気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

作品  &  8月の芝居

2012-09-10 22:10:01 | 芝居

いつまでたっても暑いですね。体ががうんざりしています。

 

あらっ??

何だかブログの字が小さくなってます。

見にくいわ。書きにくいわ。 いろいろ調べたけどわからない??

何で急にこんななのかしら?

皆さま見にくくてごめんなさい。それとも皆さんは普通に見えるのかな?

とりあえず今日はそのまま。

 

 最近の作品 

       

 左は着物の生地で作ったチュニック。

柔らかい生地なのに織物なのがとても不思議で、15年ほど前に初めてリサイクルで買った。

あとで、お召しという種類の着物と知った。

当時はそんなに着物を着ていなかったので、最初から布を利用しようと、洗ってみたり、ポンチョを作ったり、

縫ったり解いたりで、最終的にこの形となった。

とても楽しんだ生地。 でも、いつ着るのかしら?自分でもよくわからないわ。

 

右は生成りのシャツにスミレを書いたもの。

       

いつも植物を描く時は、写真を撮り、葉の付き方や、花ビラの重なりなどを良く調べて

描くのだけど、これは図案集からで、かなり適当。

でも明日からの旅行に着たいので、急いだのよ。

ジッと見ないでね! 恥ずかしいわ!・・・・と言いながらアップしてしまう図々しさ

 

 8月の芝居 

8月まで、お芝居は月2、3本見ていたが、秋からは月1、2本に減らす予定。

お芝居って、ワクワク楽しみに待つことが多いのだけど、変更がきかない分、

急な旅行など行けなくなってしまい、不便な時もありますね。

秋からはスッキリ。

 

8月4日 「ふくすけ」 シアターコクーンにて。  作・演出 松尾スズキ

              出演:古田新太、阿部サダヲ、大竹しのぶ、多部未華子、平岩紙

      

 大人気でチケット取りに苦労した作品。

古田新太、阿部サダヲ、大竹しのぶ、など、芸達者達の配役に惹かれて見に行った。

このポスターも、何だか変で、興味をそそられる。

 

でもうっかりしていた。私は松尾スズキの脚本は苦手で、共感できない部分があるのを忘れていた。

舞台は賑やかで、退廃的なエネルギーに満ちた、エログロな世界だった。

エスグヒデイチ(古田)とマス(大竹)夫妻、コオロギと盲目の妻サカエ(平岩紙)、この2組の夫婦と

奇形で生まれた・ふくすけ(阿部)を中心に話は進む。

ストーリーを書き始めたが、なかなか難しい。

結論から言えば、今まで考えられなかったことが現実として起きてしまった今、(東日本大震災、原発)

芝居を観る者にはストーリーの中に人として生きる救いが欲しい。

一つの言葉でも、ワンシーンでも共感できるものが欲しかった。

芝居を見に行くということは、エネルギーをもらう事。それがないのは寂しい。

ただし、若者には熱狂的に受け入れられているのかもしれない。

娘に{面白い?」と聞いたら 「面白い」という返事が返ってきた。

何がいいのかなぁ。

でも妖しい魅力がある事だけはわかった。

 

8月18日 文楽 「其礼成心中」 パルコ劇場 作:演出 三谷幸喜

           三谷幸喜は今年2つの大きな冒険をしている。

           一つはチェーホフの「桜の園」の演出。

           もう一つが新作の文楽に挑戦という大仕事。

    この文楽大成功!! この文楽を見る事の出来た幸せをかみしめている。

    今まで文楽だけは見たことがなく、初めての文楽が三谷さんの新作でいいのか?

    ちゃんと文楽を見てから新作を見なければ文楽に対して失礼なのでは?なんて思っていたが、

    どんな無茶な要求にも、臨機応変に対応できる鍛え抜かれた伝統芸の素晴しさに感動した。

 

    其礼成心中は近松の曾根崎心中をもとに書かれたもの。

    曾根崎心中の舞台となった天神の森は心中のメッカとなり、

    森のはずれの饅頭屋の半兵衛は、心中者を出さないように毎夜パトロールしていた。

    ある日、ハタと心中を売りにした「曾根崎饅頭」 を思い付き大ヒットさせる。

    だがその後、近松がほかの心中物を書き、曾根崎饅頭は売れ行き不振となる。

    そこから娘と3人で立ち直るまでの笑いと涙とドタバタの物語。

   

    まず義太夫に 「パトロール~~」 とか 「ロミオとジュリエット~~~」とか、カタカナ言葉が入るのが

    非常に新鮮だった。違和感なし。

    最初の頃は人形たちは普通の文楽の動きをしていたが、途中から、今まで見たことのない躍動的な動きを見せる。

    夫婦の心中場面では、水中でのあまりの苦しさに、生きようと変心し、泳いでグッタリした妻を妻を助けにいく。

    これがまるで水中カメラで撮影したようだった。

    人形たちが水色の紗の幕の後ろをひらひらと泳ぎ回る素晴らしい動き。

    文楽は3人の遣い手が、呼吸を合わせて人形を動かす。時には無理な姿勢で人形に命を吹き込む。

    そして、ストーリーと人形の動きがあいまって、文楽なのに大笑いする場面があった。

    三谷さんの新作は文楽の新境地を開いた。

    そんな変化にも対応できる日本の伝統芸は素晴しいと感じた。

 

    大阪の橋下さん、文楽の予算を削るなんて言ってますが、日本の文化を捨てるようなものですよ!!

    改めて怒りも湧いてきます。

 

 明日から、(今日ですね) 従姉妹たち8人で台湾に行ってきます。

上は70代後半から下は50代前半。 どんな旅になるやら楽しみです。

十数年ぶりの海外団体旅行です。 うまく対応できるかしら。

 

コメント欄は閉じておきますのでよろしく♪

    

    

 

 

 

 

 

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