まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

歴史好き居酒屋

2008年07月12日 | Weblog
わ香。

わか、とよむらしい。

静岡の駅南、入船横丁にある。

南朝方の重臣、名和長年の末裔だというおかみ。

ずいぶん前に、囲炉裏パーティーご主人につれてきていただいたとき、棚にかざってある名和大社のお札の由来をきいたんだった。

どうも、南朝、という言葉をきくと、耳、ピクピク状態になってしまうんで。

来たい来たい、と思っていて、念願かなって、二回目のご来店、と相成ったしだい。

足利尊氏に敗れた、後醍醐天皇以下、南朝方がおちのびて、生ききってきた姿に、歴史の哀切を感じるんだよね。

北朝方の追討は苛烈を極めたようで、人のすまないような山奥で、生計を立てることは、どれほどのものだったんだろう、と。

おかみさんも、歴史好きだと、自認するだけあって、そんな話になると、気持ちよく、手が止まる。

生ビールまだ?

そうそう、そうだったわ。

ネギ間、焼けた?

そうそう、火をつけてなかったわ、という具合。

夕べは、また、歴史好きのお客さんが集まったようで。

熱海の在住の方からは、梅園近くの澤田なんとか美術館の仏像コレクションをおしえていただき、浜松在住の、もと相撲の国体代表選手からは、徳川家康二人説をご披露いただき。

僕の隣には、わが社の、日本武尊ゆかりの建部大社の末裔?

そんなこんなで、夜は更けたのです。

帰りがけ、歴史はわからないけど話を聞くのは楽しい、とおっしゃってくださった常連のお嬢様?には、落語がヒットした。

2月の人生初の、浅草園芸ホールの話、川柳川柳のガーコンの笑いのオーバーフローなどなど、持ち出すと、彼女、春風亭昇太を、昇太くんとよぶくらいのファンだそうで。

次の約束があるんで、ごめん、中途半端で、また近いうちに来ます、と言い残して、わが身を引き剥がすように、日本武尊とふたりで、店を出た。


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