フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

伏線を張るのは面白い文章を書くには欠かせない事

2012年07月22日 19時02分33秒 | 日記
「水曜どうでしょう」における「シェフ大泉」の面白さは、大泉さんの真面目さと、決してまずくしようとは思っていないところにあると思う。
テレビ的にはわざとまずく作るのは、まあ笑いを取るための当たり前の手法ではあるけれども、そういったことはシェフ大泉では行われない。大泉さんは常に真面目に料理を作っている。
ただし、火力が弱かったりありあわせの素材しかなかったりで、どうしてもミスはしてしまうわけで、そのミスが小さなことでも結果料理が台無しになってしまうことになるわけでね。パスタとソース絡める時にオリーブオイル振るのを忘れるという小さなことでも、結果ビーフンみたいにパサパサになっちゃって喉に入っていかないようになったり、うれしーが「辛いのが良い」というので唐辛子を入れたら、つい入れ過ぎて激辛にしちゃったりね。唐辛子関係の失敗は「夏野菜スペシャル」でもやってますけどね。
そのあたりの面白さと言うのは、やはり行き当たりばったりでカメラを回すどうでしょうならではの面白さと言える。その面白さを存分に引き出したのが「夏野菜スペシャル」で、上記の事情にあわせて「テレビとして「ええ? 調理法でこんなにおいしくなるんですか!?」という驚きを見せたい」という大泉さんの気持ちもプラスされることにより、もうホントどこから笑っていいのかわからないくらいの名企画になった訳なんだけども。
そんな具合で今年も夏野菜が実る頃になりましたね。良いですよね夏野菜って。何処か瑞々しい雰囲気があって。トマトとかきゅうりなんて、下手に調理するより氷水につけるだけでごちそうになる感じ。


そしてぬたり宅にはそれはそれは立派な茄子が沢山あるわけだ(はい、前置きが終わっていよいよ本題ですよ)。
秋茄子は嫁に食わすな、なんてことを申しますが(夏野菜だって言ってんだろ)、ぬたりの母親が茄子があまり好きでないもので、実家においては茄子と言うのはそれほど食卓に上ることはない(たまには上る)ので、そんなに茄子と言うものをスーパーで手に取ることもないし、料理のレパートリーにもないぬたりなのだが、これは職場でおすそ分けにもらったもの。
貰った時は、どーすっかこれ? と思っていたら、買っておいたおかずのクッキングのテキストに「なすの田舎煮」があり、調理法も実に簡単だったのでこれを作ることにした。材料もシンプルで、ぬたりんちに無いものは赤唐辛子のみ。とりあえずこれに挑戦してみることにして、早速スーパーに赤唐辛子を買いに行く。
赤唐辛子が比較的大きなパックしかない。
ふと脇を見ると青唐辛子の小さなパックがあった。ま、元はおんなじもんだしこれでいいや、と青唐辛子を手に取る。パッケージには「ゲキカラ」とかシール張ってありますわね(伏線)。
家に帰って調理を開始。茄子の下ごしらえをしつつ唐辛子を袋から出す。えっと、レシピによると赤唐辛子は一本か。うーん、でも赤に比べるとこれ小さかったよなあ。実際小さいし、茄子500gには一本では見合わなそうだよなあ。複数本いっとくか(伏線そのに)
鍋で炒めて鍋で煮て、なすの田舎煮の完成です。


うん、悪くない感じ。こういう素朴な料理は将来の料理の幅を広げてくれますわね。おかずのクッキングのテキストはやっぱり良いなあ。なんだかんだで最近毎号買ってるから、なんなら定期購読しちゃおうかしら。
ご飯とお味噌汁をよそって、それでは茄子をいただきまーす。もぐもぐ…。



辛ぇ!!!(伏線回収)
コメント (4)
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