい、一旦アーネストリーが先頭に立つが、後方待機組が一気に詰めてきた。4コーナーから直線に向くと、ルーラーシップが外から3番手あたりに上がって、ウインバリアシオンもその手前から、外にだして直線に向かった。

 最内の方では、終始4番手にいた軽量の3歳馬マウントシャスタが先頭にでた。真ん中の馬群の中でもまれていたオルフェーヴルは、4コーナーから直線に向かうと内に潜り込み馬場の荒れたコースを真っ直ぐに上がってきた・・・何とその直後にショウナンマイティがいつのまにかやって来ている。

 最後の直線の攻防、最内から逃げ込みをはかるマウントシャスタを交わしたオルフェーヴルが、外差しの決まる阪神コースの最も悪いところからいとも簡単に先頭に躍りでた。強い、強い、大歓声が上がる・・・大半のオルフェーヴル・ファンが復活走を目のあたりにした瞬間。

 オルフェーヴルと同じようなところからやって来たショウナンマイティが、あっという間に突き離された。この日もっとも伸びる芝コースの大外から、C.ウィリアムズ騎手が懸命にムチをふるってルーラーシップを追いだしてくるも、2着が精一杯であった。

 また、4コーナーから外にだして、追いだしたウインバリアシオンも4着が一杯であった。大外から懸命に追ったルーラーシップを2馬身差抑えたオルフェーヴルが、勝ち時計2分10秒9(良)で力強く勝利し、鞍上の池添謙一騎手の手が大きく上がった・・・目はウルルンとなっている。

 3着には、ルーラーシップから1馬身4分の1離されたショウナンマイティが入線。ちなみに5着には、最後の直線を内から果敢に攻めたマウントシャスタが残った・・・たいしたものだ。

 当方、「あとは、鞍上の池添謙一騎手がうまく乗るかどうかである。ここでミスると下(おろ)される可能性もあり、度胸一番の鞍上なら今回はすべてを掛けてくると思うので・・・好結果を期待」と、昨日のブログに掲載しており、最高の騎乗ぶりの鞍上に“おめでとう”と云いたい。

 これで、オルフェーヴルも鞍上も秋が楽しみになったことだろう。それ以上に懸命に立て直した池江泰寿調教師をはじめ厩舎スタッフの努力が実ったもので、「本当におめでとうございます」と、云いたくなった。

 やはり三冠馬は、強くあらねばならないし、それでこそヒーローであろう。7分くらいの出来でこれほどのパフォーマンスができるから、いかなる馬たちもこの三冠馬にはかなわないであろう・・・凱旋門賞が楽しみ。

 ところで、オルフェーヴルの勝利で数々の記録が書き換えられたらしい。取りあえず、全兄・ドリームジャーニーとの兄弟による春秋グランプリ制覇はJRA史上初の快挙と思われる。

 本日のスポーツ紙にいろいろと記録が掲載されるであろう

 ところで、WIN5の方は、後半の函館・福島・阪神の3レースをキッチリと的中も、前半の福島・阪神の2レース不的中・・・涙。(夫)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 オルフェーヴル(池添騎手)
 「ここまで本当にきつくて…勝てて本当に良かったと思います。沢山の方に競馬場に足を運んでもらって、この馬の力をやっと見せることが出来ました。色々なことを言われましたが、この馬が一番強いと思っていましたし、スタッフが懸命に仕上げてくれました。完璧ではなくてもあれだけのパフォーマンスを見せてくれて、本当にホッとしました。返し馬では前走よりリラックスしていて、後は自分がしっかり乗るだけだと思っていました。メンコを外したこともあって行きっぷりが良く、いつでも行けるという手応え。ゴチャついているところにいたので、どこを抜けて行こうかと考えていました。4コーナーで少し下がりましたが、手応えがあったので、前が空いたところに行こうと思いました。内の馬場は悪かったのですが、関係ありませんでしたね。強かったです。この後、馬が大丈夫であれば海外に向かうことになるでしょうし、楽しみです」

(池江泰寿調教師)
 「いい時に比べると7分くらいのデキでしたし、この状態でオルフェーヴルが走れるのかどうかを含めて半信半疑でした。当日の雰囲気、そして4コーナーで包まれて外に出せず、馬場の悪い内側を通りましたから、最後まで半信半疑でした。勝ったのを確認して、怪物だと思いました。この後、凱旋門賞に関しては、状態のこともありますので、まだここでは明言出来ません。改めてドリームジャーニーとの兄弟制覇も本当に感慨深く、嬉しく思います」

2着 ルーラーシップ(ウィリアムズ騎手)
 「スタートが遅く、前に取り付くのに少し脚を使ってしまいました。しかし、道中は折り合いを欠くことなく、いつも通りレースを運ぶことが出来ました。内は通りたくなかったので思い通り外を通ってのレース。展開も向きましたし、この馬の出来ることはすべて出来ました。ですからスタートが悔やまれます」

3着 ショウナンマイティ(浜中騎手)
 「この馬のレースは出来ました。3 ~ 4コーナーではいつもほどズブくはありませんでした。早めに動いて行って、オルフェーヴルと一緒に動いて行きましたが、最後は勝ち馬から離されてしまいました」

4着 ウインバリアシオン(岩田騎手)
 「位置取りは思い通り。後はどこまで伸びるかという感じでしたが、最後は地力で4着まで来てくれました。出直しですね」

5着 マウントシャスタ(川田騎手)
 「内からスムースなレースが出来ました。4コーナーもうまく捌いて、直線は一瞬夢を見ましたね。しっかり動いています。3歳ですからね、いい内容のレースです。これからの成長が楽しみです」

7着 アーネストリー(佐藤哲騎手)
 「注文通り、思った通りのレースが出来ました。今日は仕方ありませんね」

12着 トゥザグローリー(福永騎手)
 「体は良かったのですが、この結果。負ける時はいつもハッキリした敗因があるのですが…」


(おめでとう・・オルフェーヴル)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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