It’s automatic

今でもマニュアル車に乗る人は9.5％　乗る理由はアツかった！(←リンク先は瞬刊！リサーチNEWS)　

なんかこう、定期的に話題になるよねこういうの。
まあそもそもは黙って好きなの乗ればいい、という結論しかないわけでね。ただし好きなのと言っても、好きな車がある人、車の運転自体を楽しいと思える人の絶対数が限られる以上、わざわざガチャガチャギアチェンジしたくない、楽をしたい、というのは実際正論。ぬたりも「免許は持ってるけどMT乗れない」という人に対しては「それで困ってないんだから別に良いんじゃない」といつも答えている。
MT乗りは余計な操作が必要だから運転上手、みたいな誤解もあるけど、断じて違う。ギアチェンジなんて車の運転に必要とされる技術のひとつでしかない。ギアチェンジが上手いからと言って運転が上手いとは限らない。例えば同乗者の酔いにはハンドリングやアクセルワークの方がよほど影響するから、逆に言えばシフトワークで誤魔化せない分、AT車の方がよほど繊細な感覚が要求される(特にアクセルワーク)。本当に良い走りをするためにはATにはATの難しさがあるのよ。

この記事をネタにしたのはマイミクのシャオさんの方が先で、シャオさんの愛車もMT。ぬたりも愛車はMTなわけだが、多分シャオさんも記事の表題にあるような「熱い」感覚はないと思う。少なくともぬたりにはない。
あるのは単なるおもちゃ感覚だ。運転するときにガチャガチャとシフトをいじるのはなんか楽しいよね、ってそれだけ。車を操っている「感じ」になるのは事実だが、現代のシンクロ機構がバッチリ効いたMTには操るもクソもない。クラッチ切ってシフトレバーを突っ込めばまずギアは入る。昔の様にシフトダウンの時にダブルアクセルを、なんてテクニカルなことはほとんど要らない。MT車とて、裏ではコンピューターと機械が勝手にこちらが楽なように操作してくれているんである。MTとATの違いなんて、程度の問題でしかないよ。
ぬたりが免許を取った20年前だと少し話も違って、MTの方が安かったしカタログ燃費も良かった。けれども技術革新はATを進化させて、今やATの方が総じて燃費が良い。大量生産が効く分、今や作ろうと思えばATの方が値段を安く設定できるようにすらなっている。時代はそんな感じに移り変わっているんですよ。


さて、ここからはぬたり個人の話になる。ぬたりが今の愛車ミニコンちゃんを買ったのは、ブログでもネタにしたが、当時の彼女さんと別れたからである。仮の話だが、彼女さんと別れなくて、お金が有り余っていて、彼女さんが「乗って良いよ」と言われたらこの車を買っただろうか？
答えは否である。
そもそもMT車自体が断然否である。理由は至極単純である。

MT車では、運転中に助手席の女の子の手が握れないじゃないの！！

ちなみに外車はほとんどがハンドル左側に方向指示器レバーがあり、同じ理由で右ハンドルの外車も却下な。
男性諸氏は上記赤字を良く含んだ上で、車を選んで貰いたい所存。