あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

日本ジオパーク新規認定は見送りに

2018年09月22日 | ジオパークへの挑戦

昨年に続き、2度目の日本ジオパーク認定に取り組んできた土佐清水市

土佐清水市HPで日本ジオパーク新規認定は見送りとの記事を読んだ

その中で気になるコメントがあって・・

  持続可能な発展を続けるためには今後も必要な取り組みであり

  認定を目指す中で芽生えたち地域の芽は大きな財産です

  今後この芽がさらに大きなものとなるようジオパークを推進し

  地域の持つ価値を広く伝え、持続可能な発展を支える人づくりを進めてまいります

というコメントがあったけれど

チャレンジ一年目の反省文でも同じような事を言っていたような気がする

一年目の日本ジオパーク審査結果報告書にあった言葉(一次審査で落選)

  ジオパーク活動は認定が目的ではなく

  地域社会を持続させることによって地域住民の生活を守り

  地域内の遺産を守っていくことが目的となる

この言葉の重みがわかっていないのでは?

また、来年も3度目のチャレンジするつもりなのだろうか?

今年、5月頃だったと記憶しているが

今年も落ちて、来年また挑戦すればいい」という言葉を聞いた

その通りになるほど、関係者以外は盛り上がっていなかったという事ではないのか?

前にも「トオルマの夕日」の記事でも言わせてもらったが

それさえ無視してきた行政に日本ジオパークがどのようなものか?

本質が見えてないような気がしてならない

2014年に3年後(2017年)の日本ジオパーク認定を目指しスタートしたが一次審査で落選

今年は最終審査まで残ったが、結局また・・

この4年間、いったいどんな事をしてきたのか?

取り組みの方向性が違っているのではないのか?と疑ってしまう

現在でもジオ活動と同じような事が出来ているから、日本ジオパークに認定されるのであって

認定されてから、始める活動ではないと私は思う

地元が盛り上がらずに、何がジオパーク(大地の公園)と言えるのか?

残念な結果ではあるが、新規認定見送りは当然だと思うのは私だけだろうか??

もう一度、初心に戻ってジオの活動とは何か思い出してほしい

  ジオパークの活動は3つに要約される

  1、保全 - 地元の人たちが大地の遺産を保全する

  2、教育 - 大地の遺産を教育に役立てる

  3、ジオツーリズム - 大地の遺産を楽しむジオツーリズムを推進し、地域の経済を持続的な形で活性化する

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日本ジオパーク新規認定審査で見送り理由のコピー(2018年9月20日付)

 地殻変動と海底生物の痕跡を残す地層、活発だった火成活動を示す深成岩体

 さらにこれらの地質を背景として形成された足摺岬等の地形を始め

 変動帯である日本列島の特徴的な地質地形を有する

 昨年度の審査で指摘された、自然や文化の遺産の価値付けや

 地域住民らが積極的に活動できるような場づくりについては

 新たな計画に基づき推進されようとしている

 一方で、観光拠点の活用を含め、ジオパークとしてのツーリズムの整備・推進 は不十分である

 また、事務局と研究者との持続的な連携も欠いている

 以上のことから日本ジオパークとしての認定を見送ることとした