分類:地
場所 : いわき市鹿島町走熊高寺山 17日の高照観世音祭典に備えての清掃 連日35度前後の高温が続く中で、昨日(5日)は、高寺山の道普請が行われました。 今月17日に行われる「高照観世音祭典」に合わせての一環で、毎年8月の第1日曜日に走熊の旧の人たちが、この作業は行われるようになっています。
《午前8時、高寺山上り口に集合。今日も暑くなりそう》
高寺観音は、磐城三十三所観世音巡りでは最も難所で、入口から観音堂までの約1㎞をゆっくり上って20分ほど時間が掛かるところにあります。 その道程の両サイドに覆い被さっている竹笹や雑木の枝を切り払っていく作業です。
《観音堂へ通ずる道》 《観音堂へ到着、先ずは一息入れる》
観音堂を祀る高寺山は、海抜126mで鹿島町では最も高い山です。 17日の祭典日には区長・区長代理・寺世話人などが、小名浜住吉にある遍照院の僧侶に伴い、祭壇や供物、それに獅子頭を持って登って行き、僧侶の読経によって厳格かつ静粛な儀式が執り行われます。 この祭典は昭和40年代まで、青年団が本堂の前で 「獅子舞」 を奉納し、山の上り下りには鉦(かね)・太鼓を鳴らしながら歩いたものですが残念ながら現在では行われていません。ただ役員が獅子頭を持って行くというのは、その名残です。 《磐城三十三所観音霊場高照観音堂》
帰り道は、狭い道に積もった枯れ落ち葉を除去して、唐鍬で整地しながら降りてきて 「高寺山の道普請」 は無事終了しました。