咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

やっと更迭・・・防衛相と国土交通相

2012-06-06 22:31:31 | 報道・ニュース
 4日午後、野田佳彦首相は、今国会において消費税増税関連法案を成立させるため、内閣改造を決断実行した。

 「この厳しい状況で首相を拝命したのは天命だ。国のためやるべきことをやる覚悟以外に私心はない」と、野田首相自らが改造人事を発表した・・・・。

 との報道があったところである。

 この1月に内閣改造しもはやこの内閣で行くとしていたが、わずか5ヶ月未満での改造人事と相成ったことは、いかに民主党を主体とする内閣が危ういものかを露呈したに過ぎない。

 特にド素人丸出しの田中直紀前防衛相、岐阜県下の市長選で特定候補への支援依頼の文書を事前配布の前田武志前国土交通相の二人は、40日余り前の4月20日に問責決議を受けていた。
 40日以上経過しての更迭は遅きに失した感があり、それまでの間、国会審議は停滞するばかりで、あの大震災から1年以上経過した今日、現政権が復興に対する動きを加速させるべき大事な期間を無駄に過ごしたことにもなっている。

 ただ、野田首相の頭の中には、復興に対する課題よりも消費税増税関連法案の可決成立しかないことが国民にとっての不幸である。

 さて、かの二人の大臣の更迭に併せて、中国大使館の元一等書記官のスパイ疑惑問題が露見し、その書記官と接触があったとの鹿野道彦前農水相も含め、5人の大臣が新たに交代させられた。

 その中で、異例ともいえる人事が発表された。

 防衛相に初の民間からの起用である。国家の安全保障と防衛問題の要である防衛相に国民の審判を得ていない民間人の起用は・・・云々との批判も見え隠れしているようである。

 ところがどっこい、防衛相に起用の森本敏拓殖大大学院教授は、この方の専門家でありプロである。これまでの一川、田中両氏の素人軍団に国家の命運を任せることはできなかったが、野田首相の180度転換の思い切った人事にはいささか驚いたが、国民の一人として歓迎すべき人事と思っている。

 「安全保障の第一人者。平和と安全を守るため、力を発揮してもらえると確信している」との野田首相が、森本防衛相に期待を寄せているとのこと。

 森本防衛相は、これまで鳩山政権・菅政権下の防衛問題や安全保障問題を厳しく批判してきており、ひいては民主党政権そのものを批判してきているが、今回はその中に飛び込んでの任務となる。

 出身母体やこれまでの経緯からして、単なる評論家諸氏とは違うキチンとした信念の元での教鞭もとって来ておられるから、国家の利益を最優先にした行動を起こしてもらいたい。政権内部や与党からの非難もあるかも知れないが、今までの防衛相とは隔世の感あるところを示してほしい。

 これにより、我が国を甘く見ていた中国、ロシア、北朝鮮、韓国に対しても毅然とした姿勢で臨まれるものと期待している。

 なお、「自衛隊の最高指揮官は首相だ。指揮監督権はきちっとしているし、その点については全く心配はない」との野田首相からの後押しもあるとか。

 自衛隊の最高指揮官が首相にあることを知らなかったとの前首相とは違うので、防衛相も思い切って自らの考えを遂行できるであろう。

 これまでのド素人防衛相の足跡を払しょくし、国家のために力一杯働いてもらいたいと思った。(夫)

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