端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

そうなんだ

2017-03-26 | 趣味

この布 数年前に 骨董市で手に入れたものです。

鋏を入れるには 忍びなく 木綿のグレーの男物の紋付の着物を解き 裏につけて 和風のタペストリーにしました。

ジャパンブルーの 藍はとてもい色を出しています。

そして この模様 波にウサギです。

二匹のウサギは 夫婦でしょうか それにしても波にウサギ そうですあの因幡の白うさぎの 物語が隠れているのです。

サメをだまして 丸裸にされたウサギ 通りがかった大黒様に ガマの穂を敷いて 横たわるように教えられ 傷が癒された話です。

子供のころ 何度も何度も 母に聞かされた昔話です。

そんな大黒様は 医療やそれに準ずる職業の方たちに 昔から信仰されていたようです。

隣町の古い 御殿医だった家が取り壊されるとき 解体業者さんが みんなに見てもらいたいと 公開されたことがありました。

野次馬な私 飛んでいきました。

貧しい農民からは 治療代を受け取らなかったとの 言い伝え通り 質素なつくりの家の材料は普通のものでしたが 

二間の座敷の間の欄間はちゃんと荒波に ウサギの彫り物でした。

写真に 撮っておけばよかったと悔やまれます。

骨董市で こんな模様の 什器に出会えれば といつも 見回っていますが 出会いがありません。

古い日本の着物を眺めていると あーそうなんだと 出会いを楽しんでいます。

この布も 上部の向かい合った鶴も あーこちらがオスか  たぶんこちらがメスかもね と楽しんでいます。

時間の やりくりが悪く ストレスが溜まっています。

キーホルダが 三本出来上がりです。

 

 

 

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