以前こんなことを書いた。ぬたりは一度、国道252号線の六十里越を走ってみたい、と。
で、これ書いた時には冬季閉鎖だったし、その後も災害復旧という事で、わずか1キロ程度の距離が全面通行止めになっており、しばらく通り抜けは不可能であった。ちなみに気楽に回れる迂回路はない。
ところが調べてみると、今年の夏から規制はあれども通り抜けは出来るようになっていた。幸いにして近くに行ってみたい場所もあり、行く機会を常にうかがっていたところ、三連休中の仕事の代休を水曜日に取るべし、との上司のお達しがあり(他の日は休めないの)、ぬたりは水曜日の午前3時半愛車と共に北の空へ向かったわけである。
・・・まあ、どうせ今回も誰もついてこれないようなマニアックなとこばかり回るんだろ、と皆様お思いのことと思いますが、その通りです。
さて、車は六十里越を走った訳だが、結論から言えば、実際に規制の対象となるのは50メートルがトコ。それ以外は特になんてことなく走れましたね。
まあ、その50メートルは路盤がまるまるなかったけれどもな。山側削ってなんとか1車線分の道を確保してる状況。頑張って工事していたけれども、あと2か月もすればまた冬季閉鎖なんですよね…。
で、ぬたりを良く知る人はぬたりがここ行ったなら当然寄るだろうなあ、という場所があるわけでね。
当然寄ります、秘境駅の田子倉駅。
にしてもまあ、とにかくこの駅は寒々しい。
入るとこんなん。
下に線路が見えるね。
下りるとこんなん。
なんとも中途半端な駅で、近くに人家や自動販売機類は皆無で、近くに観光スポットがあるわけじゃない。駅からの眺望もよくない。せいぜい車の免許持ってない登山者が利用する可能性があるくらいだが、そんなにメジャーな登山ルートが近くにあるわけでもない。ダム工事の関連で駅ができて、そのまんま残っちゃっただけの駅。
現在只見線は新潟福島豪雨の影響で一部分が不通となっており、この田子倉駅でいくら待っていても、列車はこない。一応田子倉駅を含む区間(大白川駅~只見)は10月1日に再開する予定ではあるが、それと同時にこの田子倉駅は廃止されるそうだ。さもありなん。
廃止の反対意見もあるなんて新聞記事もあるが、廃止が撤回されることは100%ありえない。残す理由もないし、残す費用ももったいない。JR東日本には、それよりも優先すべきこともあるし。
このホームに列車が止まることは、もう二度とない。ただし、「昔よく使ったよなあ」と懐かしがる人や廃止により不便を蒙る人は極端に少ない。後者に関しては皆無と言っていい。
田子倉ダムへ立ち寄る。。小休止のつもりで寄っただけでこれと言った目的もなかったが、下流部を眺めたときに不思議なものを見つけた。
この橋、どうなってんの?
どうなってるも何も、近く行っても見たまんまになってるだけなんですけどね。
津波、原発、豪雨と福島はホント大変だよ。
しばらく車を国道252号線沿いに走らせ、やってきました金山町大塩。目的地はここ。
はい、例によって地味なスポット過ぎて説明が要りますね。簡単に言えば湧水な訳だが、なんとここには炭酸水が湧き出している。
説明がめんどくさいので看板そのまま載せましたが。全国的にも井戸水が炭酸水ってのは珍しい。
こんな感じで井戸になっていて自由に汲める。このために空のペットボトルも持参してます。美味しいなら汲んで帰ってウイスキーとか割っちゃお、とか思いながらね。
井戸に付属の蓋無しのやかん(井戸の写真のワイヤーにくくりつけてある)を井戸に降ろし、水を汲む。少しだけペットボトルに移して、まずは一口・・・、
鉄臭ぇ!!!
どうだと言われれば確かに炭酸水で、口の中でシュワシュワは感じられた。が、とにかく鉄臭い水でぬたりには飲めたもんじゃなかった。楽しみにしてたんだけどなあ。
なお、ぬたりの帰りしなに近くの温泉旅館のマイクロバスが乗り付け、中から大勢の観光客がペットボトル片手に降りてきたのだが。彼らは満足できたのかしら?
車は昭和村へ。中向という集落の春日神社にやってきました。
結構立派。
ここはまあ、「にっぽん縦断 こころ旅」で取り上げられた場所でね。
こういう眺めは万人がほっこりしますな。
続いて柳津町の柳津西山地熱発電所へ。前回は豪雨の影響でPR館が休館していたが、今回はちゃんとやってた。ようやく1年弱来の念願のPR館を見ることができました!
・・・実際見ちゃうと、そんなに、ねえ。地熱発電のメカニズムはあさりよしとおの「まんがサイエンス」で知ってたしね。
代休とは言え平日休みで遊んでいるので、柳津温泉まで足を延ばし、名物「あわまんじゅう」を職場用に購入。ご機嫌伺いの準備はOK。国道49号線にて新潟方面へ。それまでの県道を離れ、快走できるフタケタ国道にてミニコンをご機嫌に流す・・・と事が運ばないのがぬたりの宿命。断続的に工事していて、流れはすこぶる悪い。
天下のフタケタ国道をなんと心得るかと思いつつ、新潟県阿賀町に到着。まあ、ここも「にっぽん縦断 こころ旅」で扱われたとこなんだけど。
なんともかわいい山(赤崎山)ですな。
しかし、旅行に行くには予習をしないとダメだね。この写真を撮った場所のすぐ近くに比較的大きな工場があったんだけど、なんかうら寂れてて「何これ?」と思っていたんだけれども、まさかここが新潟水俣病(第二水俣病)の発生地だったとは。調べていけば、もう少し見方が変わったかと思うが。
車は栃尾市へ。また油揚げかと思われると思うし、実際いつものお店で購入したわけだが、今回は他に目的がある。旅の安全とぬたりのこれからを道祖神にお願いしようかと思っただけだ。この地区の道祖神は1年に1回、8月下旬に作られ、しかも材料は土のため、早めにいかないと形が分からない可能性があるのね。ちゃんと今行く理由があるのだ。
場所は長岡市上樫出(旧栃尾市)の音子神社。その前に道祖神はちゃんとそのお姿をとどめていた。雨の中ではあったが、ぬたりは人生の今後が幸多かれと、一生懸命拝ませていただいた。
ただまあ、こんな風体をした道祖神にお前は何を一生懸命お願いしたのだと言われると、微妙に答えに窮するわけではあるのだが。
この道祖神様、名前を「チョンボ地蔵」と申しましてね。「チョンボ」とは、この地方の方言で、まあ、道祖神様の一番目立つアレのこと。デカけりゃいいってもんじゃないにせよ、ちゃんとした子授けの神様である。まあ、同じ栃尾には「ほだれ祭」という、その年の新妻が巨大なアレにまたがるという、もうホント素晴らしいお祭りもありますのでね。土地柄かもしれないですね。いやいや、「まあごりっぱ」な姿に、感動が止まらない。これほどまでにありがたい道祖神を、ぬたりは今まで拝んだことがないぜ(殴)
で、このチョンボ地蔵がある神社。「音子神社」と書きますが、何て読むか最初分からなかった。「おとこ神社」か「ネコ神社」かしら? だとしたらどちらも意味深な名前だなオイ、と思っていましたが、「おんご神社」が正しいそうです。
正面
サイドショット
バックショット
至近距離
ロング
色んな角度からチョンボ地蔵を。ホントまあごりっぱ。
という事で今回の話はここで〆。結論はチョンボ地蔵様万歳!ということで(おい)
で、これ書いた時には冬季閉鎖だったし、その後も災害復旧という事で、わずか1キロ程度の距離が全面通行止めになっており、しばらく通り抜けは不可能であった。ちなみに気楽に回れる迂回路はない。
ところが調べてみると、今年の夏から規制はあれども通り抜けは出来るようになっていた。幸いにして近くに行ってみたい場所もあり、行く機会を常にうかがっていたところ、三連休中の仕事の代休を水曜日に取るべし、との上司のお達しがあり(他の日は休めないの)、ぬたりは水曜日の午前3時半愛車と共に北の空へ向かったわけである。
・・・まあ、どうせ今回も誰もついてこれないようなマニアックなとこばかり回るんだろ、と皆様お思いのことと思いますが、その通りです。
さて、車は六十里越を走った訳だが、結論から言えば、実際に規制の対象となるのは50メートルがトコ。それ以外は特になんてことなく走れましたね。
まあ、その50メートルは路盤がまるまるなかったけれどもな。山側削ってなんとか1車線分の道を確保してる状況。頑張って工事していたけれども、あと2か月もすればまた冬季閉鎖なんですよね…。
で、ぬたりを良く知る人はぬたりがここ行ったなら当然寄るだろうなあ、という場所があるわけでね。
当然寄ります、秘境駅の田子倉駅。
にしてもまあ、とにかくこの駅は寒々しい。
入るとこんなん。
下に線路が見えるね。
下りるとこんなん。
なんとも中途半端な駅で、近くに人家や自動販売機類は皆無で、近くに観光スポットがあるわけじゃない。駅からの眺望もよくない。せいぜい車の免許持ってない登山者が利用する可能性があるくらいだが、そんなにメジャーな登山ルートが近くにあるわけでもない。ダム工事の関連で駅ができて、そのまんま残っちゃっただけの駅。
現在只見線は新潟福島豪雨の影響で一部分が不通となっており、この田子倉駅でいくら待っていても、列車はこない。一応田子倉駅を含む区間(大白川駅~只見)は10月1日に再開する予定ではあるが、それと同時にこの田子倉駅は廃止されるそうだ。さもありなん。
廃止の反対意見もあるなんて新聞記事もあるが、廃止が撤回されることは100%ありえない。残す理由もないし、残す費用ももったいない。JR東日本には、それよりも優先すべきこともあるし。
このホームに列車が止まることは、もう二度とない。ただし、「昔よく使ったよなあ」と懐かしがる人や廃止により不便を蒙る人は極端に少ない。後者に関しては皆無と言っていい。
田子倉ダムへ立ち寄る。。小休止のつもりで寄っただけでこれと言った目的もなかったが、下流部を眺めたときに不思議なものを見つけた。
この橋、どうなってんの?
どうなってるも何も、近く行っても見たまんまになってるだけなんですけどね。
津波、原発、豪雨と福島はホント大変だよ。
しばらく車を国道252号線沿いに走らせ、やってきました金山町大塩。目的地はここ。
はい、例によって地味なスポット過ぎて説明が要りますね。簡単に言えば湧水な訳だが、なんとここには炭酸水が湧き出している。
説明がめんどくさいので看板そのまま載せましたが。全国的にも井戸水が炭酸水ってのは珍しい。
こんな感じで井戸になっていて自由に汲める。このために空のペットボトルも持参してます。美味しいなら汲んで帰ってウイスキーとか割っちゃお、とか思いながらね。
井戸に付属の蓋無しのやかん(井戸の写真のワイヤーにくくりつけてある)を井戸に降ろし、水を汲む。少しだけペットボトルに移して、まずは一口・・・、
鉄臭ぇ!!!
どうだと言われれば確かに炭酸水で、口の中でシュワシュワは感じられた。が、とにかく鉄臭い水でぬたりには飲めたもんじゃなかった。楽しみにしてたんだけどなあ。
なお、ぬたりの帰りしなに近くの温泉旅館のマイクロバスが乗り付け、中から大勢の観光客がペットボトル片手に降りてきたのだが。彼らは満足できたのかしら?
車は昭和村へ。中向という集落の春日神社にやってきました。
結構立派。
ここはまあ、「にっぽん縦断 こころ旅」で取り上げられた場所でね。
こういう眺めは万人がほっこりしますな。
続いて柳津町の柳津西山地熱発電所へ。前回は豪雨の影響でPR館が休館していたが、今回はちゃんとやってた。ようやく1年弱来の念願のPR館を見ることができました!
・・・実際見ちゃうと、そんなに、ねえ。地熱発電のメカニズムはあさりよしとおの「まんがサイエンス」で知ってたしね。
代休とは言え平日休みで遊んでいるので、柳津温泉まで足を延ばし、名物「あわまんじゅう」を職場用に購入。ご機嫌伺いの準備はOK。国道49号線にて新潟方面へ。それまでの県道を離れ、快走できるフタケタ国道にてミニコンをご機嫌に流す・・・と事が運ばないのがぬたりの宿命。断続的に工事していて、流れはすこぶる悪い。
天下のフタケタ国道をなんと心得るかと思いつつ、新潟県阿賀町に到着。まあ、ここも「にっぽん縦断 こころ旅」で扱われたとこなんだけど。
なんともかわいい山(赤崎山)ですな。
しかし、旅行に行くには予習をしないとダメだね。この写真を撮った場所のすぐ近くに比較的大きな工場があったんだけど、なんかうら寂れてて「何これ?」と思っていたんだけれども、まさかここが新潟水俣病(第二水俣病)の発生地だったとは。調べていけば、もう少し見方が変わったかと思うが。
車は栃尾市へ。また油揚げかと思われると思うし、実際いつものお店で購入したわけだが、今回は他に目的がある。旅の安全とぬたりのこれからを道祖神にお願いしようかと思っただけだ。この地区の道祖神は1年に1回、8月下旬に作られ、しかも材料は土のため、早めにいかないと形が分からない可能性があるのね。ちゃんと今行く理由があるのだ。
場所は長岡市上樫出(旧栃尾市)の音子神社。その前に道祖神はちゃんとそのお姿をとどめていた。雨の中ではあったが、ぬたりは人生の今後が幸多かれと、一生懸命拝ませていただいた。
ただまあ、こんな風体をした道祖神にお前は何を一生懸命お願いしたのだと言われると、微妙に答えに窮するわけではあるのだが。
この道祖神様、名前を「チョンボ地蔵」と申しましてね。「チョンボ」とは、この地方の方言で、まあ、道祖神様の一番目立つアレのこと。デカけりゃいいってもんじゃないにせよ、ちゃんとした子授けの神様である。まあ、同じ栃尾には「ほだれ祭」という、その年の新妻が巨大なアレにまたがるという、もうホント素晴らしいお祭りもありますのでね。土地柄かもしれないですね。いやいや、「まあごりっぱ」な姿に、感動が止まらない。これほどまでにありがたい道祖神を、ぬたりは今まで拝んだことがないぜ(殴)
で、このチョンボ地蔵がある神社。「音子神社」と書きますが、何て読むか最初分からなかった。「おとこ神社」か「ネコ神社」かしら? だとしたらどちらも意味深な名前だなオイ、と思っていましたが、「おんご神社」が正しいそうです。
正面
サイドショット
バックショット
至近距離
ロング
色んな角度からチョンボ地蔵を。ホントまあごりっぱ。
という事で今回の話はここで〆。結論はチョンボ地蔵様万歳!ということで(おい)
さて、悔しいので近場の「祖父江善光寺 極彩色電飾テカテカ戒壇めぐり」にでも逝ってきますかね・・・
それともストレートに田縣神社がええ?
ちなみに最近低調だったIPとPVが復調傾向を示しました。コメントはないけども、みんな気に入ってくれた模様よ(おい)