奄美の農と暮らし

ようこそ、ファーム・しきへ!
ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

百姓の千時間

2013年03月28日 | 晴耕雨読

 雨上がりで蒸暑い中、終日カボチャのシート敷きで過ごしました。2500個の内残り約800個、繁茂したカボチャの葉をかき分けながら「百姓の千時間」の思いで終えました。

 人間(小生)とは弱いもので、作業がしんどくなると愚痴りたくなりますね。「こんな儲からない農業をやって何になるのかなと・・・」とか、「農業なんかやめちまえ・・・」とか。001

 そう言えば、先日小生の畑で現地検討会が行われた際、研修生のほとんどがIターン者で農業はずぶの素人だったような印象を持ちました。農政のための農業・・・そんな事をふと思いました。

 はっきり言える事は、大規模農家以外は専業として食べては行けない。しかし、農政担当者はこの現実をグレーにします。だからとは必ずしも言えませんが、新規就農者がなかなか定着しない、おそらく農政担当者はこのことを良く知っていて、何十年もこれを繰返していると思います。003

 てな事を考えながら、2500個のカボチャのシート敷きを終え、来月末からの収獲を待つばかりになりました。

 画像は、最後に定植したカボチャの様子とシート敷き、T・ハウスが隠れるほど繁茂し、生い茂った葉をかき分けながらのシート敷きは、腰痛との戦いで一畝で2時間かかりました。