まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

五感がさえて眠れない

2015年11月27日 | Weblog

というのは、僕のことじゃ、ないんだけどね。

昨日の講演会、トランスジャパンアルプスレース。

という長い名前、TJARと略しておきますか。

富山県は、魚津から415キロを、駿河湾まで、自力で。

北アルプス、中央アルプス、南アルプスを越えて。

そんなレースで、三連覇だったか、された望月将悟さん。

という方のお話をお聴きしたわけだ。

通常の人が、もし、トライしたら、三週間はかかる。

という道のりを、8日間で足切り、というレースだそうで。

それを、彼は、5日間で走り切る、というスーパーモンスター。

とでも言いましょうか。

他の選手は、一日の睡眠が4時間くらいだそうで、なんだけど、彼は、2時間。

しかも、10分くらい、とか、20分とか、細切れにトータルして、2時間眠る。

んだそうで、そんなとき、五感がさえて、遠くからおばちゃんの声が聞こえたり。

なんてことが、あるそうで。

実際には、深い山の中なんだから、ありえない、けれどね。

たしかに、僕も、って、ここでわが姿を登場させるのは、なんですが。

瞑想時、家の中の音が、研ぎ澄まされたような、音として、あるいは、物体として。

やってくることがあるんで、なるほど、とうなづけもし。

ほとんどの選手が、幻聴・幻覚を見てしまうようで。

それほどに、過酷な、体力・気力の極限に至るような、そんな体験なわけだ。

もう少しいけば、あるいは、なんとかの教義でも身にまとえば、なんとか山の。

大僧正、なんて立ち位置で、登場もできそうな、そんな体験をされてきた。

その彼の話に、1時間半、聞き入ったのでした。

わが師匠は、仕事で出席できず、僕のレポートを待ってます、くらいのコメントが。

目の前で、電話で出欠を確認していたい相方、この間、潮生館にご一緒した御仁から入り。

というわけで、今朝一番で、講演の感想を書いている次第。

深い山の中で、夜、青い目が、四方八方にきらめき、って、それは、鹿のようで。

それ以外にも、獣の気配満載の中、彼は、ツェルトとかいう、簡易テントにもはいらず。

木の下や岩陰で、眠りにつく、というんだね。

もう、人間という名前から、獣、その一、みたいなね。

残り200キロくらいで、新しい荷物を手にすることができるそうで、靴も。

その時に履き替える、しかも、ワンランク上の靴だそうで。

というのも、足がむくんで、というのか、ふやけて、というのか、そんな感じらしい。

五感がさえて、という言い方になっちゃうんだけど、むしろ、よみがえる。

というような表現のほうが、あたってるのかな。

つまり、ことほどさように、文明開化の波にあらわれた、わが五感たちは。

徐々に、社会生活に順応し、その時代の暮らしに不必要なものは。

眠りにつかせる、とでも言えるかね。

真正のお月見なんてのも、それだろうしね。

それがいいのか悪いのか、ってのは、判断の別れるところ、なんていい方もありだろうけど。

なので、そのうち、五感ってのは、さらにさらに、矮小化され、ひょっとしたら。

三感とかね、そんな言葉もできるかも、だね。

二感はなくなりました、おじいちゃんのそのまたおじいちゃんの頃は、五感だったんだよ。

なんて学校の先生が教室で教えている、なんて風情がね。

まるで、尾てい骨、みたいだよね。

昨日は、わがブログを読んでくださっている、お二方とお会いして。

リアルコメントもいただいたりで、さらに、この、精神の、というのか、吐き出し作業の。

はかがいく、というものです。

今日は、ランチ・ミーティングがあり、その後、全体ミーティング。

その後は、設計の先生もお越し願っての打合せ、で、次に、ちょっとした、つまり、ぷち宴会。

こうして書くと、いかにも、アクティブに、活発に、という風に、見えるんだよね。

昨日のリアルコメントでも、そんな言葉をいただき、それにしても、あちこち行ってるね。

ってわけだけど、言葉、ってのは、まことにコンビニエントにしてまがいもの、みたいなところがあり。

人間の堕落は、言葉とともに始まった、by アダム&イブ、くらいのネタだ。

政治家のことを、英語で、ステイトメント、なんていうんだっけ。

言葉を発する人、くらいかな。

言葉によって、各国の、各人の脳内に、幻想を作り上げる、というね。

幻想と言ったら、アカデミズム的な方々には失礼、かもだけど。

五感の対極にあるものが、言葉、とも言えるし。

にもかかわらず、言葉でしかお互いを確認できない、という悲劇の主人公が。

わが人間のさまでもあるか。

だからどうした?ってな話でもあるんだけど。

もう少し、丁寧に書くと、五感の衰弱が、言葉の隆盛を極め、というのかな。

五感は右脳で、言葉は左脳、なんて区分けもできるよね。

縄文人と弥生人、なんていい方もできるかも、だけど、これやりだしたら、砂上の楼閣。

なので。

本日のブログ、精神吐き出し作業は、このあたりで。

コメント
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