気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

浅草・田中一光・蝋梅・お肉・下谷万年町物語

2012-02-06 12:56:12 | 芝居

今日もブログ記事満載になりそうで、ごめんなさい。

最初から謝っておきます。いつもながら適当にスルーしてね。

 

浅草    1日家でヒマしていたら友人から連絡が・・・

       場所は浅草。 京都西陣の帯の職人さんの話が聞けるので2日に出かけましょうと。

       技術的な事が聞けるかと思ったけれどイマイチな内容。

       最後はお定まりの販売会になり、いろいろ高価な帯を薦められそうになったけど、

       友人が上手に、「次の予定があるので」とさっさと切り上げてくれ、助かりました。

       私は、この手の販売会に出くわしたことがないので、良い経験に。

       これで危ない臭いをかぎ分ける事ができるようになり、危険には近づかないようにするわ

       それにしてもリーマンショック後の西陣の不況は大変で、織り元さんは必死ですね。

           

雷門交差点から見た街の賑わい。

 

ランチは雷門横の すき焼きで有名な「ちんや」の地下で。

ここが美味しいといろいろな方から聞いていたが行っても休みだったりで、入ったことがなかった。

友人はハンバーク、私はロールビーフ1300円。

とろけるようなお肉でした

 

田中一光

友人は忙しいので別れ、私は銀座のグラフィックギャラリーへ。

田中一光の没後10周年のポスター展に。

この展覧会だけで銀座に来るのは大変だけど、浅草の帰りなら気楽に行けます。

  

            

           (グラフィックギャラリーのホームページより)

世界的に有名なグラフィックデザイナーでした。

色使いが美しく、モダンのように見えて、情緒があります。

日本髪の女性の目もlとが何とも愛らしい。

詳しくは、グラフィックギャラリーのホームページをどうぞ。

 

蝋梅

5日、久しぶりに夫と自転車に乗って、府中郷土の森へ蝋梅見物。

蝋梅の小道です。

  

普通の梅はまだ冬仕様

                                    

                  でも蕾がはち切れそうな梅もあります。

府中郷土の森で、一番最初に花が咲くしだれ梅は、3輪ひそやかに咲いていました。

春はもうすぐです。

 

お肉   

 

信用組合の「くじ付き定期預金」でお肉が当たりました!!

こんなラッキーなことがあるのですね。霜降り肉と赤身で450グラム。

子供たちが用事があって来られないので、日曜日夜、すき焼きで食べ始めた。

おいしいわ~

でも二人で450グラムはきついわ~と思っていたら、

娘から「ちょっと寄るね~」と連絡が。

美味しいお肉を食べて娘もご機嫌でした

でも、電話があと10分遅かったら、肉はなかったわ。

私達が無理しておなかに詰め込んでいたことでしょう。

娘もラッキーでした。

 

下谷万年町物語  1月24日  適当にスルーでね

「下谷万年町物語」 シアターコクーンにて   作・唐十郎  演出・蜷川幸雄

             出演・宮沢りえ、藤原竜也、西島隆弘、六平直政

 このお芝居は見ようか見まいかずっと迷っていた。

 でも唐十郎と蜷川幸雄の組み合わせの魅力には勝てなかった。

 二人の相乗効果でどうなるか見当がつかない芝居。凶と出るか吉と出るか・・・・・

 (あとで気が付いたが、この芝居は1981年、このコンビで上演していた。

  このころは子育てもろもろで、全く芝居を見ていなかった)

 

唐十郎は昔小劇場の活発な時代、」劇団状況劇場を率いて、演劇界に衝撃を与えていた。

この時見たのが「腰巻お仙」と「ジョン・シルバー」、

たった2本しか見ていないのだけれど、この時の衝撃を今でも鮮やかに思い出す。

はっきり言って、ストーリーはほとんどわからない。

けれど場面場面の状況は少しわかる。

女性の出演者はただ一人・・・李礼仙

折れそうな体に、パタパタ音を立てそうに密なつけまつげ。

大きく真っ赤な口から吐き出すハスキーな声。

天使、魔女、少女、絶世の美女、疲れた女、優しくも怖ろしげにも見えた。

鍛えられた肉体をさらす男たち。うごめく集団。

何から何まで新鮮で、ビニールシートに座って、最前列で見て

地の底から湧いて出るようなエネルギーに圧倒されていた。

李礼仙の美しかった事!!

 

と言う思い入れのある唐十郎の芝居だが、蜷川演出は非常にスマートだった。

ストーリーも唐十郎作にしてはわかりやすく整理されているし、

主人公の宮沢りえが立ち姿もセリフも非常に美しく、幻想的な雰囲気を良く出していた。

(宮沢りえの不自然な高い声が好きではなかったが、この舞台では発声を変えたのか、

非常に聞き取りやすい舞台の声になっていた。素晴しい女優さん!)

藤原竜也は、底辺の生活の中で、演出家になりたいと渇望しつつ、

最後は死ぬのだが、この時の死に顔が何とも美しい。

生と死の対比と言うか、ひたむきに生きる姿を見ていたので、その死が何とも

痛ましくはかなく哀れに見える。

ラストシーン、池の中から手を差し伸べる宮沢りえの姿は美し過ぎて、目に焼き付いて離れない。

途中、少し不満もあったが、最後の場面で全て帳消しとなった。

猥雑なエネルギーを持つ街で生きる男娼たちと、

その中で夢を失わない踊り子、演出家、そしてこの町で起こる出来事を冷静に見つめる中学生。

この中学生を演じる、西島隆弘も良かった。

3時間の長い芝居、最初はとっつきにくかったが、後半素晴らしかった

 

ストーリーは省略です。敗戦直後の日本、男娼が力強く生きる下谷万年町。

女優を夢見るレビュー小屋の踊り子と、演出家を夢見る男の物語。

舞台手前に大がかりな浅草瓢箪池を作り、本物の水が張られ、

俳優さんが池から登場したり沈んだりします。

 

 

   

 

コメント (10)
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