咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

混戦を制す・・・ストロングリターン

2012-06-04 22:50:30 | スポーツ
 上半期のGIレースも月末の「宝塚記念」を残すのみとなった。2歳新馬戦もはじまり、来年のダービー馬はどれかな・・・と、云った話題も聞こえてくる。

 さて、大混戦となっていた2012年の安田記念、最後の直線外目から黒い帽子の2頭が馬体を併せて、ゴール間際までの壮烈な叩き合いに大きな歓声が上がっていた。

 終始中団の後方から競馬をしていたこの2頭、ストロングリターンとグランプリボスがそれぞれ33秒8、33秒9の末脚を爆発させてゴールに飛び込んだ・・・グランプリボスをクビ差抑えて福永祐一騎手の騎乗したストロングリターンが、昨年の雪辱を果たし悲願のGIレースを制した。

 勝ちタイムは東京芝1600㍍のレコードとなる1分31秒3とのこと。

 当方の追っかけ馬であったから、やったね・・・と、思いながらも、イチオシのガルボが0秒5差の5着なもので。

 レースの方は、内からガルボが好スタートを決めたが、中からコスモセンサーが先頭に躍り出るも、大外から大方の予想のとおりシルポートがすかさず先頭に立った。ところが、外から併せるようにリアルインパクトが番手に上がりシルポートにプレッシャーをかける態勢。

 エイシンアポロンも早めに進出し3番手から追走、一旦先頭に立ったコスモセンサーは控えて4番手に下がった。このため、内から好スタートを決めたガルボが先団へ上がろうとしたところ、前にラッキーナイン、控えたコスモセンサーが下がる形になったことで、ラッキーナインとガルボがゴチャついて・・・ガルボが下がってしまった。

 これを見ていた当方、何で下がるのよ。遠慮しないでもっと前で競馬しろよ。

 これはまずいな・・・と、一瞬悪い予感が頭をよぎった。

 ストロングリターンは、中団から一旦控えて後方4、5番手から気分よく追走していたのであろう。4コーナーから最後の直線に向くと、ストロングリターンはうまく外に出して追い出す。内の方では、ガルボも追いだす態勢に入るが、前が開かないので内に切れ込んで内の荒れたところから懸命に追っている。

 黒い帽子の2頭ストロングリターンとグランプリボスが、外から一気に伸びてきた・・・昨日の芝コースは、外目がよく伸びるようになっていた。

 3、4番手から追走していたコスモセンサーは、シルポートとリアルインパクトを交わし一旦先頭に躍り出たが、外からやってきたストロングリターンらに難なく交わされ、3着でゴールイン。後方から馬群を割って追いこんできたダノンヨーヨーが、内から追いだしているガルボを交わして4着に・・・ガルボは、向正面でのチグハグな競馬と内の荒れたところが響いたのか伸び悩んで5着。

 「<ガルボ=5着>石橋脩騎手 馬場の外が伸びていたので外に出したかったがうまくいかなかった。内のスペースに切り替えたが、スムーズさを欠いた」とのこと。

 安田記念を制したストロングリターンの鞍上福永祐一騎手、先週のダービーで結果を出すことができなかったうっ憤を晴らすことができた。

 馬上でその喜びを身体全体で表していた・・・おめでとう

 掲示板には、内枠の1番から4番までの4頭が載っていた。(夫)

[追記]~レース後のコメント~
1着 ストロングリターン(福永騎手)
 「GIでずっと有力馬に乗せて頂いていたのに結果を出せなかったのですが、やっと結果を出すことが出来ました。前回はうまく乗れなくて、今回は結果を出さなくてはと思っていましたし、すごく上手にレースをしてくれました。スタートがそんなにいいという馬ではないのですが、今日はスタートも良く、うまく流れに乗って行けました。道中はリラックスしていて、追えば絶対伸びるだろうという感じでした。直線に向いてからもサダムパテックの後ろからうまく外へ出せましたし、先頭に立ってからは少し気を抜くところがあるので、馬のリズムを守って走ることを心掛けました。去年2着になったように力はある馬ですし、調子の良さを結果に繋げられて嬉しいです」

2着 グランプリボス(内田博騎手)
 「押し切らないとダメですよね…。自分の腕が甘いです…。ずっと外枠でしたし、今日は内枠だったのでいいと思いました。いいリズムで走って来られればチャンスだと思っていました」

(矢作芳人調教師)
 「(ダービーから)2週続けてと思いましたが、そこまでは自分も持ってなかったですね…。今回は条件が揃っていましたし、走ってくれると思っていました。GI馬なのに叩き2戦目、3戦目とローテを組んでこその馬ですが、狙ったレース(GI)にはきちんと来てくれる馬ですからね。あとは今日はやっと内枠が当たったことも大きかったと思います。この後、秋はマイルCSを目標にして行きます。まだまだ終わっていないんだというところを見せられて良かったです」

3着 コスモセンサー(松岡騎手)
 「頑張りました。一発あったかと思いました。以前より落ち着きが出てきたところがいいですね」

4着 ダノンヨーヨー(北村友騎手)
 「馬の具合も良くなっていましたし、自分のリズムで競馬をして、最後はよく伸びてくれました。この馬の力は出せたと思います」

5着 ガルボ(石橋脩騎手)
 「先行しようと思いましたが、ペースが速かったので控えてジッとしていました。直線では今日は外が伸びていましたし、なるべく外へ出したかったのですが…、うまく出せませんでした。ただ、馬は力をつけていますし、今日は枠も良かったと思います」

9着 サダムパテック(ウィリアムズ騎手)
 「?の一言です。前回のイメージで運べましたし、4コーナーを回るまで何も問題はありませんでした。ところが直線に向いてまったく反応してくれませんでした。前走時のこの馬なら弾けてくれたと思いますが、今日は違いました。もしかしたら、走ったらリフレッシュさせて使った方がいいタイプなのかもしれません」

10着 ドナウブルー(川田騎手)
 「前々で競馬をして欲しい、と言われていましたし、出して行きました。折り合いはつきましたが、つきすぎてしまい、ペースアップした時に上がって行けず、包まれてしまいました。勝負どころでもっとスムースだったら、と思います」

12着 シルポート(小牧騎手)
 「自分の競馬は出来ましたが、後続もついて来ましたし、恵まれませんでした」

13着 ローズキングダム(武豊騎手)
 「この距離はいいと思うのですが、いきなり1分31秒台では辛かったかもしれません」

15着 エイシンアポロン(池添騎手)
 「道中はいい感じと思いましたし、直線も余力はあったのですが…。結果的には時計が速かったですし、この馬には時計の掛かる馬場の方が向いているのかもしれません」

16着 アパパネ(蛯名騎手)
 「まったくダメでした。トモの感じが本物ではありません。その点が良くならないと走れません。終わったとか、そういうことではありません」

17着 マルセリーナ(田辺騎手)
 「手応えが、早々と、直線を向く前になくなりました。疲れが残っているのかもしれません」

18着 ペルーサ(安藤勝騎手)
 「調教の時からモタモタしている感じでした。マイルがどうこうという訳ではありません。スタートも良くなっていますし、流れにも乗っているのですが、馬がやる気になっておらず、嫌々走っている感じです。まったく能力を出せませんでした」
(出典:JRA-VAN NEXT抜粋)



参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他

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