正月松の内も知らぬうちに通り過ぎ、はや半月が経過してしまった。昨年に続き発令された緊急事態宣言も、どう決着が付き次へと進めるのか、今はただそんな漠然とした濁った気持ちで心が満たされてしまう。何をするにも、発想の中で不安が邪魔をする。困ったものだ。やはりこんな時、アントンKは心行くまで音楽に浸りたい。好きな楽曲で心身ともに復活、生き返りたいのだ。
昔は、鉄道撮影で「撮り納め」と「撮り初め」はよく意識して撮影していた。自分で勝手にノルマを作り、縁起を担いでその年1年を占ったもの。そんな気持ちも近年は忘れてしまったが、1年を通しての撮影スケジュールすら最近ではいい加減になったから、今年はもう少し具体的な目標を掲げて趣味を充実させたいものだが、やはりここでも感染症次第という不甲斐ない状況なのである。
まだ年の初めから元気よく飛び出してカメラ小僧でいた時代。今回はそんな時代の写真を掲載。まだお座敷客車が存在し、我々ファンの目を楽しませてくれていた時代で、この時は横須賀線に入線、正月早々出かけたようだ。現れた65PFには、お目出たい初詣のヘッドマークが掲げられ、おみくじで大吉が出た気分だった。217系との離合も今となったは懐かしく思い出される。
2001-01-05 9739ㇾ EF651102 12系座敷「やすらぎ」 JR東日本:横須賀線内