まわりで起こっていること

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79歳のノーベル文学賞・ボブディラン

2020年07月17日 | Weblog

だそうだ。

そういえば、この間、BSかなんかで、吉田拓郎の「落陽」をやっていたな。

彼も、70越えか。

思えば遠くへ来たもんだ、ってわけだ。

くだんのボブディラン、新アルバムをリリースしたので、早速、ダウンロード。

iTunesという便利なもので、すかさず、ってことで。

車中で、聴いているんだけどね。

相変わらずの、読経のような、聴きとりにくい歌ではあるけれど、だんだん、それが良くなってくる。

さらに、歌詞の意味を噛みしめるようになると、深く深くうなづく、って次第で。

COVID-19下の最初の頃、よく聴いていた、muder most foul、も難しかったけれど。

村上春樹を差し置いてのノーベル賞だから、そりゃ、鑑賞するまでの準備期間。

ってのもありなのかも、ってね。

なんて気分で聴いている彼も、79歳だ、中の一曲。

「i contain multitudes」、っての、いろいろ、やってきたな、って振り返り、みたいな。

たくさんの俺を携えて、くらいに訳しちゃうか。

ヌードも描いた、風景も描いた、イギリスの悪たれ、ローリングストーンズを好きになったことも。

赤いブルージーンズを履いたり、キャデラックに乗ったり、ウイリアムブレイクのように生きてみたり。

なんてのが、散りばめられていて、なんて歌なんだよね。

multitudes 、って、たくさんたくさんの、とか、いろんな面を持っていた、とか。

これだけが私です、といえないくらいの私がいたんだ、ってなもんだ。

ま、そんな具合に、79歳を味あわせていただいている次第で。

昨日は、ボブディランより少し若い御仁とお茶をしたんだけど。

せっかくだから、紹介してあげればよかったな、かたやこちらは、少々の愚痴りを聞き置いた。

なんてノリだったからね。

いずれにしても、どんな生き方でも、それはそれで、肯んじるのが、人生の極意、ってやつで。

doで生きろ、というまやかし、洗脳から脱し、beで行こうよ、って話が、年若い僕からの提案で。

あるだけでいい、だって、何かをする、という地点からあるだけ、の地点に立つと。

ものみな、至福への招待状、って事の次第なんだな、たぶん、きっと。

79歳のボブディランも、そんなことを歌ってるよ、おそらく。

ということで、本日に出張っていくことにするか。

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