気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

青春18切符の旅 その3 牛久へ

2016-09-12 09:46:53 | 旅行

 お城に行ってきました。

天守閣のある伝統的な城ではないのよ。

シャトーです。

    近づいてみましょう。

 

     

軒下の飾りが(シャトーに軒は無いかな?・笑) 可愛くてお洒落。

よく見ると、ブドウと蜂がいる

そう、ここは茨城県牛久にある、日本初の本格的ワイン醸造所 「シャトー神谷」です。明治36年築。レンガ造り。

「ハチ葡萄酒」 って聞いたことありませんか?

それから、電気ブラン

両方とも神谷伝兵衛という人が作りました。

そして浅草に、今も現役の神谷バーを開きました。ここはご存知の方多いですよね。

 

 9月1日、青春18切符の最後の一枚は、行きたくてもなかなか行けなかった神谷シャトーへ。

夫は、もう18切符がないので普通運賃で一緒に。

 以前千葉の稲毛に行き、神谷伝兵衛のセンスあふれる別宅を見たことがあり、牛久もと思いながら早7年。

念願かないました。

 

 

 構内地図

 

建物案内。 1、2、3が国の重要文化財

 

2のレストラン。 以前はワインの貯蔵庫

 

3の神谷伝兵衛記念館。 以前はワインの醸造所。 中は資料館となっている。

 

巨大なワイン樽がずらりと並ぶ。 

 

2階は資料館

 

建てられた頃の写真

     

朝ドラの 「マッサン」 はウィスキーの話でしたが、ワインにも先駆者がいるのです。

古いハチ葡萄酒。

         

         センス溢れる看板。ハチのマークがとても良い。

         

広い構内なのに、見学者は、私達夫婦のみ。

重要文化財が3つもあるというのに人がいない

 

白いテーブルで、おじいさんが一人缶ビールを飲んでいた。

散歩の途中ここに寄り、毎日ちょこっと飲むのが楽しみらしい。

この風景一人占めで飲むビールは 美味しい事でしょうね。優雅です。

このおじさんが 「重要文化財の方のレストランは高い、

その後ろにあるガラス張りのレストランがリーズナブルで美味しい」と教えてくれた。

 

では行ってみましょう。

これはメニューに書いてない、裏メニュー。

客が少ないときのみオーダーを受ける 飲み比べセット。

柑橘系であったり、苦みがあったり、味の特徴がよくわかる。

写真を見て飲みたくなった方、美味しかったですよ~~~

わざと写真を大きくしてみました(笑)

 

 

豚と鴨とレンコンのハンバーグ         さわらのソテー

 

冷製スープ                  桃のジュレ

上品な味付け、量もたっぷり、大満足のランチだった。

 

この後は、バスに乗って、牛久沼のほとりへ。

バスは1日4本しかないけど、ちょうど間に合った。

ここで河童登場

牛久沼にそそぐ川沿いに歩く。

何でもない、普通の日本の、実りの秋の風景。

今こんな風景が、とても美しく貴重なものに感じられる。

災害はこんな風景を一瞬にして、瓦礫や泥の海に変えてしまう。

ここで道が無くなり、

 

わき道を探す。                河童の絵で有名な画家、小川芋銭の邸宅にたどり着いた

 

また、道を下り、ようやく牛久沼にたどり着いた。

牛久沼は、昔、住井すえさんが「牛久沼のほとりで」という身辺雑記を「暮らしの手帖」に書いていた。

どんな所なのか一度行って見たかった。

随筆を読んだのは40年ぐらい昔・・・・・月日の経つのは早いです。

とと姉ちゃんブームで「暮らしの手帖」の内容を思い出しました。

    

    空に向かう緑の道   でも暑かった

    たどり着いたバス停で40分待ち、駅に帰った。

    4時15分が最終のバスでした。

    

 

これで、青春18切符もすべて無駄なく使い切り、さっぱりすっきり。

美術館2つ、シャトー1つ、なかなか行けなかった所です。

最初の郡山は違いますが、他は切符があるので、どこに行こうと頭をひねりました。

目的地在りきではなく、切符在りき・・・・、こんな旅も新鮮で面白い。

最初は嫌々だった夫が、すっかりハマり、来年も実行するそうです。

      

       駅の近くにいた寂しそうな河童と一緒に

 

 

 

 

 

 

 

コメント (13)
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