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2012-01-06 22:29:09 | 政治・時事
松平康隆氏が31日の日に亡くなられていたそうで。
バレーボール界の重鎮にして功労者。バレーボールが今日、人気スポーツとなったのもテレビのゴールデンタイムでバレーの試合がキラーコンテンツとなったのもひとえに松平氏の功績といっても過言ではありません。
東京オリンピックで正式種目になったバレーは金メダルを獲り東洋の魔女旋風で一躍国民的人気となったものの、銅メダルだった男子については女子の添え物的な感じだったとか。奮起した男子チームは松平監督の下、努力を重ねついにミュンヘンで金メダルを獲得。高さとパワーで諸外国に劣る日本は技とスピードのコンビバレーを編み出し、欧米の屈強な男達を相手にクイックや時間差攻撃、天井サーブなどのトリッキーなテクニックで圧倒したのでした。ご本人が身長が低い方だったので、アイデアに長けていたのでしょうね。
今ではこの松平イズムともいえる技とスピードのコンビバレーを高くてパワーに勝る外国チームがみんな取り入れてしまったため、日本は苦しい立場となっています。
松平さんはプロデューサー的能力もあり、バレー協会の理事を務めテレビ局と手を組んでワールドカップバレーを毎回日本開催にするよう尽力し、タレントを絡めて動員を増やし視聴率を伸ばし、また若手育成のため春高バレーを開催。自ら積極的に試合を解説、その語り口は明瞭でわかりやすく、選手を褒めまくり、また選手の特長を掴むのが上手く、キャッチフレーズなどを瞬時につけたり、スター選手を作り出すことにも貢献しました。
ホームである日本の試合の観客席が「ニッポン!ニッポン!」の大合唱一色になる今のような状況はさすがに最近では批判の的になったりもしていますが、バレーのような地味な室内スポーツがここまで人気を集めたのは松平さんのアイデアと努力の賜物でしょう。
私も学生のときにバレーボールワールドカップを見て、バレーファンになったひとりです。最近ではすっかりバレーから遠ざかっていましたが、昔は月刊バレーボールを定期購読するぐらい好きだったんですよね…。ただいかんせん半端な愛国者といいますか、日本が勝たないと試合を見ていても面白く感じなくなってしまって。だめだねー。
今後、松平さん亡き後誰がバレー界を引っ張っていくことになるのでしょうか。いずれにせよあの方のようなカリスマ性のあるリーダーはそうそう現れないような気がします。

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