フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

Go Further

2013年07月21日 17時35分54秒 | 日記
外車を買うという事は、その国の文化を買うという事。これはぬたりの持論である。
自動車、と一口に言っても、国によって求められる車というのは微妙に違うもので、たとえば日本車に限って言えば「壊れない」というのは日本のユーザーがそれを多く求めている証拠でもある。それに引きずられて車というのはその国その国の個性というのが多かれ少なかれ出る。
その個性が他の国でも通用するかといえば、これはケースバイケースではあるものの、そういった点を理解して、それでも外車を買う、という行為はやはり他国の文化を買うという事とイコールなのではないか、という考えである。

フォードという自動車メーカーがある。
アメリカのメーカー、というのは多くの人の認識だろうし、実際その通りではあるんだが、実は一絡げにフォードはアメ車、とも言えない事情もある。
かなり古くから、フォードはヨーロッパ部門を持っており、このヨーロッパ部門、かなり独自の車作りをしている。誤解を招くおそれがある言い方で言えば、フォードの車の中には、設計も生産もアメリカ人がタッチしてない車というのも存在していたりするんである。
現在フォードの日本法人が正規輸入販売している車種は4車種(フォーカス、マスタング、クーガ、エクスプローラー)なのだが、うち2車種はこのヨーロッパ製なんである(フォーカス、クーガ)。実はアメ車じゃないのだ。
アメ車は大きく燃費悪い、という印象は日本人の多くが持っている。まあこれは前述の「文化」というやつで、実際フォードでもエクスプローラーあたりの燃費はお世辞にも良くない。ただ、その印象に引きずられ過ぎると、ヨーロッパフォードまで悪く見えてしまうので要注意。実際、フォーカスやクーガは燃費は案外頑張っていますよ。
少し前にアメリカ自動車産業の危機が報じられた際には、アメリカビッグ3(GM、フォード、クライスラー)が一絡げに報道されてましたが、実はあの時にフォードは不振ではあったけれども、破産だなんだというところまではいっていなかった。もちろん、そんな細かいことは、知らない&知る気もない&知ってても長くなるからやらないマスコミは言ってなかったけどもな。
ちょっと本業が不振になるとさっさとレースから撤退する日本企業と違い、ヨーロッパフォードはWRCを長く長く続けている。20年くらい前からWRCワークス参戦を継続しているメーカーはフォードしかないというのは事実である。日本では地味ではあってもやることやってるメーカーなのよ。
ということで、ヨーロッパ車もアメ車も同時に体験できるメーカーとして、今日のネタはフォードを扱ってみた。車購入を考えておられる方は、ためしにディーラーを訪れてみると良い。日本では割と地味目ではあるけど、今まで眼中になかったならば、ことによったら新しいカーライフが見えてくるかもしれませんよ。


・・・なお、妙にフォードよいしょちっくなのは、先日某ショッピングモールの展示会でアンケート書いたら、今週末のイオン高崎での展示会の案内ハガキをもらって、案内状持って行ったらなんか妙にお得意様ちっくな扱いで、一般の方は触れない新型クーガ触り放題だったり、あらんかぎりの粗品を詰め合わせて渡されたり(と言ってもボックスティッシュ、ステッカー、キーホルダーの3つ)、と、結構な接待漬けにあったこととはきっと関係がない。



でも、クーガかっこいいなあ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする