端布に恋した私

小さな端布を 縫い集めてつくるパッチワークは 
私の楽しい趣味の一つです。

ネルの裾よけ

2005-12-24 | 家族
今年も残りわずか 一週間となった。 年賀状も済んだ。
お歳暮も済んだ。掃除はまだ。あと年越しの事あれこれ
思案する時期となった。

こんなとき母は 大げさにお歳暮はどうかなあー と思われる
付き合いの人達に 先様に重荷にならない心配りをしていた。

年配の人には ネルの布を腰巻ほどの長さに切ったものを贈
っていた。 たいていピンクだっように記憶している。
元気な若い人には 下駄を一足 今ほど下駄も高価でなく
普段にはくものは 安かった。

そのほか 足袋 それも別珍のもので 先様のサイズも知って
いたのだろうかと 今思うと不思議な気がする。
女には 女の付き合いがあり ささやかな女の気持ちが
一年の締めくくりに 小さな贈り物になったのだろう。
皆 生活に追われていたので 実用的なこんな贈り物が
喜ばれたのだと思う。 
相手に喜んでもらえる 贈り物を考えるのは 本当に難しい。
コメント
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