だそうだ。
そういえば、この間、BSかなんかで、吉田拓郎の「落陽」をやっていたな。
彼も、70越えか。
思えば遠くへ来たもんだ、ってわけだ。
くだんのボブディラン、新アルバムをリリースしたので、早速、ダウンロード。
iTunesという便利なもので、すかさず、ってことで。
車中で、聴いているんだけどね。
相変わらずの、読経のような、聴きとりにくい歌ではあるけれど、だんだん、それが良くなってくる。
さらに、歌詞の意味を噛みしめるようになると、深く深くうなづく、って次第で。
COVID-19下の最初の頃、よく聴いていた、muder most foul、も難しかったけれど。
村上春樹を差し置いてのノーベル賞だから、そりゃ、鑑賞するまでの準備期間。
ってのもありなのかも、ってね。
なんて気分で聴いている彼も、79歳だ、中の一曲。
「i contain multitudes」、っての、いろいろ、やってきたな、って振り返り、みたいな。
たくさんの俺を携えて、くらいに訳しちゃうか。
ヌードも描いた、風景も描いた、イギリスの悪たれ、ローリングストーンズを好きになったことも。
赤いブルージーンズを履いたり、キャデラックに乗ったり、ウイリアムブレイクのように生きてみたり。
なんてのが、散りばめられていて、なんて歌なんだよね。
multitudes 、って、たくさんたくさんの、とか、いろんな面を持っていた、とか。
これだけが私です、といえないくらいの私がいたんだ、ってなもんだ。
ま、そんな具合に、79歳を味あわせていただいている次第で。
昨日は、ボブディランより少し若い御仁とお茶をしたんだけど。
せっかくだから、紹介してあげればよかったな、かたやこちらは、少々の愚痴りを聞き置いた。
なんてノリだったからね。
いずれにしても、どんな生き方でも、それはそれで、肯んじるのが、人生の極意、ってやつで。
doで生きろ、というまやかし、洗脳から脱し、beで行こうよ、って話が、年若い僕からの提案で。
あるだけでいい、だって、何かをする、という地点からあるだけ、の地点に立つと。
ものみな、至福への招待状、って事の次第なんだな、たぶん、きっと。
79歳のボブディランも、そんなことを歌ってるよ、おそらく。
ということで、本日に出張っていくことにするか。
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