分類:観 鹿島町を見て歩こう(69)
いわき市鹿島町走熊字坪下3 ☎ 0246-29ー2051
福島さくら農業協同組合 鹿島支店 鹿島村農業協同組合は、昭和22年11月公布の農業協同組合法により、昭和23年4月9日付の設立になるが、その母体となった団体は、村議会と有限責任鹿島信用購買組合でした。 購買組合に至っては明治24年までさかのぼり、日清戦争に於ける当時の資本主義経済の発展に伴う、中商工業者及び対農業政策として組合組織を奨めてきました。 「村農会」 とは各町村の役場管轄下の団体で、主として役場の勧業に統括されていた組織です。 《福島さくら農業協同組合鹿島支店》
しかし、現在の農協とは程遠いものがあり、その後、幾多の変遷を経て昭和年代に入り、時代の進展に伴い内容も充実し全農家が加入出費の組合に成長し、農家経済を支えるまでに進展しました。 戦後の食糧事情逼迫の中で政府米の集荷など、その他肥料を始め農業生産資材の確保に寄与した農協の役割は大きく、地域農家経済を支えて発展してきましたが社会経済の変化と地域の発展に対応して、昭和39年6月1日を以って、鹿島・小名浜・江名・玉川の4農協が合併して磐城農業協同組合を設立。 《旧・鹿島街道で右カーブになっているが、正面に見えるのが農協鹿島支店》
その後に於いても、地域の急速な発展と社会経済の変化に対応し、昭和54年10月30日には磐城・常磐・渡辺・泉の4農協が合併予備契約の調印をして、昭和55年3月1日に、いわき中部農業協同組合の設立となりました。
現在ではタイトルにあるように 『いわき市さくら農業協同組合鹿島支店』 となって、その位置付けとしては、本店の下に置かれた鹿島・小名浜・玉川・泉・渡辺・常磐の6支店の一つということになります。