気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

2月の舞台

2016-03-03 15:22:57 | 芝居

記録なので適当にスルーして下さいね。

 

 2月の舞台です。

1月が多かったので、この月は1本だけ。

 

2月6日 作・演出 倉本聰 「屋根」 新国立劇場

      あの「北の国から」を書いた、倉本聰が主宰する富良野塾の2016年冬公演。

      東京を始め全国各地を巡回する。

            

 

      私は富良野塾の公演を見たことが無かったが、月1回の集まりの先生の勧めで観劇する事になった。

      先生はわざわざ北海道の富良野塾に電話し、一部の生徒3人と先生の分、計4枚のチケットを取って下さった。

      なんと一番前のど真ん中の席!!

      目の悪い私にも はっきり表情が読み取れ、微細な表情の変化や動きを追いかける事ができ、

      味わい深い舞台となった。

 

      朝日新聞の「天声人語」 に取り上げられたので、一部抜粋してみた

         流れる時は大正から平成をまたぐ。北海道の開拓小屋で結ばれ、9人の子をなした夫婦が懸命に生きる。

         息子2人は戦死、1人は徴兵にあらがって自殺する。

         ようやく戦争が終わると、豊かさや便利さをを際限なく求める時代が来た。

         捨てては買い、買っては捨てる。周囲が消費に浮かれる中、捨てられるものを慈しむように夫婦は古着を裂いて縄をないはじめる。

 

      北海道の不便な開拓村は息子の手で農地の拡大、機械化を果たしていたが、それは全て借金によるもの。

      多額の借金で首が回らなくなった家族は夜逃げを図る・・・・

 

       さすがに倉本聰が手掛けた芝居!!

       誠実に手堅く真面目に暮らしていた夫婦が、時代の波に飲み込まれていく様子が、ヒシヒシと胸に迫る。

       失われた自然、誠実に生きる事を失った人間達。

       この夫婦を芯に据え、大正、昭和、平成という時代を映し出す芝居だった。

       時には笑いを交えながら・・・・

       出演俳優は知らない方ばかりだったが、見事な熱演に大きな拍手を送った。

       もちろん、スタンディングオベーション♪

       良い芝居を紹介して下さっ建先生に感謝です。

 

2月7日 東京都交響楽団 「プレミアムコンサート」

               

       プレミアムコンサートとは多摩および島しょ地域においてオーケストラやアンサンブル公演を実施し、音楽に触れあうイベント。

       全て無料で音楽を楽しむ事ができる。

       今回初めて応募、チケットが当選した。ラッキ~~ 

       演目はチャイコフスキーの作品。

       友人を 気分転換になればとお誘いした

       心がウキウキするような演目ばかりで、音楽に疎い私も充分に楽しんだ。

       さすがに音楽好きの友人は注目する所が違い、一緒に行く事ができよかった

 

2月15日   シネマ歌舞伎 「棒しばり」 「喜撰」・・・・・シネマ歌舞伎は見に行ってもブログに載せていないが、これは大別格。

              坂東三津五郎と中村勘三郎の名優二人が演じる 「棒しばり」 は もう可笑しくて♪

 

              家来たちが、主人の留守酒を飲まぬように、一人には棒を縛り付け、もう一人は腕を縛ってしまう。。

              けれど二人は、あの手この手で、楽しく酒を飲んでしまうという話。

 

              去年の8月に二人の息子勘九郎と、巳之助が演じたが、熱演だが、まだまだ親たちには及ばない。

              勘三郎と三津五郎の軽みと人物描写が最高。

              もう二度とこの二人の演技を見られないと思うと悔しいです

コメント (8)
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