まわりで起こっていること

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片雲の風、ならぬ青の空に誘われて

2018年06月03日 | Weblog

昨日は、木曽路へ走った。

そう、木曽平沢での漆器祭りです。

芭蕉さんは、それに続いて、そぞろ神のものにつきて心狂わせ、と。

さらに、道祖神の招きにあひて、取るものも手につかず、という気分だな。

実は、今日の日曜日に予定していたんだけど、いつものルーティン、屋上でのウォーキングをしていたら。

青と眩しい陽の光に誘われて、ってわけだ。

何年振りになるのか。

巣山さんのところは、お姉さまもお母様もお元気で、バブルの時より、忙しいんです。

だって。

だから、あんまり、作品、並べられなくて、というんだね。

よもやま話とお茶、あと、トマトのコンなんとかをいただき。

実は、漆塗りの珈琲カップを探していたんだけどね。

で、いいのがありました、まる。

なんだけど、この、けど、ってのがミソで。

溜塗(ためぬり)というらしいんだけど、いいやつ、見つけ、これしかない、値段も手頃だし。

とまさに、お勘定を、という段になって、木地はなに?って、さりげなくお聞きしたら。

樹脂だ、というんだね。

どうも、樹脂への塗りもありだそうだけど、点々点、ということで断念。

でも、あの色、よかったな。

お店の方、木地だったら、このお値段ではとても、と、たしかにそうだろうね、ということで。

その場は、一件落着。

なんだけど、あの色、欲しいな、という思い止みがたく、なんてね。

芭蕉さんを真似てみたくもなっちゃうくらいで。

あれ、木地で塗ってくれてもいいのにな、リクエストしてみるか。

いや、やめとこう、夢になるといけねぇから、って「芝浜」じゃないだから。

ところで、木曽といえば、中乗りさんと御嶽山だよね。

素人郷土研究家としては、塩尻から木曽へ抜ける途中の、平出遺跡なんてところも、探索したくなっちゃうんだけど。

そう、帰りがけに贄川駅で食べたお蕎麦屋さんも、なかなか、風情があって。

あの贄川宿も歩いてみたいところだ。

他にも、洗馬と書いて、せば、と読むらしい地もあって。

道の駅に寄ったら、洗馬焼き、なんてコーヒーカップ、あったな。

思わず、買っちゃおうか、なんて思ったけど、ちょっと、踏ん張ってみた。

なんとか焼き、って書いてあればいいってもんじゃないしね。

で、洗馬、っていうくらいだから、馬、放牧していたんだろうか。

昨夜のBS、田中陽希さんの三百名山、自力踏破か、そんな番組で出てきた、何山だったか、島根の方の。

その山も、タタラが盛んで、木は切り倒されたけど、そのあと、放牧地だった、なんて話も出てきたし。

この間の、四国は、剣山も、山頂は平家の放牧地だった、なんてガイドの方がおっしゃっていた。

なんてことにもつながる、木曽路への一日旅立ったのです。

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