アジアと小松

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小松基地問題研究会

アメシロ対策には石けん水噴霧

2011年09月01日 | 自然
アメシロ対策には石けん水

 私が住む地区の街路樹にアメリカシロヒトリが大量発生している。昨年も、9月上旬に大量発生しており、今年はどうかと注目していたが、8月下旬から昨年以上だ。

 住宅地での薬剤散布は、窓を開けている家もあれば、洗濯物を干している家もあり、歓迎できない。最も重要なことは薬剤散布・食物連鎖による生物環境破壊が起きることだ。アメリカシロヒトリを観察していると、スズメが食べているし、クモが補食している。アメシロの死骸はアリが巣穴に運んでいる。

 薬剤散布によって、防除薬剤(スミチオン、トアロー、マトリックフロアブル、トレボン、オルトラン、ジェイエース、デミリン、ノーモルトなど)をスズメ、クモ、アリが食べることになる。これはいただけない。

 インターネットで調べると、「アメリカシロヒトリ対策ですが、石鹸水が有効ですよ。ほとんどの昆虫は石鹸水で窒息死します。バケツにぬるま湯を張って、泡が立つくらいまで粉石けん(あるいは洗顔石けんでもOK)を溶かし、霧吹き(風呂場を洗う洗剤の容器などが最適)で掛けると簡単に死にます。高い枝でしたらじょうろがあるといいです。薄い石鹸水ですので樹にはほとんど影響がないですが、弱い樹だったら少し経ってから水で洗い流すといいかもしれません。」と書かれており、実際にアメリカシロヒトリに噴霧してみると、5~6分で死んでしまう。

 インターネットによれば、金沢市当局は「巣網を発見次第枝を切り落とす」そうだが、実際は通報があれば、業者に連絡して薬剤を散布しているようだ。これでは、通報を躊躇してしまう。

 市民にとって初期の巣網発見はかなり難しい。今年は、早い時期から観察していたのだが、街路樹の一部がスカスカになり(写真)、3㎝ほどの幼虫が周辺の壁などをはい上がるまで気付かなかった。ここまで来ると、巣網のある枝を切り落として、一網打尽にするのは遅すぎるようで、来年のために、一匹でも少なくするために、一匹一匹捕まえて処分するしかないのだろうか。

 ただし、アメリカシロヒトリは果樹園にとっては重大問題だが、街路樹に蔓延しても、見た目が悪くなる程度で、人間には害がないといわれている。そんなにうるさくいう必要もないだろう。

                   
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