マジョルカピンク

水曜どうでしょう。大泉洋。大谷翔平。大好き

プーチンの落日

2009-06-21 22:07:01 | 日記
本日は夏至。そして父の日。
母の日に比べるとどうしてもイベント感が薄くデパートやスーパーなどの父の日ギフトも今イチ充実してない感じがします。今年はミニバナナの木を贈りました。ちょっと目先が変わってていいかなと思ったのですが、あの寒冷地ではたして実がなりますかどうか。とりあえず電話したら一応喜んではくれていました。

コンカリーニョにてイナダ組の本公演「プーチンの落日」を観劇。
DMの写真とタイトルを拝見しただけでは全くどんな内容かわからず、今回予備知識なく見たのですが、いや~実に良かった。
ここ数年社会的なテーマに意欲的に取り組んでいますが、今回は老いと痴呆がテーマ。
イナダ組で痴呆老人というと昔大泉さんがお爺ちゃんを好演した「アルツハイパーJ」を思い出しますが、そちらはもっと軽妙でしたが今回はもっと深く、せつなく、誰が見ても身につまされような話で。いやいやイナダ組でこんなに泣いたのはじめて。途中から泣きのツボを刺激されまくりで涙我慢してたら鼻水が垂れてきちゃってもう大変でした(笑)一緒に見に行った友人のAちゃんももう号泣でしたし、周りの人もみんなボロ泣きでしたな。このテーマじゃみんな泣いちゃうよ。老い、家族、失いたくない記憶。誰もが自分や自分の家族のことに思いを馳せたのではないでしょうか。
舞台が北海道の小さな町というのも珍しく(イナダさんとこは北海道の劇団なのに、あまり北海道を舞台に脚本を書かない)、ローカル線の小さな駅舎を舞台上に再現したのも見事でした。ダルマストーブ、コーラの自販機、汽笛の音、アナウンスなど郷愁を誘う小道具使いも利いていて、せつない物語をさらに深くしているんですよね。
納谷さんのお爺ちゃんは可愛く愛嬌があって実にチャーミングでした。何より上手いし。それだけにこのお爺ちゃんの大切な時間がどんどん失われていく…時の流れ、老いって残酷なもんだなあって。それでもみんな生きていかなきゃいけないんだよねって思っちゃってまた涙。

今日は終演後ミニイベントがあり、札幌市長の上田さんとイナダさんの生対談が聞けました。
上田市長もなかなか芸術に造詣の深い方らしく、舞台などにも結構足を運ぶそう。今日もベロベロに泣いたと感激しておりました。
ただ他の回だと出演者のアフタートークがあったみたいなので、そっちのほうが聞きたかったかなーなんて(笑)

その後友人Aちゃんと居酒屋で大いに飲んで食べる。彼女と一緒だと話が尽きなく、時間を忘れて喋りまくり。今日は有意義な休日でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。