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旬の話題 二題

2016-04-11 18:02:27 | 政治・時事
ネットで今旬の話題を二題。

■日清カップヌードルのCM中止問題
旬って言っても話題になってたのは先週末の話ですけどね(^^;
矢口さんが出演した不倫ネタのCMが不快だとクレームがつき、日清が放送中止を決めたというもの。
ネット上では日清に批判が集まっていますが、そりゃあそうだ。私も先週日清がCM放映中止を決めたと知って、まさか!とビックリしたもん。いちいちノイジーマイノリティーの戯言に耳を貸していちゃこれからは商売になりませんて。だいたいこうやってすぐ反応するからクレーマーは楽しくてますますやめられないでしょう。企業がクリエイターに企画を託して、ポリシーを持って作ったのなら堂々としていればいいのに。またこれで悪い前例が出来てしまったと正直がっかりです。
こういうことをいちいち批判する人、わざわざ企業に電話なんかかけちゃうような痛い人に対してはもうね…。暇じゃなきゃできないでしょうし、自分の人生が満たされていない可哀想な人なんだろうなとしか思わないんですけど、今の良くない日本をある意味象徴するような害悪な人たちではないかと思いこのまま放置しておけないんじゃないのと思うようになりました。自己責任が大好きな世の中ですから、クレームをいう人にも責任を負わせては?クレームの電話は録音して音声を公開するとかメールでの意見なら匿名でなく本名で言ってもらうとか…多分批判激減すると思いますよ。
昨日のワイドナショーの小藪さんの意見に賛成で、バランスが悪いですよ。今テレビや映画、CMなどに出ている芸能人や著名人にも不倫で世間を騒がせた人なんてたくさんいます。なのに叩きやすい人ばかり叩いて。結局これっていじめの構図と同じよね。不倫をしている人がテレビに出てる許せないムキー!って何?あなた当事者でもあるまいし関係ないでしょと言いたいですね本当に。

■「日本映画がつまらない」問題
海外の映画関係者が昔に比べ今の邦画はレベルの低下が酷いという記事がネット上にあがり、それに対して某巨大掲示板にスレッドが立ち、そうだそうだゴミクズだの大合唱に。それに対してさらに邦画関係者と思われる人が火に油を注ぐツイートをして炎上というお話。
最初の外国人の方の提言は、さもありなん、よく仰って下さったというべき内容でありました。決して上から目線の話ではなく、邦画を愛するが故の言葉であり業界の事情にも詳しく誰も良いと思っていない、むしろ諸悪の根源と誰もが思っている製作委員会方式についてもバッサリ斬っており小気味良い。
ただしその邦画のスタッフの方が感情的に憤るのもまあわかる。自分が過酷な現場で精神誠意込めて作ったものをゴミだのクズだの言われれば冷静ではいられるまい。結局製作委員会に頼らざるを得ないのも、スポンサーの言うことを聞かなければいけないのも予算が少ないからだろうし、内心忸怩たる思いで作っているのだと思う。しかーしクリエイターたるもの「こんなに苦労して作ったんだから認めてよ」はお客さんに対して言う言葉ではないわな。これはテレビ業界も似たような構造だと思う。そもそもそういう大変な苦労して作った作品は、自信を持って提供できるようなものになっているのかな?そうじゃないから業界が衰退している(と私は思う)んじゃないかと思う。(あとねこの人は「矜持」の使い方が変というか間違ってるよなあ。そのへんも含めて言われてると思うわ)
キャストありきの観客を舐め切った企画。安易な脚本。漫画や小説の原作破壊。そして築かれる駄作の山。最近の傾向としては学園を舞台にした純愛ストーリーみたいなものが量産されてますね。アイドルを出演させられるし、多分低予算で作れるしそこそこのヒットが見込めるし一石二鳥三鳥でしょう。たくさんあるジャンルの中にたまにはこういう作品があってもいいけど、二匹目のドジョウ狙いで各社で争ってこんなもんばっかり作ってちゃあダメなんだよね。
スポンサーも広告代理店も致命的にセンス無いし、こういうところは金だけ出して口を出さないようにすりゃあいいんだと思うんだけど。今やとにかく邦画界はほぼ崩壊したも同然なわけで、作り手の方々はもっと勇気をもって声をあげ、こういう状況を打破していってほしいと思う。
ゴミクズは言い過ぎとして、まあトイレの落書きのようなものですからあまり目くじら立てず…。いや貶されて悔しいのはわかるけど、今邦画界に必要なのはむしろ駄作を駄作と言い切る建設的な批判じゃないかな?先の外国人の方も言ってるじゃない。日本人は優しいからあまり身内を批判しないって。それじゃあ人間成長しない。
映画でもそうだけど、たとえばアメリカのブロードウェイ&オフ・ブロードウェイ&オフオフあたりの新作舞台だと初日の翌日の新聞に掲載される批評家たちのコメントで、ロングランになるかすぐ打ち切りになるか舞台の運命が決まってしまうっていうじゃない。
批判に対して言いたいことは色々あるだろうけど、その人たちの評価がすべてだとわかった上で勝負しているわけだから、製作して演じる方も必至だし、舞台の命運が自分の審美眼に懸っていると思うと批評家も命がけで作品を見ると思う。そういう厳しい世界。
日本の場合そういう芸能のジャーナリズムみたいなものが全く機能しない社会だよね。スキャンダルを追うことばかりに熱心で、映画やドラマに対してもぬるーい視線を送るだけ。大手プロダクションのタレントの批判はメジャーなテレビや雑誌では出来ないという謎の守られ方。むしろテレビなんかじゃタレントさんを接待するかの如く持ち上げて、上に置いているもんね。これが視聴者の方を向いていないと言われる所以なんじゃないかと思うわけです、はい。
まあとにかく面白作品を見たいと観客、視聴者が望んでいるのは間違いないわけですよ。我々客側は良質なコンテンツにはお金を惜しまず、応援もする、というスタンスを保てばいいわけで、業界の改革はどうか業界の方々に頑張ってほしいと切に願うものです。


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