というのは、僕のことじゃ、ないんだけどね。
昨日の講演会、トランスジャパンアルプスレース。
という長い名前、TJARと略しておきますか。
富山県は、魚津から415キロを、駿河湾まで、自力で。
北アルプス、中央アルプス、南アルプスを越えて。
そんなレースで、三連覇だったか、された望月将悟さん。
という方のお話をお聴きしたわけだ。
通常の人が、もし、トライしたら、三週間はかかる。
という道のりを、8日間で足切り、というレースだそうで。
それを、彼は、5日間で走り切る、というスーパーモンスター。
とでも言いましょうか。
他の選手は、一日の睡眠が4時間くらいだそうで、なんだけど、彼は、2時間。
しかも、10分くらい、とか、20分とか、細切れにトータルして、2時間眠る。
んだそうで、そんなとき、五感がさえて、遠くからおばちゃんの声が聞こえたり。
なんてことが、あるそうで。
実際には、深い山の中なんだから、ありえない、けれどね。
たしかに、僕も、って、ここでわが姿を登場させるのは、なんですが。
瞑想時、家の中の音が、研ぎ澄まされたような、音として、あるいは、物体として。
やってくることがあるんで、なるほど、とうなづけもし。
ほとんどの選手が、幻聴・幻覚を見てしまうようで。
それほどに、過酷な、体力・気力の極限に至るような、そんな体験なわけだ。
もう少しいけば、あるいは、なんとかの教義でも身にまとえば、なんとか山の。
大僧正、なんて立ち位置で、登場もできそうな、そんな体験をされてきた。
その彼の話に、1時間半、聞き入ったのでした。
わが師匠は、仕事で出席できず、僕のレポートを待ってます、くらいのコメントが。
目の前で、電話で出欠を確認していたい相方、この間、潮生館にご一緒した御仁から入り。
というわけで、今朝一番で、講演の感想を書いている次第。
深い山の中で、夜、青い目が、四方八方にきらめき、って、それは、鹿のようで。
それ以外にも、獣の気配満載の中、彼は、ツェルトとかいう、簡易テントにもはいらず。
木の下や岩陰で、眠りにつく、というんだね。
もう、人間という名前から、獣、その一、みたいなね。
残り200キロくらいで、新しい荷物を手にすることができるそうで、靴も。
その時に履き替える、しかも、ワンランク上の靴だそうで。
というのも、足がむくんで、というのか、ふやけて、というのか、そんな感じらしい。
五感がさえて、という言い方になっちゃうんだけど、むしろ、よみがえる。
というような表現のほうが、あたってるのかな。
つまり、ことほどさように、文明開化の波にあらわれた、わが五感たちは。
徐々に、社会生活に順応し、その時代の暮らしに不必要なものは。
眠りにつかせる、とでも言えるかね。
真正のお月見なんてのも、それだろうしね。
それがいいのか悪いのか、ってのは、判断の別れるところ、なんていい方もありだろうけど。
なので、そのうち、五感ってのは、さらにさらに、矮小化され、ひょっとしたら。
三感とかね、そんな言葉もできるかも、だね。
二感はなくなりました、おじいちゃんのそのまたおじいちゃんの頃は、五感だったんだよ。
なんて学校の先生が教室で教えている、なんて風情がね。
まるで、尾てい骨、みたいだよね。
昨日は、わがブログを読んでくださっている、お二方とお会いして。
リアルコメントもいただいたりで、さらに、この、精神の、というのか、吐き出し作業の。
はかがいく、というものです。
今日は、ランチ・ミーティングがあり、その後、全体ミーティング。
その後は、設計の先生もお越し願っての打合せ、で、次に、ちょっとした、つまり、ぷち宴会。
こうして書くと、いかにも、アクティブに、活発に、という風に、見えるんだよね。
昨日のリアルコメントでも、そんな言葉をいただき、それにしても、あちこち行ってるね。
ってわけだけど、言葉、ってのは、まことにコンビニエントにしてまがいもの、みたいなところがあり。
人間の堕落は、言葉とともに始まった、by アダム&イブ、くらいのネタだ。
政治家のことを、英語で、ステイトメント、なんていうんだっけ。
言葉を発する人、くらいかな。
言葉によって、各国の、各人の脳内に、幻想を作り上げる、というね。
幻想と言ったら、アカデミズム的な方々には失礼、かもだけど。
五感の対極にあるものが、言葉、とも言えるし。
にもかかわらず、言葉でしかお互いを確認できない、という悲劇の主人公が。
わが人間のさまでもあるか。
だからどうした?ってな話でもあるんだけど。
もう少し、丁寧に書くと、五感の衰弱が、言葉の隆盛を極め、というのかな。
五感は右脳で、言葉は左脳、なんて区分けもできるよね。
縄文人と弥生人、なんていい方もできるかも、だけど、これやりだしたら、砂上の楼閣。
なので。
本日のブログ、精神吐き出し作業は、このあたりで。